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「キャリアを高めたいためにワーキングホリデーに行く」っていうのはちょっと違うって話

https://bonkayo.com/wor-holi-country-2019/こんにちは、ボンです。今日は「海外経験を積みたい」という人のために、

KAYO

目的によって、海外へ行く方法は変わるから、注意してね

ってことを伝えたいと思います。特に「キャリアを高めたいからワーホリに行く」っていうのは趣旨が全然違うということを、厳しいですがお伝えします。

 

「キャリアを高めたいためにワーキングホリデーに行く」っていうのはちょっと違うって話

 

ワーキングホリデーは30歳までの青春きっぷ!

私がこのブログで再三「ワーキングホリデーで海外経験を積んでみてはいかが?」と言っており、30歳以下の若者が簡単なビザで1年も海外に居住できるこのプログラムは魅力的だと紹介しています。でも、これは「人生経験・海外経験を積むのに、手間もリスクもかからないし最高だ」という話です。

 

通常、日本人が海外に行くときにビザは必要ありません。でもそれは基本的に1ヶ月以内の観光でのお話。例えば海外に1ヶ月以上住んだり、働いたりするときには基本的にビザが必要です。そしてそのビザは簡単に取れるものではありません。

 

じゃあ、日本人が長期に海外に滞在する方法はないのか・・・というときに「ワーキングホリデー」の話が出てきます。同プログラムは30歳未満が対象ですが、海外で1年間滞在するのはおろか、お仕事して給料までもらえちゃうという最高のプログラムなのです。いわば「海外生活を1年間疑似体験できる」というもの。

つまり、「海外で暮らしてみたいけど、体験できる方法はあるかなぁ・・・。」とか、「どうしてもこの国に住みたいから、まずは足がかりに1年間暮らしてみよう」というときにすっごく使えるのがワーキングホリデーなんです。実際、海外で何ヶ月も暮らすと新しい発見ばかりで、人生の物の見方がガラッと変わることは間違いないです。

 

だから私は「人としての幅というか、器?なんて言えばいいのか難しいけど、人として物の見方を広げるために、ワーキングホリデーはサクッと簡単に海外経験できるからすっごくおすすめするよ」と言いたいのです。

もちろん、海外で正規で働く(就労ビザ)や、外国人と結婚して永住権を獲得する、とか留学する(学生ビザ)でも長期で海外に住むことはできますが、それらはリスクやハードルが高かったり、留学はお金がかかるので、ワーホリほど「サクッ」とは行かないのです。

 

 

ワーキングホリデーをお勧めできない人

以上の「ワーホリの魅力」を押さえた上で、「ワーキングホリデーをお勧めできない人」を敢えて挙げるとするならばそれは「キャリアをレベルアップするために、ワーキングホリデーで海外経験を積もう」という人です。うーーーん、多分ワーホリではそれは達成できない!というのもサーホリは「休暇中にその資金稼ぎとして少々の就労を認める」という制度だから。バカンスがベースにあるんです。

一方で「キャリアを積みたい」という人でワーホリも視野に入れているってことは「安い費用で、かつ英語も習得したい」という狙いがあるのでしょう。職種や業界によってはそういった経験を買ってくれる企業も、現在はたくさんあります。でもそれはどちらかというと現代的な、モダンな企業。残念ながら昔ながらの日本企業はそういう経験をあまり評価してはくれません。

 

べつに「どちらが良くてどちらが悪い」とかいう話じゃありません。あなたのニーズはどうか?ということです。もしあなたが「日本に昔からある老舗大企業で働いていて、海外経験を積んでさらなるステップアップを図りたい(また老舗大企業で)」という目的なら、ワーホリに行かずに留学をしたほうがいいです。ワーホリはどうしても”遊び”というイメージがあるため、昔ながらの企業は敬遠する傾向にあります。

 

いっぽう「留学」なら、その内容がほとんど遊びだったとしてもそれは学問です。学士や博士を取得できる2年以上の留学ならなおさら、評価の対象となります。ここで誤って欲しくないのが「語学留学」はエリートではあまり評価されないのでお忘れなく。きちんと何か専門的な「学問」の学士などを狙ってください。

そうなると正規の大学への留学となるので、費用面の工面を頑張ってください。アメリカの場合の話をすると、私立の大学は学費が軽く1,000万を超えるので、勉強して頑張って奨学金をゲットしたほうがいいです。州立の大学はもうちょっと費用が安いので、社会人のうちに貯金しておくといいでしょう。あと日本人が知らない「コミュニティカレッジ」っていうのがあって、あまり名前は知られていませんが、学費がものすごく安いです。最初の2年はコミュニティカレッジへ行って、3年目から名のある大学に編入するという裏ワザもあるので、お金を浮かせたい人は知っておいて損はないです。

 

ごめんなさい、アメリカに留学していたのでちょっと詳しく書きすぎちゃいました。(ちなみに私はワシントン大学という州立大学へ行っていました)いっぽう、ヨーロッパは学費はかなり安いです。ドイツなんか学費ゼロだからすごい!ただ、芸術を学びにヨーロッパはいいかもしれませんが、経済を学ぶならアメリカ、文学ならイギリスなどが目立ってくるので、それは専攻によると思います。その辺は各自で調べてみてください。

 

 

・・・と、ここまで書くと「なんや、つまりワーホリの魅力って、”安い、簡単”だからってこと?そんなのに人生の時間をかけたくないわ、せっかくやったら留学するわ」と思われるかもしれません。でも、ワーホリにはワーホリの魅力があるのです。

 

では、ワーキングホリデーの魅力って?長くなって来たので、続きは次回にしましょう。

ワーキングホリデーの魅力って何?留学もワーホリも経験した私が考える

 

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SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。