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【2019年7月更新】ヨーロッパ旅行でスマホを使うならIIJmio(アイアイジェイミオ)海外SIMが安心

こんにちは、Kayoです。

今日は長期の海外旅行でスマホを格安で使う方法をご紹介します。

2年前の旅で1時間しかスマホを使わなかったのに4万円の請求が来たことから、海外旅行でのスマホの使い方に注意するようになりました。

1時間で4万円!?海外にスマホを持って行く注意点と対策方法をご紹介

 

この経験を生かして今回は「海外でも安くスマホを使える」方法を確立しました。

実際に私が2週間のヨーロッパ旅行で使ったのh「IIJmio(アイアイジェイミオ)」という会社の海外SIMカードです。

 

結論から言うと、「すっごく使えたし、コスパ的にも文句なし」でしたので、これからヨーロッパ旅行に行く方にはすごくお勧めします。とはいえ初めての海外SIMカードって、使い方がわからないですよね。私もSIMカードを申し込んだはいいものの、「ちゃんと使えるのか不安」で仕方がありませんでした。

今回のIIJmio(以下、アイアイジェイミオ)海外SIMは、確かに現地入りしてからは素晴らしく使えたのですが、やはり日本での初期設定時に不安になることがいくつかありました。やはり不安なまま海外へ行きたくない人が多いと思うので、契約や設定の方法や実際の使用感、を紹介していけたらと思います。ぜひ参考にしてみてください。

 

【2019年7月更新】ヨーロッパ旅行でスマホを使おう!5日以上なら IIJmio(アイアイジェイミオ)海外SIMで間違いない

 

 

海外でスマホを使うメリット

まずそもそも「海外でスマホを使う必要はあるのか?」という疑問。これまでの私の経験では、「5日以上の旅ではほぼ必ず必要」でした。

悲惨な海外スマホ高額請求体験

今年、海外スマホを契約せずに30日の旅に出ました。契約しなかった理由は、海外でスマホを使うのは、宿や空港、カフェなどのフリーWi-Fiでいいやと思っていたからです。

 

しかし、ハプニングが多い海外で使いたいときにスマホが使えないのは不便すぎ。例えば宿泊施設から急にメールが入ったり、友達と待ち合わせしたりするときにわざわざWi-Fiスポットを探しに行くのは大変でした。

結局、Wi-Fi-スポットを探せないときは海外ローミングを使いました。しかしそれが超高額で、1ヶ月で計1時間ほどしかスマホを使わなかったのに、帰国時には4万円の請求になっていました。

つまり海外ローミングは一日あたりの値段が決まっているので、長期の旅行には全く向いていないということ。

 

それなら長期で安くスマホを使う方法をあるのか?あります。それが「海外 SIMカード」という選択肢です。

 

海外でスマホを使う方法

海外でスマホを使うには大きく2つの方法があります。「海外SIMカード」と、「海外Wi-Fiモバイルルーター」です。

海外SIMカード

手持ちのスマホのSIMカードを差し替えるだけで日本にいるときと同じようなスマホの使い方ができる方法です。使い方もシンプルなので、普通の旅行であればこちらをお勧めします。

海外Wi-Fiモバイルルーター

こちらは「データ通信」のみできるルーターです。パソコンもネットに繋げられるのがメリットですが、電話は使えなくなります。データ通信速度は海外SIMカードより速く、「海外でも仕事でネットをよく使う」人が使うルーターです。これを申し込む方は、また別で「海外用携帯」を持っているので、やっぱりビジネスマン向けです。

海外SIMカードが断然おすすめ

普通の旅人であれば海外WI-Fiルーターより海外SIMカードをお勧めします。決め手は「電話もネットも両方使える」ことと、「料金が安い」ことです。2週間の長旅であればその差は一目瞭然。海外 SIMは1万円もかからないのに対し、海外Wi-F-ルーターは3万円以上になります。

 

 

海外SIMカード「IIJmio(アイアイジェイミオ)」はものすごく使えたから、お勧め

そんな理由で今回の2週間ヨーロッパ旅行では海外SIMカードを申し込みました。(参考:海外でスマホを使えるようにするために、海外 SIMを契約してみるよ!

海外SIMカードは多数の会社があり、正直どれを選んだらいいかわからず、「どれでもいいから今回は試しに使ってみて、使い勝手が良かったらまた使おう」というテスト感覚で申し込みました。今回契約したのは「IIJmio(アイアイジェイミオ)」という海外SIMカード。実際に2週間使ってみた結果、運よく「すごく使い勝手が良かった」ので、次また海外に行く際はここの海外 SIMを使うと自信を持って断言します。

 

 

アイアイジェイミオが向かない人

しかし、アイアイジェイミオのプランが向かない人もいます。それはこんな人。

僻地の国に行く人

アイアイジェイミオのデメリットは、「対応国が少ない」ことです。ヨーロッパやアメリカなどのメジャーな国は対応していますが、その数42カ国。例えば南米やアフリカに行く屈強なバックパッカーには合いません。

<対応国一覧>

SIMロックフリーじゃない人

これはアイアイジェイミオが合わないというより「そもそもSIMカードの交換ができない人」です。今は少ないですが、もしもお使いのスマホがかなり旧型だと「SIMロック解除」ができない可能性があります。お使いの端末がSIMロックフリーかどうかこちらではわからないので、インターネットで「スマホのモデル名 SIMロック解除」で調べてみてください。

 

解除方法は現在日本で使っているスマホ会社によって異なります。ちなみにソフトバンクはオンラインでロック解除できます(店頭でしてもらうと3,000円かかります)ので、自分でネットからやってみましょう。(自分でSIMロック解除した話:携帯電話(スマホ)料金を見直します〜ソフトバンクから楽天モバイル格安SIMお試し

 

アイアイジェイミオの料金

さて、では先ほどからお勧めしている、アイアイジェイミオの料金プランはどうなっているのでしょうか?料金プランを一覧で出すとわかりにくいため、今回私が実際に使った料金プランをご紹介します。

初期費用3,000円+2週間プラン4,600円で足りました。

結論から書きましたが、まず「初めてアイアイジェイミオを使う」費用として3,000円がかかります。SIMカード代金だと思ってください。その後に「利用用途に合わせた料金」を選びます。今回私は「2週間で500MBの通信量、30分通話でSMS25通まで可能」なパックを4,600円で申し込みました。そして2週間の旅を終えて残ったデータ量などがこちら。

「データ量」は、500MB中あと40MB残っている状態。「利用可能時間」は、あと「19時間使える」という意味、つまりもう利用開始から13日経っているということ。

それで見ていくと「通話時間」はあと20分、「SMS」はあと22通送れるという意味です。帰国する前にどれかが0になってしまった場合は「リチャージする」で更に4,600円支払えば、また2週間分の使用ができます。

 

今回は2週間の旅行でリチャージすることなく収まりました。通信量に関しては何も使用を制限することなく、普通にGoogle検索などをしていましたし、通話やSMSは基本「緊急時用」と割り切っていたためかなり余りました。いずれにせよ2週間で初期費用含め7,600円で抑えられたならかなり優秀ではないでしょうか。

 

利用量の注意点

ここでデータ通信に関する注意点を。通信量はたまに「あっという間に」使い果たすことがあります。それは以下のことをしているから。

・動画を見る

動画を見るとあっという間にデータ量を使います。動画を見るならホテルに帰ってWi-Fiを使って観ましょう。それでもどうしても外出先で動画が見たい方は、動画ダウンロードアプリを使いましょう。参考:旅人が使う、便利なサイトとアプリまとめ

・画像のアップロード、ダウンロード

海外で撮った写真を家族や友人に送りたくて、大きいサイズのままメールをしてしまうと思った以上に通信量がかかるので注意!こちらもWi-Fi-のある場所で行いましょう。

 

 

海外アイアイジェイミオの申し込み方

さて、それでは本題です。ここからは海外アイアイジェイミオの申し込み方をお伝えします。申し込みは大きく2段階に分かれます。

第一段階: SIMカードそのものを申し込む(初期申し込み)

まずは海外アイアイジェイミオに初期申し込みをする必要があります。これはSIMカードをもらう費用と考えてください。つまり二度目のアイアイジェイミオでの旅行の際はこのステップは不要です。SIMカード失くしたらまた必要かもしれませんが。

公式サイトで初期登録する。

申し込み方法は以前の記事を参考にしてください。参考:海外でスマホを使えるようにするために、海外 SIMを契約してみるよ!

第二段階:プランを申し込む

配送希望日にきちんとSIMカードが届きました〜。

SIMカードが届いたら、今度はプランの申し込みです。これをやって初めて海外でSIMカードが使えるようになります。とはいえ、プランの申し込みとアクティベーションは同時に行うので、次の処理は海外渡航前日か、渡航の直前です。渡航前にWi-Fiのある場所(例えば空港)へ行き、アクティベーションしましょう。アクティベーションには1時間ほどかかったりするので、時間に余裕を持っておきましょうね。

 

 

アクティベーション(利用開始)方法

プランの申し込みはアクティベーションとセットになります。そしてこのアクティベーションが少々厄介で難しいので、詳しくお伝えします。

①SIMカードをセットし、Wi-Fiにつなぎ、説明書のQRコードを読み取る

まずはSIMカードを入れ替えます。そしてWi-Fiに繋いだら、SIMカードと一緒に入っていた説明書のQRコードを読み取ります。そうするとわかりやすい手順が出てくるのでそれに従います。万が一QRコード読み取りアプリがない方は、無料なのでインストールしましょう。

 

②手順にしたがってアクティベーションする。

手順に従って行くとこういうプロファイルをインストールすることになります。

こうすると、既存のプロファイルと2つのプロファイルを持つことになりますが、それは問題ではありません。プロファイルは一つでなくてはいけないと思って、誤って既存のプロファイルを削除しないでください。一方、海外から帰国していつもの日本のキャリア(ソフトバンクとか)に戻す時はアイアイジェイミオのプロファイルを削除する必要がありますのでこの点は注意してください。

 

③プランを申し込む

アクティベーションしてから「プランの申し込み」です。アイアイジェイミオのプランは大きく2種類あり、「電話ありパターン」と「電話なしパターン」があります。緊急時のことを考えて「電話ありパターン」を申し込むことをお勧めします。

申し込みには「ログイン」が必要です。「電話番号」にはSIMカード台の上に書いている方の電話番号を。「ICCID」には下の方の番号を入力していきます。

 

プランの申し込み→確認が終わったら、晴れて海外SIMが使えるようになります!これが終わったら、日本にいる間に早速ネットが使えるか確認しましょう!Wi-Fiを切断し、このSIMカード自体でネット接続ができるようになればOKです。

 

ここで注意ですが、この時点(日本にいる時点)で電話はできません。なぜなら日本は国際電話発信対象国に入っていないからです。つまりこのSIMカードでは日本からの発信はできませんが、海外から日本への電話は繋がります。ですので安心してください。私はこの時点で電話のテストをしたところ、通じなくて焦りましたが、海外に行ったら繋がったので安心しました。

 

実際の私の使用感

このようにしてアイアイジェイミオで海外SIMが使えるようになりました。実際にヨーロッパで2週間使った感想としては、

データ速度はふつうに使える

ネットの通信速度は「速くはない」が「問題はない」です。動画を見たりとか画像をアップなどはしませんでしたが、Google検索したらちゃんとページが表示されるし、ストレスはありませんでした。

電話とSMSは全く問題なし

電話とSMSの品質は全く問題ありませんでした。海外で電話をする時は、「+国番号 頭の0をとった電話番号」で相手につながりました。例えば「日本の080-1234-5678」の電話番号にかけたい時は「+81 80 1234 5678」と入力すれば繋がります。自分が今どの国にいるかは関係ありません。

これで4,600円ならかなり安い

と、いうことで全く問題なく使えたアイアイジェイミオ海外SIMカード。2回目の渡航からは初期費用3,000円がかからないので、たった4,600円でまた使うことができます。海外ローミングより格段に安いのでこちらを使うことをお勧めします。

 

帰ってきたらリアクティベーションしよう

日本に帰国したらもう海外SIMカードは必要ないはず。元の日本のキャリアのSIMに入れ替えましょう。そしてアイアイジェイミオのプロファイルを削除します。iPhoneなら、「設定→一般→プロファイル」で削除できます。ここでまた間違って日本のキャリア(ドコモとかソフトバンクとか)の方を削除しないようにしましょうね!海外SIMのプロファイルはまた渡航前にインストールできるので大丈夫です。

 

海外でスマホを使うならシリーズ終了

いかがでしたか?数回にわたってお送りしてきた「海外でスマホを使おう」シリーズ、これにて解決策が出たので終了となります。しかし今度アイアイジェイミオ海外SIMカードの対象エリア外に渡航する際は、また違うSIMカードを契約しますので、その時に使用感などをリポートしていけたらと思います。それでは!

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。