こんにちは、Kayoです。私は大学生のとき、インドに10日間旅行に行きました。きっかけはゼミの友達から
「福岡空港からインドの往復航空券が4万円で取れそうだけど、行かない?」
と誘われたことです。
「インドで往復4万円とか、めっちゃ安いやん!でも、インドって何見るの?ガンジス川で沐浴するの?」
というのが最初の印象でした。
別に行きたいと思ったことはなかったけど、思い出せばアメリカ留学中に出会った友達が何人も「これまでの海外で、一番すごかったのは、インド!」と言っていたのを思い出し、一体何がそんなにすごいのか気になったので、友達の誘いに乗ることにしました。
そして今、私はこれまで約20カ国を旅してきましたが、その中で一番すごかったのは、例外なくインドでした。これから数回に渡り、私が見て来た、体験して来たトンデモインドのお話をしていきます。
インドの何がそんなにすごいのか?行ってみたら衝撃的だったよ体験記①
インドに行った季節
まず、私がインドに行ったのは、5月の頭。日本では緑が美しく、天気も最高にすがすがしいそんなとき、インドは灼熱の大地と化している季節。
私をインドに誘った友達は、「まぁ、そこそこ暑いらしいよー」と言っていたので、とりあえず夏服で大丈夫だろうと思っていた。
こーゆーのを先にしっかり見て、想像しておくべきだった。
インドへの準備
ビザと保険が必要
友達からインド旅行に誘われてから、出発まではった1ヶ月しかなかった。当時は旅慣れなんてしていなかったから、HISの人に全てを頼んで旅行の手配をしてもらった。
インドは観光でもビザが必要で、かつ保険に入っていた方がいいとのことだったので、言われるがままに書類を提出し、出発の3日前にビザが到着、保険は1万5千円くらいのに入った。
またスーツケースには普通の海外旅行セットin夏バージョンを持って行った。
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大学生が旅行で学校を休めるか
ここでお気付きの方がいるかもしれませんが、5月というのは、当時の私=大学生にとって「決して休みの時期ではない」とき。
しかも国立大3年生の前期なんて一番忙しい時期(一緒に行く友達は4年生だから、ヒマだったそう)。そんな時期に授業を2週間まるっと欠席することは可能かと考えた。 3年生の時間割イメージ
しかし私は「授業より海外経験が大事」と思い、先生に断りをして行くことにした。先生に正直に「学生の今の間に海外経験をして、勉学に活かしたい」と言ったら、意外にも理解してくれる先生が多く、交換条件付きで休むことを許可された。
交換条件とは例えば「帰国後にインドについてのプレゼンをする」とか、「帰国後の授業で先生の付き人(?)をする」みたいな。そうやって単位を落とすことなく海外に行くことができた。 もし今、学生で海外に行きたいのなら「授業があるから行けない」ではなく、「行きたいなら早めに行くに越したことがないから、どうにかして行けるように」手立てを作ってみよう。
インド旅行の計画
さて、インド旅行の内容について。この時のインド旅行は友達が誘ってくれたもので、私は忙しいという言い訳で全く予定を立てなかった。
と言っても友達のほうもけっこうのんきで、「現地のインド人の友達が色々連れて行ってくれるみたいだからお任せすることにしている」と言っていた。
だから私たちは全く無計画のまま、とりあえずパスポートとビザとお金を持ってインドへ向かった。
インドへのフライト
そんなこんなで「楽しみだねー」とか言っているうちにインドへ行く日になった。その日は最寄りの福岡空港からチャイナエアラインで上海へ行き、そこからデリーへ飛ぶ。上海で5時間くらい乗り継ぎの時間があるので、外に出て遊ぶ計画だ。
上海空港で迷子になる
福岡から3時間ほどで上海に着いた。
ここ上海でも、一緒に行った友達が「上海の現地の友達の友達が迎えに来てくれるから、この到着ロビーで待とう」ということになった。
つまり私にとっては友達の友達の友達が来るということ。到着ロビーに着いて、そこで30分彼を待った。しかしこない、連絡も来ない。仕方ないからさらに待った。
また30分経った。こない。連絡もまだ来ない。
「もしかして迎えに来る人が携帯を忘れたか?」と思った私たちは、ノートに「We’re looking for “Fen(友達の友達の友達の名前)”.」と大きく書いて、空港の真ん中っぽいところでそのノートを掲げて彼を探した。
しかし、それでも彼は来ない。友達は人探しをしている私の姿が面白かったらしく、のんきにカメラで私を撮影している。
「もうダメか・・・迎えに来ないか・・・」と思っていたその時!
「Sorry, I’m late!」と走ってやって来た!
きた!Fen!!よかった!これで上海に出られる!
彼は「渋滞に巻き込まれたから遅くなった、ごめん。でも、電話が通じなかったんだ。」と言った。なぜ電話が通じなかったかはわからない。
でも海外はこの手の不都合がバンバン起きるから、そもそも海外で待ち合わせしてすんなり出会えるとは思わないほうがいいということをこのとき初めて学んだ。
上海を急いで楽しむ
そうやって無事にFenに出会うことができ、私たちは上海の街に向かった。
超高級車しか停まっていない上海空港の駐車場から時速130kmを飛ばして30分、私たちは上海の街に着いた。ここでFenは「僕はちょっと用事があるから、代わりに友達が案内するよ」と言って、今度は若い女の人、Cyanyunnが案内してくれることになった。もう誰の友達がわかんなくなってきた。
私たちは彼女のオススメのお店について行った。入ったのは、「焼き小籠包」で有名なお店。小籠包の焼いたバージョンは肉まんみたいな感じで、でも食べると肉汁ブワワな感じで、食感は美味だった。
でもなんだか味は薄くて油っぽかった。値段は240円くらい。安い。
店から出ると、いきなり右手から車が「ププーーッ!」と言いながら猛スピードで車が通って行った。
そう、ここ上海は、もとい中国は「完璧なる車優先社会」のため、人が引かれても歩行者の責任になる恐ろしい文化だ。とにかく中国に行くときは車に気をつけてほしい。猛スピードで引かれたら旅行どころじゃない。
上海の街をブラブラして思ったのは、小道にはいかにも中国らしい屋台があるけど、大きい道には近代的でおしゃれなビルやファッションモールが並び、女子にウケそうな雰囲気だった。
ショッピングモールといってもブランドショップばかりでなく、プチプラで可愛いお店が並んでおり、ショッピングにぴったりだった。ただ、「上海らしさとは何だったか」と聞かれると答えるのに難しい。
「車が猛スピードで通って行く」のが最大の印象だったということで理解してもらいたい。
上海からデリーへのフライト
上海での2時間半もあっという間に過ぎ、私たちはまた空港へ向かった。空港へは「スーパー新幹線(リニアモーターカー)」に乗って、時速400km超えを体感した。
といっても私たちは車両先頭にある時速のメーター掲示板を見ながら400kmを確認したくらいで、実際に耳がキーンとなることもなかったし、景色も夜で真っ暗でなんだかよく分からなかった。
「今度は昼にスーパー新幹線乗りたいねぇ」と言いながら、私たちは眠りについた。そして終点の上海空港にまた着いた。
さて、次のフライトは上海からデリーへの7時間のフライトだ。チャイナエアラインに乗ると、私たちの席はエコノミーの先頭で足元が広くてラッキーだった。
ただ足元に荷物が置けないし、さすがチャイナエアラインは7時間フライトの機体でも機内エンタテイメントがなかったため、私たちはチャーハンみたいな機内食を食べてすぐ寝ることにした。
このときはまだ明日からのインドを楽しみにしながら、夢見ごこちで眠りについた。
インド体験記①まとめ
例により字数制限のため、つづきは後日です。何となくついて行ったインドは、何の予習もせず、かつまだ海外にそんなに慣れていないとき。そりゃあすんなり行くわけがありません。
上海はまだ秩序立っていましたが、インドは・・・・つづく。
つづき→インドの何がそんなにすごいのか?衝撃的だったインド旅行②
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