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【奈良】ぶらり女の一人旅〜大阪からバスに乗って1泊2日してくるよ!奈良公園周辺

こんにちは、前々回より「久々にぶらり旅をする」ということで、大阪からバスに乗って三重県の伊賀まで来ました。伊賀には閑静な住宅街に武家屋敷があるなど、とても静かに過ごすことができました。今回は伊賀線に乗って奈良に来たところからです。朝8時からスタートした奈良観光ではどんな出会いがあったのでしょうか!?

前回▶︎

【奈良】ぶらり女の一人旅〜大阪からバスに乗って1泊2日!伊賀のローカル線とワイン

第一回▶︎

【三重】ぶらり女の一人旅〜大阪からバスに乗って1泊2日!伊賀

 

ぶらり女の一人旅〜大阪から適当にバスに乗って1泊2日してくるよ!奈良を歩いてくまなく観光〜

 

起きたら今日は雨

昨晩はおいしいワインを飲んで、ブログも書いて、充実した気分で眠れた@23時・・・。翌朝、6時に目がさめると・・・「ポタポタポタ・・・」ん?なんだ?この音は?まさか・・・・

 

そう、今日は雨。奈良観光といえば奈良公園を中心にひたすら歩いて観光するのが定番だが、小ぶりとはいえ雨が降っている・・・。しかし、いいじゃないか。雨に濡れたお寺や澄んだ空気で歩いて巡る古都も風情があるではないか。私は身支度を整え、朝8時に出発した。

今日の予定

今日はとにかく歩いて奈良公園をめぐる。一番見たいのは東大寺の大仏さまなので、そこに先に行く。開館は8時だから、もう開いているな。大仏さまを見た後は、体力と相談しながら周辺のお寺を見てみよう。とにかく「一番見たいものは遠回りでも最初に行く」のが私のルールだ。いざ、出発進行〜!

 

東大寺へ歩いて向かう

では最初は東大寺へ向かおう。距離にして2.5km、いい運動だ。外に出ると、「さっむ〜〜〜い!」今日は風はないが、気温は2度という冷え切った奈良。雨のシトシトという音を聞きながら東大寺へ向かう。

街を抜け、奈良公園の入り口みたいなところに来た。するとその瞬間!

でた!奈良名物の、シカ!!

奈良公園に近づいただけで急に出て来た鹿さん。しかも公園を出て、車道に堂々と侵入する。そこに車が来た!!あっ、危ない!!

 

さすが、シカ。スピードを飛ばしてやってくる車になんらビビることなく、のほほんと車道に佇む。車は黙ってシカが歩道に戻るのを待つ。ここでは日常茶飯のこと。のんびりした心を持っていないとやってられない。

 

シカせんべい屋の隣で何かを待つシカ。

 

「時折シカは人を襲います。」と書かれた注意書きの隣に立つシカ。

 

そんな微笑ましい(?)光景を見ながら奈良公園を突っ切って東大寺に向かう。奈良公園は2km x 4km くらいに広い公園で、大きな道には綺麗な車道が整備されている。

このような風情ある街並み(公園内)を歩くことができる。

 

テクテクテクテクひたすら歩いていると、いきなり「鹿パーク」にやって来た!なんだ!ここは!?鹿の数が規格外だぞ!?

いや〜すごい。こんな開けた場所にいてシカは寒くないのだろうか?毎日何を考え、行動しているんだろう・・・・シカ。ちなみに公園の向こうに見えるのが東大寺である。

ちなみにちなみに、シカパーク、もとい奈良公園を歩く際は「汚れてもいい靴」を履いていくように。公園内はどこを歩いても「シカのフンだらけ」である。大仏さまに会うからといって、間違っても新品の靴で来ないように注意しよう。

「フンだらけって、言うなよ、フン。」

 

「僕たちバンビ、奈良公園の人気者。」

 

東大寺に到着

シカレポートはこのくらいにして、鹿さんに驚いている間にいつのまにか東大寺の目の前についていた。まだ朝の9時前だったので観光客も混んでおらず、何も並んだりすることはなかった。もちろんだがここ奈良でも観光客のほとんどが外国人、特に中国や韓国系の人たちだ。

東大寺入り口は左から周り、入場券(¥600)を購入する。

 

一応、敷地内での集団撮影は禁止されているので、ひっそりと写真を撮ろう。

 

写真ではあまり伝わらないが、やはり東大寺は大仏さまが住んでいる建物だけあって、大きい。ここまで大きな寺は見たことがない気がする。それに綺麗だ。

 

寺院に入ると、早速大仏さまが目の前に現れた。大仏さまは東大寺の天井にギリギリ収まる形で、全体的に影が落ちているように見えた。

大仏さまの優しい顔を拝む。大仏さまの周りの小さい仏も金色に光り、美しい。

 

左にずれると手の形がよく見える。

ちょうど私がここに来た時(朝の9時くらい)は、僧たちの念仏の時間で、低く唸る念仏を聞くことができた。なんだかさらに心を洗われた気分だ。

東大寺の中は意外と小さく、大仏さまの周囲をぐるっと周って終わるものだった。途中途中に繊細に掘られた像がいくつかあり、それらに足を止めて見入る人もいた。

ちなみに出口近くにはお土産屋もあった。ここは街のおみやげ屋より安いので、気に入ったものがあったらここで買おう。

 

 

 奈良の穴場カフェでモーニング

小さい頃から歴史の教科書で見て来た大仏さまをやっとこの目で見ることができた。大仏さまのお顔は優しい感じで、霊験あらたかだった。さて、早々に今日の目標は達成したので、次はどこに行こうか。そういや朝ごはんを食べていない、お腹が減ったぞ・・・・

周りには「うどん」などの、のれんの立った店があるが、う〜ん、やっぱり朝は「モーニング」が食べたい。休みの朝はコーヒーとパンで贅沢したいのだ。うどんは我慢しよう。

 

二月堂・三月堂から景色を楽しむ

東大寺のすぐ近くに「二月堂・三月堂」というお堂がある。少し階段を登らなくてはいけないが、ここは景色がいい。

人もかなり少ないので、ここから奈良の景色を楽しむのはいかが?

 

穴場カフェへ急ぐ

奈良の景色を楽しめてよかった・・・。しかし、私の腹の虫はも〜う限界である。お腹が減ったぞ、早くモーニングが食べたい。私は東大寺より南へ一直線に位置するカフェへ向かった。名前は「Zuccu」と言う。おしゃれカフェで評判もいいところ。

”美味しい朝ごはん”を求めて私は1.6kmをひたすら歩く。数ある観光地を無視し、ただひたすら歩く。全ては美味しいモーニングのため!モーニングハンターは、Cafe Zuccuにロックオンなのである。

 

すっごく雰囲気のいいカフェ「Zuccu」

そして、着いた!年始(1月8日)だけど、開いていた!しかも店構えがかっこいい!外観を見れば「本当にカフェ好きのオーナーが作ったのかどうか」がわかる。Cafe Zuccuは間違いなさそうである。

そして中に入る!おお〜〜〜〜〜・・・いい・・・。

アンティーク感漂う店内は、床から、机から、襖から、ストーブから、統一感があり、癒される。

 

ゆっくり本でも読んで過ごせるカフェ。

 

家自体は和の造りなので、温かみや安心感もある。

 

外観、内装共に素晴らしいカフェ!早くもイチコロである。私はさっそくモーニングを頼んだ。モーニングには2種類あり、「トーストセット(¥600)」と「タマゴサンドセット(¥600)」が選べる。私はトーストセットを頼んだ。

店内には私の他に2組のお客さんが来ていた。どちらも20〜30代。ゆっくりと会話を楽しんでいる。

 

モーニングを待っていると・・・来たっ!

わ〜〜お!サラダと、スープと、ベーコン&エッグにトーストとジャムがついている!これで600円!?儲けがあるのか??

 

まずはサラダをいただく。うん!ドレッシングが美味しい!次はスープ。おっ?珍しいスープだな、栗カボチャか?と、ここまでは予想通りの味。しかしここから感動の渦が!!

まずはトースト!ただのトーストのようだが、このトーストは”バター感”が強く、噛みしめるほどに甘さと芳醇なバターの香りが広がる。我慢できずにペロリと一枚食べてしまった。

そしてベーコンエッグの、エッグ!これは丁寧に作られたのがわかる一品で、バターをたっぷりと使い、しっかりと練っているのがよくわかる。それに絶妙な塩加減が最高!

 

ああ〜しあわせ・・・。

美味しいのに雰囲気もいい。こんな朝ごはんが食べれて私はしあわせだなぁ・・・。

 

1時間ほどくつろいで至福の時間を過ごすことができたカフェ「Zuccu」。奈良中心地からは少し遠いけど、穴場モーニングとして超絶オススメです!

——-店舗情報————–

Cafe ZUCCU

住所:良県奈良市高畑町728

営業時間:8:00〜20:00(日曜営業)木曜定休日

HP:https://www.facebook.com/zuccuashiato082/

 

春日大社に向かう

さて、至福のモーニングでエネルギーもチャージしたので、もう少し奈良公園を散策できるぞ。まずはカフェから一番近い”新薬師寺”に向かおう。

新薬師寺、意外と小さいな。よし、次は春日大社に向かおう。

春日大社に向かおう。

春日大社への道は森のような道になる。

なかなか雰囲気がいい。しかし道は砂っぽいので、やはり靴は汚れてもいい靴を履いて正解。

途中、恋占いのできる夫婦大国社でお参り。ご縁がありますように・・・

 

テクテク歩いていると、あ、あった!春日大社

ん・・・なんか、被写体が近すぎて形が捉えづらいがこちらが春日大社である。成人の日ともあって、人が多かった。

 

春日大社へは全国から参拝に来ているようだった。大きなバスが何台も止まっていて、どうやら奈良駅からここまでを結ぶシャトルバスもあるようだ。足腰が弱い人はバスを使うと良い。

 

浮見堂

さて、次は奈良公園にある浮見堂へ行こう。

ここは見に来る人も少ないが、浮見堂の中にはベンチがあるので、休憩するのにちょうどいい。ぼーっと鴨でも見つめて癒されよう。

 

ならまちへ向かおう

さて、次は”ならまち”へ行く。ここには面白いお店がいくつかあるという。

風情ある通り。

ならまち界隈にある元興寺。

 

お蕎麦屋、”季のせ”で10割蕎麦に舌鼓

さて、たくさん歩いたことでまたお腹が減った。時計は昼の2時。何か奈良っぽいものが食べたいな・・・。奈良といえば、奈良漬に、茶がゆ・・・?う〜〜ん、今は「スルッとした麺」が食べたい。よし、お蕎麦にしよう。

やって来たのは「季のせ」というお蕎麦屋さん。14時半ラストオーダーで、他のお店より遅くまで食べられる。

 

私はここで「温泉卵そば」を注文。プラス100円で10割蕎麦にしてもらった。通常は2:8。

 

やって来たお蕎麦。おお〜、10割蕎麦というのは、細くて、意外と白いのだな。初めて食べるかもしれない・・・

 

10割蕎麦は繊細な歯ごたえで、スルスルっと飲み込めた。ここはつゆのだしが効いていて、ほんのり甘くて美味しい。最後はつゆと茹で汁を合わせて飲んだ。

10割蕎麦に大満足だった、お蕎麦屋”季のせ”。商店街からも近いので、オススメだ。

 

——-店舗情報—————

季のせ

住所:奈良県奈良市東寺林町20

営業時間:11:00~LO14:30, 17:00~20:00  火曜定休

HP:食べログページ

 

 

商店街でショッピング

古都奈良の街並みや寺社巡りを楽しみ、お腹も満足した。最後は近鉄奈良駅近くの商店街でお土産を買おう。

奈良の商店街は古都らしい、ちりめん屋さんとか、奈良漬け屋さん、オーガニックのジャム屋さんとか、筆屋さんがある。私は陽気なおばちゃんのいる筆屋さんで、小筆と画仙紙はがきを購入。

奈良は筆の産地だけあって、文房具屋で売っている筆の種類も多く、試し書きがたくさんできたりする。はがきも無地から柄付き、またにじみの程度でいろいろな種類が置いてある。物書きだったら奈良の文房具屋で道具を揃えることをお勧めする。

 

奈良のお土産はこちらもお勧め。

奈良には筆以外にもたくさんの名産品がある。

・奈良漬

・和菓子

・柿の葉寿司

・吉野の葛

古都である奈良はやはり何と言っても和菓子が美味しい。小豆を使った上品なお菓子がたくさんある。特にでっかいどら焼きに栗が入った「栗みかさ」は見た目も味わいもインパクトが大きい。

贅沢の極みである。

 

ぶらり1泊2日旅まとめ

奈良で歴史を感じ、美味しいご飯をいただき、リラックスすることができた。時刻は16時。そろそろ大阪に帰ろうか・・・。近鉄奈良駅から難波までの急行電車に乗ったら、意外にも到着は早く、30分足らずで大阪まで帰って来た。あらら・・行くときは伊賀まで行ったから、ものすごく遠く感じた奈良だったけど、大阪から近かったのね。

 

休みの日はゆっくり過ごしたいところだけど、重い腰を上げて外に出れば色々な発見があって、心も体もリフレッシュされる。日常に疲れて「何もかもめんどくさい」と思った時こそ、スーツケースを持って、どこか遠くへ旅立とう。ぜったい、素敵な出会いが待っている。

 

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SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。