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20歳女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑧33時間電車に乗ってシカゴへ向かう

こんにちは-!Kayoです。私は6年前の20歳の時、留学中のアメリカで大陸横断しました。

一人で電車に乗って揺られること120時間、約2週間の旅は一体どうなったのか?その一部始終をお伝えしていきます!

 

前回:

20歳女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑦世界一の絶景!グランドキャニオンへ!!

第一回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。①きっかけ編

20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑧33時間電車に乗ってシカゴへ向かう

 

11日間の女一人、アメリカ大陸横断も後半にさしかかってきた。前回は念願のグランドキャニオンを訪れ、ひとしきり叫んで大満足だった。

 

ここまでの旅の日程は、シアトル→サンフランシスコ→ロサンゼルス→グランドキャニオン。ここまでの電車とバスの乗車時間は約35時間。

さて、次はシカゴに行くのだが・・・乗車時間は33時間となる・・・。

 

アムトラックに33時間。グランドキャニオンからシカゴへ

アメリカ中部というのはこれといって観光スポットがない。これまで西海岸を巡ってきたが、ここからは一気に北東へ向かい、シカゴに行くことにした。

「シカゴに行くことにした」と簡単に言ったが、グランドキャニオンのあるフラッグスタッフ駅から、シカゴ駅は約2,300kmこれは九州から北海道へ匹敵する距離だ。

 

この区間を33時間かけて移動する。休憩や中継は、ない。つまり33時間乗車しっぱなしということだ。

 

 

 

33時間、電車に乗りっぱなし

 

 

 

こんな経験、日本では絶対ないだろう。でもアメリカなら、あるある。

というか自分の旅程次第では何十時間でも乗車しっぱなしになる。  

 

フラッグスタッフ駅を出発。33時間乗車のスタート

さて、グランドキャニオンを見たその夜、私はまたフラッグスタッフ駅へ行った。

 

ちょうどこの頃、シカゴにはハリケーンが迫っており、アムトラックはハリケーンで1日運休になる可能性があるというアナウンスを流していた。

 

 

「ぐぬぬ・・・もしかしたらハリケーンでシカゴ入りが遅れるかもしれない」

 

 

そう思い、すでに予約していたシカゴのホステルに遅れるかもしれないというメールをした。

するとホステルからは「もしも日程が変わるようだったら連絡をくれ。次の日に予約変更するから」という返事が帰ってきた。

 

 

や、やさしい・・・海外では”言ってみる”と意外とイケることがあるから困った時は相談してみるといい。

 

シカゴへ向かってレッツゴー!

というわけで、フラッグスタッフ駅からシカゴ行きの電車に乗った。

これに乗ったが最後、これから1日半近く電車の中である・・・。

今日もいい天気だ。さっそくアムトラックはアメリカ内部へと向かっていく。

 

シアトルから出発したこの横断旅は、最初は西海岸の冷涼さを感じていた。

しかしアメリカ内部は違う。昼になると30度超えはもちろん、砂漠に反射する日差しが眩しい。

 

 

アメリカ内部には「ニューメキシコ」という土地があるが、その名も頷けるほど砂漠とサボテンの風景がひたすら続く。

この光景は観光地として人気のあるアメリカ西海岸や東海岸では見られない光景だ。

電車に乗って6時間。まだまだこの光景は続く・・・。

 

 

駅のホームでバザー

さて、朝になった。乗車して12時間はたっただろうか。

普通私たちが旅をする際、どんなに長い飛行機に乗っても15時間が限界だが、このアムトラックはあと21時間走る。まだまだ旅程の1/3だ。

 

 

するとアナウンスがなった。

 

 

アナウンス「Good morning. We will soon get a brief stop at next station.」

 

なんと!次の駅で休憩があるというのだ!嬉しい。

 

もう座っているのはこりごりだ。そう思い、意気揚々と電車の降り口に行った。

 

今日も天気がいな〜と思いながら外を眺めると電車は田舎の駅に止まった。

 

ふ〜〜む、なかなか趣のある建物だ。中東っぽい感じ。駅の名前は忘れたけどw

そうやって眺めていると駅のホームで小さなマーケットが開かれていた。

 

マーケットというのはその地域で売っているものに特徴が出る。

フランスのマルシェでは新鮮な食物が売られるし、インドのバザーではひたすら大量の衣料が売られていた。

 

さて、ここアメリカ内部のホーム・マーケットでは主にアクセサリーなどの手工芸品が並んでいた。なるほど、手作り市みたいなものだな。

 

いずれにせよ、さすが改札口があけっぴろげなアメリカの駅。ホームでマーケットを開くというのが面白い。

 

 

さて、リフレッシュもしたし、電車に戻ろう。あと21時間、何をしようか・・・・

 

ずっと席に座っているのもつまらないしここは食堂に行ってみよう。

 

 

アムトラックの食堂は「食堂」といえど、予約客にディナーを出すくらいで、あとはフリーのオープンスペースとして開かれているものだった。

 

食堂だと広々していて開放感があるし・・・と思い、行くと大勢のお客が食堂でリフレッシュしていた。

 

みんな考えることは同じか! 確かにこの長距離の移動だとみんな黙って自席に着いておくことができないのだろう。

 

とにかく私も食堂のテーブルに座って、日記を取り出してこの旅の行方を徒然と綴った。

 

・・・やっぱり日記はいい。あっという間に2時間も3時間も経っているのだから。

 

気づくと食堂の人はガランと減っていた。

 

 

電車に乗って16時間。まだまだ半分だ・・・・

 

車内から見た風景。アメリカの田舎は殺伐としたところも多い。

 

 

世が明けた

いったい何時間経ったのだろう。

33時間の乗車中、スマホもない、本もない私はいったいどうやって何十時間も電車に乗っていたのだろう。

 

 

33時間の乗車なんて、我々の日常生活じゃ考えられないが、何度も長距離列車に乗っていると次第に慣れてくるものだ。

 

 

何もやることがない、何もできない時間というのも悪いものではない。

 

・・・・

 

私はぼーっとして外を見た。この感じだと朝なのだろう。

まだ寝ている人たちがいる。今日の日付は・・・・

 

 

2011年8月3日。8月1日の夜に電車に乗ったから、まる1日はもうすぎたのだな。

 

 

 

しばらくしてアナウンスがなった

 

 

アナウンス「Good morning. We will soon stop at Chicago Union Station」

 

 

 

きたぞ。シカゴに来た。 私は準備をした。

 

 

 

ハロー、シカゴ!

やっとの思いでついたシカゴ。ただ、33時間の乗車も悪いものではなかった。

 

 

私は電車を降りて駅を歩いた。

 

 

ウワァァァアああああ!!   大きな駅!!ってか人が多い!  

 

 

そう。これまで西海岸のゆったりとした文化で暮らしていた私にとって、アメリカ北部のシカゴは大都会だった。とにかく人、

 

走っているアメリカ人もいる!アメリカ人でも急ぐんだな、というくらい驚いた。

 

 

大きな荷物を持った私がドアから出ようとすると、「Excuse me!」と言われる始末。

あああ、めまぐるしい・・・

 

 

カルチャーショックが強すぎて大変だ。

ここは一つ休憩しようと思い、マクドナルドに入りコーヒーとソフトクリームをいただく。

シカゴユニオンステーションのマクドナルドは趣がある。

 

マクドナルドを出た私はとにかく静かな場所に逃げたいと思い、早速電車に乗って予約したホステルへ向かった。

 

都会の中心を離れるとキレイなシカゴの街

電車で3駅ほど行っただろうか。

中心駅からそこまで離れていない場所なのだが、降り立つと静かでとても雰囲気のいい場所だった。

シカゴ街近郊の住宅地。右の国旗がある建物が私が泊まったホステル。

 

 

私はホステルにチェックインし、荷物を置きに行った。

 

 

あああ、疲れた   いや疲れていないいや疲れた。

 

 

電車の中に33時間という「動かなさすぎて疲れた」。

このままじゃ今晩はよく眠れない。とにかく歩こう。

 

 

そう思い、寝る間もなく外に歩きに行った。

 

 

何かシカゴで面白いものを見つけよう・・・とするも、だめだ。疲れすぎていて私の気力も体力も”面白センサー”を動かせなくなっている。

 

こうなったら特に何も考えずにズンズン歩こう・・・・

 

ズンズン歩く。綺麗な建物だ。

 

 

 

ズンズン歩く。ビクッ!人かと思った。。

 

 

ふ〜~っ、公園でひとやすみ。やっぱりシカゴは都会だなぁ。

でも東京やバンクーバーのような新しいビルではなく、昔からの映画に出そうな雰囲気だなぁ。

 

 

 

 

ズンズン歩く。おっ、ドロシーだ!?

 

 

 

ズンズン歩く。ん?なんだ、ここは?

 

「シカゴ・チルドレンズ・ミュージアム」か。あ、お金とるのね。じゃ、いいや←

 

ちょっと待て。たくさん歩いてお腹が減った。ソフトクリーム食べたい。  

 

またもやマクドナルドのソフトクリームと、今度はスターバックのアイスコーヒーを飲む。

アメリカはスタバの発祥地だから、日本と同じ味なのに、安い・・・・・んっ?た、高い!!シカゴのスタバ、シアトルのスタバより高いよ!!

 

 

なんと、シアトルではショートコーヒー1ドル29セントがシカゴでは2ドル54セントだった!

倍近く違う!

 

確かに日本では4ドル近くはするけど、それでも同じアメリカ国内でスタバの値段が違うのか!衝撃だ・・・・。

 

私が住んでいたシアトルは毎日約100円でスタバのコーヒーが飲めていた

それって他の州の人から見たらアドバンテージだったのかもしれない・・。

 

 

まぁ、いいや。疲れた体にソフトクリームは。。しみる。。。

 

 

次はワシントンDC

さて、やっとの思いでやってきたシカゴ。

シカゴといえば有名な観光地だが、どうやら私はここで旅の中休みをしたかったようだ。

 

夕方にホステルに帰り、相部屋の人たちとお話をして1杯のビールを楽しみ床についた。。。

 

 

世が明けたらまたすぐにアムトラックに乗り、今度はアメリカの首都、ワシントンDCに向かうんだ・・・・。

 

 

次回

20歳女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑨首都ワシントンDCで歴史に想いを馳せる

全記事一覧:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。

 

 

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。