こんにちは、Kayoです。続いております、「女一人でアメリカを横断した」話。先日とうとう当時のデジカメのSDカードを見つけたので、今回より写真多めでご紹介ができます!前回以前の分も写真を増やしたので、も一回のぞいてね。
前回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。④女一人で旅すれば、おじさんに絡まれます〜
第一回:20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。①きっかけ編
20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑤サンフランシスコを一人で楽しむ方法!
電車とバスで昼の12時頃についたサンフランシスコ。今回は2日間で楽しむぜ!
①まずはPIERへ行く。そこから自転車でゴールデンゲートブリッジへ。
サンフランシスコ観光の中心は、”PIER(=海沿い)”になる。PIERはサンフランシスコダウンタウン(=オフィスなど、街としての中心地)から歩きorバスで行くよ。だいじょうぶ、多くの観光客がPIERに行くので、どのバスに乗るかわからなければ近くの人に道を聞こう。
PIERには美味しそうなレストランやおしゃれなブティックもあるけど、物価はスーパーエクスペンシブ (超高い)!!普通のレストランでランチ50ドルくらいだから、学生のあなたは10ドルくらいのクラムチャウダーにしておこう。
ん〜、まぁ、当時20歳で相当ビンボーだった私のお昼ご飯はもっぱら、
88セント=70円のカップヌードルだったけどね。(円高最高!!!)
PIERでの賢い遊び方
みなさん、サンフランシスコといえば、どんな名所を思い浮かべますか?フィッシャーマンズワーフ?暖かそうなイメージ?(いやいや、実際は寒いぞ)それとも・・・・そう、あれだよね。あのアメリカの老舗コメディ「フルハウス」のオープニングでおなじみの、
ゴールデンゲートブリッジ
だよね!!(私だけ?)
まぁ、フルハウスは知らなくとも、サンフランシスコ=ゴールデンゲートブリッジのイメージは強いはず。でもゴールデンゲートブリッジは残念ながら車がないとほとんど通れないんだ。アメリカでレンタカーを借りるなら25歳以上じゃないと難しいし、何より一人旅でレンタカーなんてお金がない・・・・
そんなときにオススメなのが、「近くまでレンタサイクルで行って、そこで記念写真を撮る」方法。レンタサイクルだったら数ドルで2時間とか借りれるし、何よりサンフランシスコの夏の気持ちいい風を感じながらこぐ自転車は最高!!!
気持ちいいから絶対試してもらいたい!サンフランシスコでサイクリング!!
レンタサイクルでゴールデンゲートブリッジを見に行く方法
ではさっそく自転車を借りに行こう。レンタサイクルはPIERのいたるところに営業所がある。私が借りたのは2時間5ドルくらいで借りれるサイクルで、とにかく安かった。サイクルを借りるときに地図をもらって、ゴールデンゲートブリッジまでの道のりを教えてもらえるから安心してね。
写真左下の自転車が私が借りたbycicle。ママチャリではないのでちょっと操作が難しい。あと、アメリカで自転車を乗るさいは必ずヘルメットをかぶろう。
そうして借りた自転車で40分ほど走ると、ゴールデンゲートブリッジが見えてくるよ!でも道程にある坂は厳しくて、自転車では太刀打ちできないところもあるから気をつけよう。サンフランシスコはアメリカで一番坂が多い街だからね。
ゴールデンゲートブリッジが見えた!!
そして見えたゴールデンゲートブリッジがこちら!!
雲に覆われて見えないようだけど、実際はこの雲の流れが早くて驚くほど。もっと近くに寄って見たら、流れゆく雲の間から見えるゴールデンゲートブリッジが大きくて、赤くてすごく感動した!!ぜひ行ってみてほしい!
・・・ただ、日焼け止めを塗っても、サンフランシスコで2時間サイクリングをすると、、、
こうなる。
アメリカ最大級のチャイナタウンでショッピングする
サンフランシスコ第一位の観光地を回った次は、「アメリカ最大級のチャイナタウン」を巡ろう。場所はPIERから歩くと遠いし、坂も急なのでバスに乗って行こう。バスの乗り方はGooglemapsが教えてくれるが、現地の人の方がより有効な情報を伝授してくれる。ぜひ現地人っぽい人に話しかけてみよう。
乗車するバスがすでにチャイニーズ
そしてバスに乗ると、異様な雰囲気に包まれるのがわかる。そう、チャイニーズタウンに向かうバスの乗客ほとんどが中国系アジア人だからだ。彼らはここに住んでいる人たちで英語をうまく話せない人も大勢いる。それでもサンフランシスコに住んでいるのは歴史的な訳があるのだが・・・まぁ、ここは興味を持ったら自分で調べておくれ。
さて、チャイナタウンに着いたぞ。
街は、「ここ本当にアメリカかよ」と思えるほどのアジア感たっぷりな状態である。店はもちろんのこと、人も、そして標識も中国語が多勢である。きっとアメリカにいる中国人留学生にとっては、サンフランシスコのチャイナタウンは天国かもしれない。
チャイナタウンに行くと入り口で3匹の猿が出迎えてくれる。5年ぶりに訪れた際もしっかり出迎えてくれた。
チャイナタウンではショッピングを楽しむ
さて、せっかくサンフランシスコに来てなぜわざわざチャイナタウンに来るのか?同じアジア人といえど、中国と日本は全くの別物である。私がここにきてやりたかったこと、それは、ズバリ「安さ」に秘密がある。
せっかくサンフランシスコに来たのだから、私はここのお土産を買いたい。でもお土産屋は高い!!さて、そんなときどうするか・・・そう。チャイナタウンなら普通のお店の半分〜5分の1の値段でお土産が買えるのである。もちろんパチモノだけれども、お土産にクオリティなど求めない。
ハンバーガーマグネットだぞ。
普通、お土産屋で「I LOVE SANFRANCISCO」などというロゴが入ったTシャツを買うなら1,000円するだろう。しかしチャイナタウンならそれが99セント=当時の物価にして80円で買えちゃうのである。
アメリカで、新品のTシャツのお土産が80円で買えるのである。
どうだ。この文面はなかなかインパクトがあるだろう。そう、それだけチャイナタウンは価格破壊の王国なのである。アメ横なんかと比べるなベイベー、やっぱりチャイナの安さは格が違うのである。
それならば格の違うチャイナ様のご厚意にあやかろうではないか。私は「I LOVE SANFRANCISCO」のTシャツと、サンフランシスコのショットグラスを合わせて2.5ドルで買った。
おまけに生理不順だったので、漢方薬屋に行き、「当帰芍薬」漢方を2ドルで買った。どうだ、かなり効きそうだろう。シアトルに帰って、煎じて飲んだら死ぬほど吐きそうになったが。
そうやって私はチャイナタウンを離れていった。
中国だけじゃないぜ!サンフランシスコのジャパンタウンはかなりすごい!!
さて、規模のデカすぎるサンフランシスコのチャイナタウンでのショッピングを終え、時間は昼の3時。ちょっと疲れて来たので宿にチェックインでもしようかと思った頃・・・・おっと、待て、どうやらサンフランシスコにも「ジャパンタウン」なるものがあるらしい。しかもそのタウンが、、、、
最近大幅に増築・発展して、かなりキレイ
という情報をトラベルガイドブックから入手した。むむ・・・もし私が日本からサンフランシスコに旅行に来た旅人だったら、
「てやんでいっ!アメリカに来て、わざわざジャパンタウンになんか、行くもんか!!ホットドッグ食うぞ!」
となるが、私もアメリカに来て4ヶ月・・・そろそろ日本食が恋しくなって来た時期でもある。海外で日本食を食べると、当たり前だがものすごく高い・・・だが、ここは大陸横断一人旅という名目に甘んじて、いっちょ高級日本食ランチでも食そう。(と言っても¥1,000台)
と、いうことで、行った。
昨日はセロリとりんごのみの晩ごはんだったから・・・と自分に言い聞かせながら、私はバスに乗った。チャイナタウンとジャパンタウンの間は意外にもかなり離れている。
バスに乗って行くのだが、ジャパンタウン行きのバスは数が少ないから、時間を調べて動こう。しかもバス停には人が少ないので、何かあっても助けが呼べない。実は私はここでバスを待っていたとき、中国人らしいおじさんからセクハラをされた。セクハラされて叫んでも、バスが来ない限り誰も助けてくれる人がいないから、女性は注意しよう。
キレイなジャパンタウン
そして着いた!ジャパンタウン。おーおー、チャイナタウンがあれほどの人混みで賑わっていたのに対し、ジャパンタウンは静まり返っているぞ。でも、
キレイだ。
どうだろうか、これまで海外の数あるアジアンタウンを見て来た人ならきっと分かるだろう。アジアンタウンなんて、「暗い、汚い、古い」の3拍子が定番である。しかしここサンフランシスコのジャパンタウンは最近リフォームしたおかげで、
「キレイ、広々、新しい」
のである。確かにアメリカ人がここのジャパンタウンに来て「日本らしさ」を味わうには物足りないかもしれない。しかし日本で生きてきた日本人にとってはサンフランシスコのジャパンタウンは、「清潔で安心な日本」を味わえる、ホッとする空間なのだ。だから、海外にちょっと疲れた日本人は、ぜひサンフランシスコのジャパンタウンに行ってもらいたい。
日本語の標識があるのが嬉しい。
王さん率いるレトロ時代の名野球選手もいる。
そして、一番テンション上がるのが、「日本のスーパー」。
どうだろうか。
この弁当のラインナップはまさに日本のスーパーを思い起こさせるのではないだろうか。
この写真を見て何も思わない人に言っておくが、海外にしばらくいると、日本のスーパーが無性に恋しくなるのである。
地味な画(え)だろうか?
しかし、この弁当がアメリカで、かつ5ドル台で売っているという事実を知ると、この画は100倍の価値を発揮し始めるのである。
すでにアメリカに来ている人は、この写真がアメリカで撮られているという事実に驚愕し、早速サンフランシスコ行きの準備を始めるであろう。
と、いうくらいすごい。アメリカにこのクオリティの日本のスーパーはないのだ。だから、アメリカ在住の人はサンフランシスコのジャパンタウンにぜひとも行ってくれ。
スーパーの中にお城もあるぞ。
昼ごはんは、「アメリカンな寿司」
とはいえ、当時の私はまだアメリカに来て4ヶ月。まだまだアメリカらしさを楽しみたい時期でもある。ということで、ジャパンタウンにて「アメリカンな寿司」を食べることにした。
どうだろうか。内装は「いかにも日本っぽくしている海外の日本料理屋」ではないだろうか。右奥に座っている白い服のおじいさんは、いかにも日本人らしき妻と弁当を一緒に食べていたが、私がお店にいる30分の間、二人は一言も会話を交わすことがなかった。私この夫婦が気になりすぎて、他はどうでもよくなっていた。
メニューはこんな感じ。安くとも10ドルはする。
私が頼んだのは、握りとアボカド・クラブのロール。これで12ドルほどだった。味は・・まぁ・・・。
と、いうことで、「よっぽどアメリカンな寿司が食べたい人」以外は、サンフランシスコのジャパンタウンスーパーにてお弁当ご買うことを強く勧める。
サンフランシスコでの観光まとめ
と、いうことで、サンフランシスコを見て回るなら、「ゴールデンゲートブリッジ、PIER、チャイナタウンとジャパンタウン」ということになった。もしまだ時間があるなら、ダウンタウンでショッピングしたり、TRADER JOE’Sで買い物して料理を楽しんだり・・・という方法もあるが、それは2回目の訪問で深く遊ぶときにいい方法だろう。
西海岸のアメリカ人がこよなく愛するオーガニックストア「トレーダージョーズ」。アメリカに住むなら絶対訪れることになる良店だ。
次はロサンゼルス!
シアトルを出発して電車で22時間、サンフランシスコは太陽の美しい街であった。ただ、勝手にイメージしていた「ビーチ、海、暖かい!」という予想とは全く違うものだった。
被写体の意味がよく分からないが、どうだい、天気が悪くて寒そうだろう??
そう、サンフランシスコは8月でも夕方になると15度を下回る気温になり、「激サム」なのである。誰しもが歩きながら「So Cold!!」と叫ぶ。夕方にはお土産やさんにフリースのジャケットが所狭しと並ぶ。
昼はこんなに暖かそうなのに!!
それにサンフランシスコは「埠頭」である。そう、ビーチではないのだ。だから「サンフランシスコでリゾート気分♫」はちょっと間違った幻想なのである。多分、それは「サンディエゴ」とか、他の”サン”がつく西海岸の地名のことであろう。
病みつきのサンフランシスコ
それでもサンフランシスコは「観光のしやすさ」と「住みやすさ」が融合した大都市である。都会感と自然観の融合が素晴らしいサンフランシスコ。ぜひ行ってみてもらいたい!!
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