海外タビ

20歳女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑥ロサンゼルスのハリウッドで映画をみる!

こんにちは-!Kayoです。私は6年前の20歳の時、留学中のアメリカで大陸横断しました。一人で電車に乗って揺られること120時間、約2週間の旅はいかがなものだったのでしょうか!?その一部始終をお伝えしていきます!

今回はサンフランシスコを離れてロサンゼルスへ行くところから始まります!

前回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑤サンフランシスコを味わい尽くすぜ! 

第一回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。①きっかけ編  

 

20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑥ロサンゼルスのハリウッドで映画をみる!

 

サンフランシスコからバスでロサンゼルスへ

サンフランシスコで一泊し、PIERでの散策やチャイニーズタウン、ジャパンタウンを味わった私は次にロサンゼルスへ行くことにした。バスだと約8時間の道程である。  

ロサンゼルスはサンフランシスコから近く、アムトラックのレイルパス一回分を使うのがもったいないと思い、夜行バスでロサンゼルスまで行くことにした。

バスの名は、私が第2回目でしつこいほど危険を煽ったあのバス、そう   グレイハウンドだ。

  

しかしここは怖いもの見たさ?一路線くらい試してみようと思い、サンフランシスコ夜の10時発、ロサンゼルス朝の8時くらいに着くバスを予約した。料金は安かった、30ドルくらいだった。  

 

グレイハウンドバスに乗る

サンフランシスコからロサンゼルスへ行くグレイハウンドバスは、夜10時にPIERから出発する。PIERは治安がいいので夜10時にバスを待っていても大丈夫だった。 

夜10時になってバスが来た。おお〜、見た目は普通に綺麗だ。私はバスに乗り込み、怖かったので一番前の席を陣とった。バスの乗客は10人くらいだったので、一人で2座席使うことができ、私は横になって寝ることができた。なんとありがたや。

アムトラックでは常に隣に人がいたため、ガラガラのグレイハウンドバスに感謝した。  

バスはロサンゼルスへ向けて出発した。私はまもなくして眠りに落ちた。  

 

ロサンゼルス駅から電車でハリウッドへ

朝だ。おっ、外は・・・ピーカン!! 

サンフランシスコも空は綺麗だが、ロサンゼルスは焼け付くような朝日が眩しい。それもそのはず、ロサンゼルスはサンフランシスコに比べて夏は非常に暑く、そして湿気もある。ちょうど日本の夏と同じ気候なのだ。

朝8時ごろにバスはロサンゼルスの大きな駅について、私はバスから降りた。う〜〜〜ん、暑い!!シアトルやサンフランシスコでは味わえない暑さ!! 

 

ロサンゼルスでの観光プラン

ロサンゼルスの観光ルートはざっくり分けて4つある。 

①ハリウッドの町並み散策 

②ビバリーヒルズの住宅街散策 

③ワイナリー見学 

④小旅行でビーチへ 

どれも魅力的なプランだが、③は当時まだ未成年で無理だったし、④ビーチへ行くほど海が好きでもないし、②ビバリーヒルズ青春白書を見た人ならいきたいだろうが、私は見ていないので興味がない。

①なら映画関係のスポットを周れるし、街を歩くだけならお金がかからないから、よし!①ハリウッドへ行くことに決定した。ロサンゼルスでの滞在はたった1日、夜にはまた旅立つ予定だ。  

 

電車でハリウッドへ行く。

ハリウッドはロサンゼルスからすぐ近く、地下鉄一本で行くことができる。私は地下鉄の改札口に行った・・・が、あれ?券売機がないぞ??どうしたものか? 

近くにインフォメーションもないし・・・おっ、Informationの電話があるぞ?なるほど、電話で問い合わせろということか!

私は電話をつないだ。

プルルルル・・・・ガチャ

 

私「Hello, I want to take a train to HOLLYWOOD but cannot buy the ticket. Where can I get one?」

電話の先の人「You can xxxx ooooo ~~~ ??? You don’t xxxx oooo ~~~~!!! bye.」

ガチャっ ツーツーツー・・・  

 

?????  

なんだあれは?早口すぎて全くわからなかったぞ。くそ、道ゆく人は忙しそうで話しかけにくいし、バス移動で疲れたし、いいや、チケット買わずに行っちゃえ(真似しないでね)。

私は改札を出た。アメリカの大きな地下鉄は改札などなく、”自己申告制”みたいな状況だ。ただ無銭乗車などしていると、時に警察が電車に乗り込んできていきなり全乗員にチケットの提示を求めてくる。だから、無銭乗車などしてはいけないぞ。  

 

数分でハリウッドに着いた!

電車に乗って、ほどなくしてハリウッドに着いた。電車の中は観光客が多く、だいたいいつも座れるアメリカの電車で、立って移動した。電車を降りると、またロサンゼルス特有の蒸し暑さが襲ってきた。  

私はハリウッドの改札を出た。

ワーーーー!!開放的できらびやかぁぁ!!  

ハリウッドの街を歩いて散策

これぞ、ハリウッド!!

さすがハリウッド!通りには数々のパフォーマーや、観光客、大きなショッピングモールに、そして映画関係の建物たち!マクドナルドもジュラシックパーク化されているし! 

そして通りのシャッターには有名なハリウッド俳優のモノクロ肖像画が描かれており、その迫力にまた鳥肌が立つ。映画好きにはたまらない! 

中には不思議な妖艶な店も 

地面には名俳優たちの名前が書かれた☆が延々と続く。1kmはあるだろうか、ハリウッドの端まで名前が綴られてある。今はもっと多くの名前があるのだろう。 

お土産やさんにはアカデミー像や映画のコレクショングッズが並ぶ。今は亡き名俳優たちの記念グッズも!これもレトロなアメリカ映画が好きな人にはたまらない!  

そして、きました!チャイニーズシアター!ロサンゼルス・ハリウッドといえば見逃す事のできない観光の中心地!地面には最近の名監督の手形が! 

レッドクリフなどを手がけたジョン・ウー監督だ。  

 

チャイニーズシアターで映画を観る

チャイニーズシアターは外から見るもの・・・一般的な観光客はそうだが、「チャイニーズシアター」という名前だけあって、もしかしてここで映画が見れるのでは?

私はそう思い、中に入ってみた!観光客のほとんどはチャイニーズシアターの前で写真を撮って帰るが、中も入っていいよな? 

潜入!チャイニーズシアター!

外と違って中は静まりかえっているぞ??ここは本当に入っていいのだろうか?知らん、止められるまで前に進んでやろう。

 

おっ、これはまさにシアタールームではないか。いけるぞ!チャイニーズシアターで映画が見れるぞ!私は確信し、チケット売り場を探した。

すると、お、あったあった。チケットのお姉さんが一人・・・ハリウッドのシアターなのにこんなに中のスタッフは手薄でいいのか?

私は当時放映が始まったばかりの「ハリーポッターと死の秘宝」のチケットを買った。11ドル・・・安い!

アメリカはシアターによって値段が変わるのだが、シアトルのデパートにあるシアターの13ドルより安いじゃないか!それでいいのか!?チャイニーズシアター!  

 

「ハリーポッターと死の秘宝」を見る

シアタールームに入り、上映が始まった。

と、いうかお客さんは私を含めた3人。少な・・・みんなハリウッドに来てわざわざ映画は見ないということか?  

そして映画が始まった・・・・       

チャ〜ラ〜ララ〜ラァ〜(ハリーポッターのテーマ曲)   

ハリー「ロン!ooxx~~???」 

ハーマイオニー「ハリー!△△xxxxooo~~~!!」 

ロン「ダンブルドア!」   

チャ〜ラ〜ララ〜ラァ〜(ハリーポッターのテーマ曲) 

映画終了〜      

 

・・・・おい?なんだって?? 映画のセリフ、なんて言ったか全くわからなかったぞ???     

そっか・・・ イギリス英語とアメリカ英語は全然違うのね    

普段はアメリカ英語を話していて、アメリカの映画も字幕なしで見ていたけど、イギリス英語はアメリカ英語と発音が全く違い、何もリスニングすることができなかった。私は映画中終始、ただただ逃げ惑うハリーとそれを心配するハーマイオニーたちを目で追いかけるのみだった。    

日本に帰って来てもう一度見返した。

   

0泊1日で次はグランドキャニオンへ

さて、刺激的だったハリウッド、ロサンゼルス。もっとお金があればUSJなど楽しめるところはたくさんあるだろうが、私は大陸横断中。どっぷり遊ぶことはできない。

夕方にはロサンゼルス駅に戻り、私はアムトラックを待った。

 

ロサンゼルスの駅はなかなかゴーカ。 なんとファミリーマートのアメリカ版があった。 

懐かしい梅おにぎり(150円くらい)で腹ごしらえした。 

 

夜行電車でフラッグスタッフ駅へ。

私は電車に乗り込み、また移動した。次は「フラッグスタッフ」という場所に行く。フラッグスタッフなんて日本人には馴染みのない地名だが、実はここが今回の旅の重要ポイント。

そう、     グランドキャニオン   

があるのだ。私は座席に座り、また夜行電車で11時間の旅に出た。  

次→20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑦世界一の絶景!グランドキャニオンへ!!

 

全記事一覧:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。

 

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。