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30歳。私が”旅”から”家庭”へライフシフトしたタイミング

こんにちは、Kayoです。来月は第一子の出産予定です。

久しぶりにこのブログを最初から読み返すと、「4年で私の人生は”旅”から”家庭”へ大きく舵を切ったな」というのがよくわかる。

今日は、それに至ったきっかけと、今後の人生の考え方を綴る。

 

30歳。私が”旅”から”家庭”へライフシフトしたタイミング

 

「女性は旅をして自己研鑽しよう」と言っていた

23歳で大学を卒業し就職。25歳で転職、26歳で旅に出て、27歳で今の仕事に。同時期に父が死、28歳で結婚準備、29歳で結婚&妊娠、そして30歳で出産を迎えようとしている。

この7年で状況は目まぐるしく変わったなという印象。「毎年ライフイベントあるんじゃん」。そう、女性の20代・・・いや人生は走馬灯のように過ぎて行くのだ。

 

私は常々「旅をしよう」と言っていた。旅をすると、今まで自分が「常識」だと思っていた事柄が、簡単に覆され、「この方法である必要はない。自分が大事にしているものは何か?」と、本質的な問いを自分に投げられるのだ。

私は一度きりの人生を無駄にしたくなかった。だから「自分で考えて、行動した結果なら、後悔しないだろう」と思い、旅や転職を繰り返して来た。

 

「結婚・出産する前に、したい事は全てしよう」と言っていた

特に女性は家庭を持つと、なかなか自由がきかなくなる事も、わかっていたから、女性のチャレンジを応援して来た。

子どもができると、まず簡単に旅はできない。なぜなら、

・乳幼児は強い変化が嫌い=習慣を形成するから

・海外の衛生状態=乳幼児が感染すると症状が重い

・何より、自分がヘトヘトに=子どもの頃って、旅行楽しくなかったよね^^ぐずるんよね〜

 

もはや「人生常に旅をしている」というツワモノ家族もいるのだけど、「リスクをとって、そこまでしなくていいかな〜」と思う。海外の経験が子どもの刺激になるのも10歳くらいからかな?と考えている。

 

独り身だと想像がつかないが、「子どもを置いて海外旅行に行く」事もなかなかできない。何度かはしたいと思っているが、今みたいに「1年に4回は海外旅行!」という風にはいかないだろう。子どもは寂しがるしね^^

出産・結婚すると自由が全て無くなるわけではないし、そんな生活を送る気は毛頭ないが、それでも独り身に比べるとフットワークは重くなる。転職も、家族に相談する事になる。

だから私は「身軽な20代のうちに、どんどん挑戦しよう」と言っていた。若い頃に挑戦していると、歳をとってからも腰が軽くなるのだ。

 

子作りを始めたタイミング

「なぜ20代なのか?30代ではダメなのか?」そこには”女性のカラダ”が関係する。

”私は32歳までに結婚し、35歳までに出産する”と頑なに決めていた。というのも、35歳を過ぎると、妊娠率がガクッと下がるからだ。

晴れて妊娠できても、流産する事もままある。

 

だから35歳で出産するなら、32歳で結婚、33歳で子作り、34歳で妊娠・・・というのが最低のボーダーラインだったのだ。

もちろん35歳を過ぎて妊娠できない事はない。でもそれは個人差があるし、世の中には20代から不妊治療をしている人がたくさんいる事を、女性には知っておいて欲しい。

不妊治療は数十万から数百万かかるし、何より”どんどん妊娠しにくくなる”という焦りがのしかかってくる。私はそんなプレッシャーに耐えられそうにないから、早めに妊娠をしたかったのだ。

 

コト、日本の性教育では「早期妊娠の予防教育」が盛んに行われている。「社会的に未熟な段階で子どもを持つ大変さ、堕胎が与える女性へのキズ」がどんなものかを、私たちは勉強してきた。これはいい事。

でも、「女性はいつまでも妊娠・出産できるわけじゃない。20代後半頃からは子作りを真剣に考え始めよう」なんて教育は受けていない。

今回私は自分が妊娠して、「流産する確率は意外と高い」こと、「不妊治療をしている人は意外と多い」こと、そして「高齢出産はリスクがこんなに高い」事を初めて知った。

女性の性教育、できれば早い段階・・・成人式の後にでも行ってみてはどうかと考える。

 

結婚に踏み切ったタイミング

「子どもを作りたくても、相手をまずは見つけなきゃでしょ」という主張はその通りだ。誰でもいいから一緒に子作りして、家庭が破綻してしまっては意味がない。一体どういう相手を結婚すればいいのか、ここで私はひとこと言いたい。

 

「白馬に乗った王子様」はいないって事

<出典:https://eiga.com/movie/45628/>

これを聞いて、「何をいまさら・・プッ」と笑った人と、内心疑っている人の2種類に分かれるだろう。断言する、「ベストなパートナー、完璧なパートナーはいない」のだ。

 

人間、いいところがある分、その反対が物足りなくなる。優しい人は優柔不断だったりする。だから完璧な人はいない。

百歩譲って、自分にとって完璧な人がいたとしても、その人と一緒になった女性は「パートナーと共に成長する」という機会を失ってしまう。夫婦は共に高め合っていき、人として成長するのだ。

 

だから、パートナーを選ぶときは「この人と一緒なら、私は長い期間、がんばれるか」を基軸に考えよう。

20代を研究している、「人生は20代で決まる」の著者、メグ・ジェイさんも「30代になると、自分のスタイルが確立しすぎて、パートナーに歩みづらくなる。20代で一緒に成長できる相手を見つけることが何より大事」と語っている。

 

この本は面白く、「女性は特に20代は結婚と出産についてよく考えよう、キャリアは後から積む事ができる。」と、私たちが考える「学校→仕事→結婚」という流れを覆す主張をしていて、面白い。一度読んでみる価値ありだ。

【書評】「人生は20代で決まる」を読んで -メグ・ジェイ著

年齢は待ってくれない。女性が出産までに挑戦する時間は限られている

・大学卒業から30歳まで長くて8年。大学時代から挑戦するべし

私が結婚を職場に伝えた際、「もう少し、(仕事を)楽しんでから結婚すればいいのでは」と上司に言われた。確かに、キャリアをある程度積んで出産した方が、後のステップアップも早いだろう。だが「子どもを産みたいときに産める」とは限らない。

ゆっくり子作りしていたら感じることのなかった焦りや不安を、わざわざ買って出たくはない。リスクが高すぎる。もとい、やはり30歳(結婚報告は28歳)という年齢は、早すぎることはない。

 

APU学長でライフネット生命創業者の出口氏が、著書「還暦からの底力」で語っていたが、「人が社会に出るのは20代前半。寿命が80歳を超えた今、60歳というのは仕事から離れる時期ではなく、ちょうど折り返し時期なんだ」と。

これで考えると、女性にとっての30歳というのは、「まだまだ雛鳥」の時期。社会のルールを一通り知って、これから挑戦という時に家庭の仕事がドンとやってくる。

運が良ければ20代で早咲きできるかもしれないが、私は「そんなに焦らなくてもいいのでは」と考える。幸か不幸か「会社員絶対時代」は終わったし、一つの組織の中で上り詰めていくよりも、「常に本質を考え、有効と思うことを行動に移し、周囲の人と共に結果を出していく力」が今は必要だ。

この素養は、会社にいなくても鍛えることができる。家庭内や地域コミュニティ、趣味で自分自身を成長させていくことは大いに可能なのだ。

 

もう一つ、「とはいえ私は出産までにある程度積んでおきたいわ」という人なら、学生時代から積極的にチャレンジしよう。大学生は単位さえ取れれば卒業できるし、高校の規則も「制服の着方やアルバイト」についてくらいだろう。卒業に影響が出ないなら、学生でもどんどん挑戦しよう。

興味のあることを勉強する、起業する、私みたいに旅をするでもいい。とにかく気になったらどんどん門戸を叩いて挑戦してみよう。若いときに失敗すると精神的ダメージは大きいが、社会的ダメージは小さいから案外大したことないのだ。

 

まとめ

というわけで、最後は説教くさくなったが、私が伝えたいのは

・人間(女性)のカラダとココロは待ってくれない

・家庭に入っても自己研鑽はやめず、興味のあることは追求しよう

・学生時代から気になることはどんどん挑戦しよう

これは、生まれてくる自分の娘にも言いたいこと。

私は女性の挑戦をいつでも応援しています^^

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。