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20歳女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑦世界一の絶景!グランドキャニオンへ!!

こんにちは-!Kayoです。私は6年前の20歳の時、留学中のアメリカで大陸横断しました。一人で電車に乗って揺られること120時間、約2週間の旅は一体どうなったのか?その一部始終をお伝えしていきます!

今回はロサンゼルスを離れ、夜行列車とバスでグランドキャニオンへ行きます!

前回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑥ロサンゼルスのハリウッドで映画を見る!

第一回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。①きっかけ編

 

20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑦世界一の絶景!グランドキャニオンへ!!

 

ロサンゼルスを夕方に出発したアムトラックは、約11時間かけて、グランドキャニオン麓の駅に着く予定だ。

私が3日前に出発したシアトルはワシントン州。そこからオレゴン州の農場をぶっちぎり、アメリカ最大の州であるカリフォルニアに着いた。

カリフォルニア州では、北部のサンフランシスコと南部のロサンゼルスを楽しみ、次はグランドキャニオンのあるアリゾナ州に向かおうとしている。

アリゾナ州に入る前にはネバダ州があり、世界一のカジノ街であるラスベガスで一晩楽しむ人が多い。しかしアメリカでラスベガスを楽しめるのは21歳から。これはお酒が飲める年齢と同じである。

だから当時20歳だった私は泣く泣くラスベガスを割愛したというわけだ。

以上、アメリカ西海岸の地理の復習でした。それでは旅行記に戻ろう。

ロサンゼルスからフラッグスタッフへ

ロサンゼルスからの夜行列車も、これまでのアムトラックの移動と同じだった。ずっと座っておくのもきついので、移動中3時間くらいはあえて立っていた。

朝になり、列車は駅へ着いた。

グランドキャニオンの膝下、フラッグスタッフだ 

アメリカ一の自然遺産と言われるグランドキャニオン。その駅はさぞかし立派だろうと思いきや、あれ?ここが駅?? 駅は驚くほど小さく、人も5人くらいしかいない。観光の大きなツアーデスクもなければ、ただただほのぼのとした田舎の駅感が目立つ。

まあ、いいか。とにかく私は予約していたホステルへ向かった。申し訳ないが、2晩連続車内泊を過ごした私の体はボロボロになっており、この辺りの記憶がない。ただ、とにかくここは田舎だったとよく覚えている。

ホステルに着き、私はバタンキューで眠った。よし、グランドキャニオンへは明日行こう。

 

zzzz

 

zzzz

 

夕方になって私は起きた。そういや腹が減った。しかしこの辺りはマクドナルドやサブウェイなども何も無い。当時はスマホもなかったから、とにかくフラッグスタッフの街をブラブラした。

するとスーパーが見つかった。スーパーはローカル故か、新鮮な野菜や果物がたくさんあり、テンションが上がった。海外のこういう、盛り盛りなディスプレイはそそられる。(こんな感じ⬇︎)

私は適当に果物を買い、ホステルに戻って食べた。

さて、明日の予定だが、また明日は夜からアムトラックに乗るから、なんとしても朝からグランドキャニオンに行かなくてはならない。寝坊なんぞしたら、2週間の鉄道旅計画が全て狂う。

私はホステルのデスクへ行き、グランドキャニオンに行く方法を聞いた。どうやら毎朝3本ほど駅からグランドキャニオンへのバスが出ているという。私は1番早い、7時30分出発のバスを予約した。

 

明日のために、早く寝る

さて明日は朝早い、それに超広いグランドキャニオンの散策だからなんとしても良く寝たい。しかし、さっき夕方まで寝てしまったのもあって、なかなか眠れない・・

私はようやく2時くらいに眠れた。

 

翌朝、5時ー

 

ガチャッ

 

「This room is xxoo〜〜!?」

「Oh, yeah 〜 but xxoo!?」

 

なんだ・・こんな朝早くに・・ 私は話し声で目が覚めた。

ベッドから起き上がると、女の子がどうやらチェックインしているようだ。

朝の5時にチェックインとは、なかなかサービスのいい宿泊施設である。おそらく、駅に着く電車の時刻に合わせてオープンしているのだろう。

私はもう眠る自信がなかったので、女の子に話しかけた。

 

私「Hey, I am Kayo. You just arrived?」

女の子「Hi, I’m Marsha. I come to visit Grand Canyon but too tired to go today.」

私「Hmmm.. I am going there by bus and already resesved. Why don’t you come with? 」

Marsha「That’s good idea. I didn’t search to get there so, let’s go together.」

 

と、いうことで、「疲れていて今日は行かない」と言っている女の子にダメ元で誘ってみたら、一緒に行ってくれることになった。海外ではダメ元でも誘ってみると案外意見を変えて乗ってくれたりする。

彼女の名前はマーシャ、ロシア出身だ。アメリカ含め、世界を旅する中でロシア人に出会うことは少ない。さすがロシア人、綺麗だった。

小さすぎて綺麗さが伝わらないけど、この子!

 

いざ、グランドキャニオンへ!

それではグランドキャニオンへ向かおう。私たちはフラッグスタッフ駅へ行き、バスを待った。時間より早くバスは到着し私たちは乗り込んだ。乗客は12人ほどで、空いていた。  

グランドキャニオンまで向かう道はひたすら砂漠だった。これまで旅してきた西海岸では広大な農場風景は見てきたものの、砂漠は初めてだった。いよいよ私はアメリカの内部に入ってきたことを強く感じた。

砂漠を見ながら40分、すると山がちになってきた。それから20分ほどたっただろうか、急にバスは開けた場所に出た!!

 

 

うおおおおーーー!!!

 

 

な、な、な、なんだこれは!!??広い!視界が広すぎる!!これは絵でもトリックアートでもなく、リアルなのか!!??  

私は興奮したままバスを降り、マーシャと一緒にワーワー言いながら崖っぷちまで行った。すっげー・・・こんなに広い大地があるのかよ・・

手すりの所まで近寄り、再度私達は興奮する笑 ただこれはまだグランドキャニオンの入口。ここからハイキングは始まるのだ。

注意:カメラ初心者(私)が撮ってもこのベストショット

 

グランドキャニオンをハイキング

グランドキャニオンの中は、分かりやすく順路が示されてあった。所々上級者用コースもあったが、きちんとそこには立て看板があったので、私たちは初級者コースを選んで歩くことができた。

それにしてもどうしてグランドキャニオンはここまで地面がパカーって水平に切られたような形をしているのか??昔はここは1面の地面になっていて、それから地面が崩れて崖になったのか??地平線とはこのことか??(よくわかっていない)

ところどころ出現してくるリスも可愛い。ここのリスは麓のリスよりひとまわり大きく、プレーリードッグみたいだった。

1時間ほど歩いて思ったのは、グランドキャニオンはこの見た目ほど暑くなく、気温は30度はあるだろうが、非常にカラッとしていてきつくはなかった。

ここはきっとおじいちゃんおばあちゃんでもいける。というかおじいちゃん達がいっぱいいた。彼らはキャニオン内をバスで移動していたようだ。

さすが世界遺産、ど迫力の雰囲気は残しておきながら、安全性も考慮して、道路が整備されているなど舗装はしっかりしている。コンビニみたいなのもあり、脱水の心配もない。

私はアイスを買って食べた。グランドキャニオンでのアイスは最高!!

アイスの向こう側にいるアメリカ人を見てわかると思うが、結構みんなラフな格好で来ている。サンダルで来ている人もいた。ちょっと世界遺産を見たいだけだったら、簡単な格好でも全然いける。

実際私はこの格好で行った。

話はそれるが、やはりハイキングで重要なのは「バックパック」と常々思う。フィット感があるバックパックとただのおしゃれバックパックでは、その疲労感や重量感が全く違う。もしこれからハイキングなどする人は、ぜひ1万円くらいのバックパックを買ってもらいたい。

私も今、NORTH FACEのバックパックがむちゃくちゃ欲しい。→(追記)2018年、NORTH FACE水色の30Lバックパック買いました。女性は30Lが最大容量と考えていいです!!

 

日本からグランドキャニオンへ行く方法

手軽にいけるのに、絶景が見れるグランドキャニオン。日本から出発すると少々時間がかかるが、キャニオン自体は周りやすいので、死ぬまでに絶対行って欲しい!私も親が70歳になるまでに一度連れて行きたい。

日本からグランドキャニオンへ行く方法は、一度ラスベガスで遊び、そこからバスツアーでグランドキャニオンまで行く方法が今一番人気があるだろう。

 

日本からラスベガスへ直通する飛行機はほとんどなく、だいたいロサンゼルス辺りについて、その後ラスベガスへ乗り継ぐのが一般的だ。Skyscannerで航空券を調べたら、2018年の4月に1回の乗り継ぎで往復9万円台チケットがあった。

もしくは自分たちでレンタカーを借りればかなり自由のきく旅ができる。アメリカの道路は広いので、そこまで臆することはない。25歳以上であれば簡単に車は借りれるので、日本から空港にカウンターのあるレンタカー会社の車を予約しておこう。

 

もちろん、私のようにアムトラックでロサンゼルスかラスベガスからフラッグスタッフ駅に入り、そこから1時間ほどのバスでグランドキャニオンへ行くという方法も、大ありだぞ。

 

グランドキャニオンを離れ、次は33時間の乗車!!

私たちは5時間ほどグランドキャ二オンを周り、お土産やさんにもよって、充実した気持ちで帰路につくことにした。帰りはなんと夏のグランドキャニオンでは珍しいことに雨が降り、落雷までしていた!!今朝グランドキャニオンに行ってよかったぁ〜〜〜と思った。

キャニオンを巡った私はヘトヘトになりながら、ホステルから荷物を引き上げ、またフラッグスタッフの駅に向かった。なんと今日はこれから33時間アムトラックに乗車して、一気に北アメリカの大都市、シカゴへ向かう。

 

ちょっと無理をしすぎているかもしれないが、20歳の私の体力はまだまだ行けた。

 

さて、電車が来た。それでは、また次回

次回→20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑧33時間電車に乗ってシカゴへ向かう

 

全記事一覧:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。