私の海外経験で後にも先にも一番強烈な国、インド。その魅力(?)を、緩やかな女子4人旅の模様からお伝えしていきます。
前回:インドの何がそんなにすごいのか?衝撃的だったインド旅行③
タージマハルへ行く
さて、今日はタージマハルへ行く日だ。
私たちは家を出て、リクシャーという、バイクタクシーを探す。
大通りにはたくさんの緑色のリクシャーが走っている。
インド人の友達は一台のリクシャーを呼び止め、タージマハルへのトランスポートをお願いしてくれた。
友達とリクシャーのおじちゃんが何か喋っている。だが・・・・・
やたらと長い。
喋り始めて3分経った。話は尽きるどころかドンドンヒートアップする。
どうやら値段の交渉をしているみたいだ。インド人の友達は金持ちだが、それでも値段交渉をするのは普通だという。
また3分経ったところで話がついた。今日一日はこの↑おじちゃんがつきっきりで連れて行ってくれるという。
リクシャーに乗ってみる
早速リクシャーに乗ってみる。私たち4人はギュウギュウで乗る。
走り出した・・・風が気持ちいい・・・・・が・・・・
けっっこう速い!!
そして運転が荒い!こりゃぁ、しっかり掴まっとかんと振り落とされるぞ!!と私たちは車にしがみつく。
リクシャーは大きい道路を抜け、田舎道に出た。ゴツゴツした道をバウンスしながら前に進んで行く。
狭い道でこんなにスピード出して大丈夫かよ、と思っていると、
なんと!
牛ーーーーーーー!!!!
牛だ、牛だ!!!ウ・・・・
ラクダーーーーーー!!!!
ラクダ!ラク、なぜ!?
そしてリクシャーは急に、ピタッと止まった。
おじちゃんは「着いたよ」とのことだ。
どこだよ?ここ?
私たち観光客が来るべきところに思えない・・・・・
という不安を持ちつつ、私たちはついていく。
少し歩くと赤い土壁が見えた。
そしてまた歩く歩く。
例によって私はもう暑くてクラクラしてきた。
フラフラ歩いていると・・・・おっ!急に人の行列が見えた!しかも白人がいる!よかった、観光客だ!
私たちは行列に並ぶ。どうやら本当にタージマハルへの道みたいだ。
行列に並んで15分くらいで入り口に着いた。入り口では料金を払う。
ここインドでは見物料の現地人価格と観光客価格の差が激しく、10倍くらい違う。私たちは500円くらい払った。もちろん、インド人の友達はお金持ちでも50円ほどの見物料で中へ入れる。
そして中に入ると、
わぁああああ、なんか、
カッケーーーー!!!
先ほどまでのインドの下町とは似ても似つかない、美しい緑と茶色の建物が私たちを迎える。
いかにもヒンドゥーチックな装飾が繊細で綺麗だ。綺麗・・
・・だが、 やっぱり暑い。
本来ならもっと浸っていたいが、体調のために、さっさとタージマハルを見て帰りたくなった。
しかし友達は興奮している。写真をパシャパシャ撮っている。そりゃ、そうだよな。綺麗だもん、写真とるよな・・・でも、暑くて死にそうだ。
今日も40度を超えている。私はまだ写真を撮りたそうな友達に「先に進もうか」と促す。
そして歩いて行くと・・・・・・
あった!!!
タージマハーール!!!!
世界史の教科書で見たやつだ。ワーイワーイ、丸ーい(⌒▽⌒)
ハウステンボスにでもありそうなかわいい建物だ。周りには噴水と緑で彩られ、またたくさんの人で賑わっている。
私たちはタージマハルに近づき写真を撮った。1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、、、、、、、、、、、、、、、、
15枚、16枚、17枚、、、、、、、、、、、、、、、
・・・・・・・・・・・・・・・
おい、何枚とる気だ?
これが女子旅の常識。写真は被写体が一緒でもポーズを変えて、撮る!角度を変えて、撮る!!カメラの機能を駆使して、色々撮る!!!
結局私たちはタージマハルを背景に30枚以上の写真を撮った。 30枚の写真を撮るために費やした時間は1時間だった。
公園でヘナとマーケットを楽しむ
1時間も炎天下で写真撮影を楽しんで、フラフラだ。そのおかげでタージマハルでの思い出をめ一杯作ることができた。
さぁ、帰ろう。 帰りに私たちはデリー市内の公園に立ち寄った。どうやら面白いものがあるという。
タトゥー感覚のヘナアート
私たちは公園に座る一人のおばちゃんのところに連れて行かれた。ここで「ヘナ」ができるというのだ。
「ヘナって何?」と聞くと、「ヘナとは、ハーブからできた染めインクのこと。人体に書けば、タトゥーっぽくなる。でも1週間で取れるから安心なんだ」とのこと。
面白そうだから、やってみる。私はおばちゃんに左手を差し出した。おばちゃんは、チョコでメッセージを書く時に使うくるくる巻いた髪にヘナを入れて、チョコメッセージを書くかのように私の腕にヘナで絵を描き出した。
ピチョン。
ヘナが私の腕に付いた。冷たい。
ニュルニュル〜〜〜〜
ヘナが私の手をつたう。
ふ。
ふふ。
ふふふ。
あひゃ〜〜〜ヒャッヒャ!!
くすぐったい〜〜〜〜〜!!!!!!
いかん、笑いが止まらん。くすぐったすぎる。
私は足をジダバタし、右手で友達を掴み、「ヤバイヤバイヤバイ」と泣きながら笑う。大人しい私がここまで騒いだことに友達も驚いていたようだ。
なく子も笑うヘナアート。くすぐったくて、気持ちいからぜひインドに行ったら試してもらいたい。
マーケットに行く
インドのヘナアートを楽しんだ後は、私たちはマーケットに行った。
マーケットには雑貨や衣服がたくさん売られている。インドのデザインはきらびやかなものが多く、なかなか可愛い。
あたりはもうすっかり夜だ。ちなみにインドにも野犬がわんさかいる。狂犬病になったら死ぬので、間違っても踏まないように注意したい。
インドの犬は暑すぎて、ずっとこうやって寝ているからさ。
犬も伸びる暑さ。
さて、マーケットにて私はバングルと、ロングスカートと、短パンを買った。
短パンを買う時、友達も「インド暑いから私も短パン欲しい!一緒のを買う!」と言った。
するとインド人の友達も、「あら、その短パンシンプルでいいわね。私も買おうかな」と言って、結局4人で同じ短パンを買った。
その夜・・・・・・
コンコンコン
ガチャ。目の前にはインド人の友達がいた。
彼女の片手には昼間買った短パンが持ってある。
インド人友達「ねぇこの短パン、なんか変だったんだけど、着てみた?」と言う。
私たちは、「いや、まだ。着てみるね。」と言い、履いてみる。
私「はけた?」
友達「はけない。佳代は?」
私「はけぬ・・・」
はけないのだ、この短パン。
短パンなのに脚の穴が小さく、太ももまで上がらずウエストまで短パンが上がってこない。。。
友達もインド人の友達も同じ状態だった。
けっきょく・・・・・4人で買った短パンは翌日全て返品した。
インドは試着文化ではないので、気になったら一度買って、履いてみて、ダメだったら返すというのが普通だということ。
それにしても、「誰もはけない短パンって・・・・」と思わざるを得なかった。
溜まってくる疲れとストレス
世界遺産のタージマハルが見れて嬉しい。嬉しいのだが、いかんせん本当に暑すぎて体調が思わしくない。
当たり前だが明日も観光だ。今日みたいに炎天下で1時間も写真撮影をされてちゃたまらない。
・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ 次回いよいよケンカ勃発か!?
次回→インドの何がそんなにすごいのか?衝撃的だったインド旅行⑤(前編)
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