こんにちは、Kayoです。さてスペインのワーキングホリデーが始まりましたね。スペインといえばヨーロッパで人気の観光地だから、有名どころは知っている・・・けど、いざ仕事や住居を探すとどうなるの?って思いますよね。
スペインでワーキングホリデーってどんな感じ?仕事や住居はどうするの?いざ!ビバ エスパーニャ!
ワーキングホリデーに行く必要書類は揃いましたか? スペインの首都マドリードには、イベリア航空で成田からマドリードまで直行便で最短で14時間10分で行けるようになりました。スペイン国内の主な主要都市もマドリードから航空便、AVE(スペインの新幹線)、長距離バスで移動可能です。なお、ヨーロッパ主要都市(パリ、ロンドン、フランクフルトなど)でも、スペインの各主要都市に接続便が出ています。
スペインの多様性
スペインは17のユニークな自治州から構成されています。首都はマドリード(マドリード州)で、地理的にスペインの真ん中に位置します。スペイン1国の中でも、標準語のカスティーリャ語の他にカタラン語、バスク語、バレンシア語、などが地方では話されています。
外国人としては標準語のカスティーリャ語を理解していればスペインのどの地方に住むのにも不自由しません。地元の人同士では、その地方の言語が話されますが、外国人相手ですと、標準語のカスティーリャ語で話してくれる人が殆どです。
スペインの2大都市があるマドリード州(マドリード)、カタルーニャ州(バルセロナ)は日本人にもよく知られていますが、スペインにはユニークな地方都市が数多くあります。例えば南のアンダルシア州(州都 セビリア)には、アラブ文化の影響を受けた都市(グラナダ、コルドバなど)また、地中海の有名なリゾート地帯コスタ デル ソルもあります。セビリアの春祭りには、世界中から旅行客が訪れます。
北のバスク州(州都 ビトリア ガスティス)は有名なタパスの発祥地です。スペインのバールにおける食文化を体験するにはお勧めです。スペインには離島(バレアレス諸島州 州都パルマ デ マヨルカ、カナリア諸島州 サンタ クルス デ テネリフェ)もあり、年中主にヨーロッパ域内の観光客で賑わっています。
ワーキングホリデーは、基本的に休暇で、休暇の資金補助の為のアルバイトが許される制度ですから、出来るだけ多くのお祭りや、地方、都市を見てきて頂きたいと思います。
スペイン語の学習について
スペインは観光立国です。観光地として有名な都市(マドリード、バルセロナ)では、英語もある程度通じますが、中、小都市に行くと英語を話せる人が少なくなるとの事です。大卒のスペイン人はある程度英語は話せますが、その他の人はほとんど話せないのが現状との事です。(スペイン人談)
スペインである程度不自由なく生活するには、ヨーロッパ言語共通参照枠のB2(準上級者)に事前に達成出来ていると便利です。聞き取りや、会話に最初は戸惑っても、生活してスペイン語を使う中で自然に慣れてくるでしょう。その基礎となるレベルの知識(B2)を事前に習得しておくことでスペイン滞在後の語学力の伸びが違ってきます。
スペイン政府認定の語学試験DELE対策としてのお勧めの教材は、スペインで出版されているEdelsa Grupo Didascalia社の Preparación al diploma de Españolシリーズです。A1(初級)から、C2(上級)まで全てのレベルに対応しています。アマゾンジャパンなどで購入可能です。各問題集の回答集は別売になりますので、併せてご購入下さい。例えばアマゾンジャパンで購入する場合:DELEB2の2014年度版の問題集
スペイン語を学ぶのにお勧めの語学学校は、スペイン政府認定で、全世界に拠点があるインスティトゥトセルバンテス東京校です。スペイン文化紹介のイベントなどもあり、首都圏の方にはお勧めの語学学校です。スペイン国内でもネットワークがありますので、スペイン国内での語学留学をお考えの方にもおススメです。スペイン語専門の語学学校ではなくても、スペイン語を教えている語学学校は沢山あります。また、一部の大学の公開講座でも受講可能です。
スペインの暮らしと仕事
スペインの物価
スペインの物価は日本とあまり大差ありません。外食費は日本と比べやや高めですが、その代わりスーパーで新鮮な野菜や魚介類が日本より安く手に入ったりします。家賃は大都市(マドリード、バルセロナ)、また地方でも裕福層に人気のあるエリア(サン セバスティアン)が高めです。
1年間というビザの期限があるワーキングホリデーで行く場合は、家具付きでないアパートなどは住みにくいとおもいますので、シェアハウスなどで一部屋借りる事をお勧めします。シェアハウスのウエブサイトの1例:https://www.pisocompartido.com/ (英語、スペイン語)
ただ、シェアハウスの場合は既に住んでいる人や、大家との面接がある場合がほどんどです。日本から直接シェアハウスに応募し、入居許可を得るのは至難の業に思われますので、はじめは長期滞在者用アパート(家具付きで便利)や、語学学校附属の寮などを利用し、スペイン国内に入ってからシェアハウスへ移る方がいいと思います。数か月という長期にわたって住む場合は滞在費が家具付きの長期滞在者用アパートに比べて安くなる場合が殆どです。
スペインのワーキングホリデーでお勧めの職種
スペインでの仕事の見つけ方ですが、基本的にインターネットで様々な仕事を探す事が出来ます。 https://www.infojobs.net/ ただ、スペイン国内の仕事はスペイン語、または英語(その仕事で英語を使う場合)での募集になります。
また、帰国後の就職を考えて、企業のインターンにも応募すること選択の一つだと思います。世界最大のビジネスSNS LinkedInでは、インターンの募集も出ていますので渡西前から、希望の企業のサイトをチェックし、インターンの募集に応募したり、インターン希望の旨を先方の企業に伝えることが出来ます。実際の面接などは現地でという事になりますが、インターネットで仕事を探すいい点は、事前に仕事の目安を付けて、渡西出来る点です。
ヨーロッパに来て比較的見つけやすい仕事が日本料理やアジア料理店の飲食店での仕事です。公募をしていなくても電話をして問い合わせれば、実は人を探していたという事もあります。言葉が話せなくても裏方の仕事(皿洗い、掃除、食事補助)がありますし、言葉が分かればウエイター、ウエイトレスとして働く事が可能です。
言葉に自信がない場合、日本人が経営していると、問い合わせも日本語で出来るので安心です。スペインは観光収入が国の大きな収入です。ホテルなどで、アジア系の言語が話せると喜ばれるので、日系のツアー団体が良く利用するホテルをパンフレットなどを使って調べて、そちらのホテルに仕事の有無を実際問い合わせてみるのもお勧めです。
ヨーロッパでは、仕事の公募をしていなくても、履歴書などを事前に送っておく仕事への応募の仕方も盛んです。また、マドリードや、バルセロナなどの高級ブランドでも、顧客の言語(中国語、ロシア語、アラビア語)などが話せるスタッフを重点に雇っている所もあります。もし、日本語に合わせて中国語が話せる場合は店舗スタッフとして働く事も可能でしょう。
スペインの給与
スペインの給与レベルですが、他の西ヨーロッパ諸国に比べると全体的に低めです。スペインの失業率は現在約14%です。外国人で、仕事がすぐ見つかるだけありがたいという思いで、経験の為にどの自給の仕事でも取り合えずやってみるのがいいと思います。
スペインの治安は日本に比べると残念ながら悪いです。強盗、スリに合う比率が格段にあがります。安全や、身の回りに気を付けて充実したワーキングホリデーをお過ごし下さい。
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いかがでしたか?観光として人気のスペインに住むことの想像はできましたか?観光だけでなくて、実際に住むことでその国の実情が分かると思います。あなたの刺激的なスペインワーホリを応援しています!ライターさん、ありがとうございました^^