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【自分の頭で考えよう】「海外は怖いから行かない」という思考はけっこう危ない

こんにちは、Kayoです。

私がこの旅ブログを始めたきっかけに、私の周りに「海外に行きたくない」という人がたくさんいたことがあります。

 

「海外に行きたくない」という考え自体は自由なので構いませんが、中には「海外は怖いから、行きたくない」という人が結構多いです。

 

しかし、

 

海外はあなたが思っている1/1000くらいに怖くない。全然怖くない。

 

 

です。断言します。以下、海外が怖くない理由をわかりやすーく説明するので、海外に行きたいけど怖いと思っている人は絶対読んでください。

 

 

海外は怖くない①テロに遭う確率はお風呂に入って死ぬ確率の1/40

最近は「テロが怖い」と言うニュースをよく聞きますね。

テロというトピックは国際問題としてテレビに取り上げられやすいから、大きなニュースになり、結果国民に「海外に行くとテロに遭うかもしれない!」という恐怖を煽ります。

 

 

しかし、テロに遭う確率って本当に高いのでしょうか?

 

私たちの身近な事故と比較して考えてみましょう。

 

 

2016年、テロで死亡した人数 vs お風呂で死亡した人数

2016年にテロで死亡した人は世界で約2万5千人います。

 

一方、日本にてお風呂の中で死ぬ人数は年間約2万人います。これはお風呂の中での転倒事故や、湯船で発症した病気が原因です。

 

 

年間死亡者数を比較すると、テロは世界で2万5千人、お風呂は日本で2万人です

 

 

ここで、日本の人口が世界の人口の1/50と仮定して計算すると、

 

単純計算してテロで年間で日本人が死ぬ人数は、単純計算すれば500人。対してお風呂は2万人だから、約1/40の確率となります。

しかも、テロで亡くなっている方人の多くは、シリアやアフガニスタンなど、紛争の絶えない中東の地域。

 

そんな所、普通の日本人が観光で行くことはできません。よっぽど大きな任務を背負った人出ない限り、ビザが下りないので渡航禁止なんです。

 

故に、海外に行ったとして、テロに遭う確率はかなり低いです。ましてやヨーロッパやアメリカ、オーストラリアでテロに遭うなんて、99,999%ありません。

 

それよりお風呂で転倒しないよう気をつけましょうね。それに朝風呂は血圧が上がって病気につながるので、いきなり湯船に入ってはいけませんよ。

 

 

海外は怖くない②海外で事件に巻き込まれて死ぬ確率は1/2000000

2017年、海外で死亡が確認された日本人は11人います。そのうち、サーフィン、登山、自殺?といった、危険を冒しに行った3人を抜くと8人です。

 

2017年に海外へ出国した日本人は約1,700万人います(一人で複数回数含む)。計算が面倒くさいから1,600万人にしましょう。

 

1年間の渡航者1,600万人中、亡くなったのは8人。つまり、2017年に海外で事件に巻き込まれて死んだのは200万人に1人です。

 

これだけでも海外で亡くなる確率が限りなく低いのは分かりますが、これを日本と比較するとちょっとゾッとします。

 

2017年に日本で他殺で亡くなった数は284人います。

 

「えっ、そんなにいるの?」と思いますが、ニュースにならない殺人事件は、日本でも相当数あります。(当たり前ですがメディアは情報を操作してますからね)

 

だから、「海外へ行くのが怖い」と足踏みするなら、日本でよっぽど面倒くさい事件に巻き込まれないよう注意しましょう。

 

 

 

海外は怖くない③飛行機に乗って死ぬ確率は交通事故の1/3,800

先日、兄が海外旅行を考えていると言っており、色々と相談にのっていたら、なんだか外資の航空会社に乗りたくなさそうにしていました。「なんで乗りたくないの?」と理由を聞くと、

 

 

兄「外国の飛行機って、落ちないよね??」

 

 

 

私「・・・・落ちません。」

 

 

 

・・・未だに「飛行機は落ちるかも」と思っている人はけっこういます。

 

 

確かに歴史的に飛行機が落ちた事実はあります。しかし、99,999%落ちないものはもう「落ちない」とします。

 

それでは、飛行機事故を自動車死亡事故と比較してみましょう。

 

日本で交通事故で亡くなる数は年間約3,800人です。怪我だけの事故を含むと50万件にも及びますが、飛行機事故はほとんどの方が亡くなるので、交通事故の死亡者数で比較しましょう。

 

一方、飛行機事故というのはめったに起こりません。2017年に至っては0件。もっと起こっているようですが、飛行機事故は起こると世界の大ニュースになるので、私たちの印象に残りやすいだけです。

 

 

同じ死亡事故なのに、交通事故がほとんどニュースにならないのも違和感を感じます。

 

「飛行機は落ちない」と断言しても、数年に一回は「マレーシア航空機墜落」のような事故のニュースを聞きます。それでは「飛行機が4年に1機落ちる」と仮定してみましょう。

 

飛行機の乗客数を平均的な200人で考えれば、1年で50人死亡する計算になります。

 

その中で日本人は世界の人口の1/50だから、1年間で日本人が飛行機事故で死ぬ数は1人です。日本の人口で割れば1/1億2000万の確率ですね。

 

仮に50年間飛行機に乗り続ければ、50/1億2000万→一生で飛行機に乗って死ぬ確率は1/600万。つまり、やっぱり一生をかけても飛行機事故には遭えないというわけです。

 

先ほどの交通事故で死亡する確率と比較すれば、3,800対1の確率なので、「飛行機が怖い」とギャーギャー言う前に、「道路歩くとき気をつけろよ」って話です。マジで。

 

別の視点で考えてみよう

もう一つ、違う視点で見てみましょう。

 

世界で1年間に飛行機で輸送される人数は3,300,000,000=33億人います。

 

先ほどの計算に基づいて、年間50人が飛行機事故で死ぬとすると・・・50/33億人=6,600万人に一人の確率で、飛行機事故で死にます。

 

6,600万人に一人の確率なんて、あなたが億万長者になる確率より断然低いですよね。いいですか?飛行機事故に遭うより、億を稼ぐ方が超簡単なんですよ?

 

 

 

確実に安全な海外渡航をするためのポイント3つ

ここまで「海外は安全だ!」と伝えてきましたが、きちんとした情報を伝えるために言わなければいけないことがあります。

 

「海外でも危険な所」は、あります。

 

しかしその実情は、日本でも夜中に女性が一人でスカートを履いて歩いていたら危ないように、わざわざ「危険」と呼ばれることを冒すからです。

 

以下、海外で危ない目に遭わないとっても簡単な方法をご紹介します。

 

①外務省発表の安全情報を確認する

もしあなたが、より安全な渡航先を探しているなら、国を選ぶときに外務省のホームページをチェックしましょう。外務省では「国ごとの安全情報」を発表しています。

 

下の世界地図を見てください。

「黄色=注意」 「オレンジ=危険」 「赤=退避」

 

というマークです。

 

ただ、赤やオレンジ色の国々にわれわれ普通の日本人は行けないので、うっかり行ってしまうことはありえません。

 

強いて気をつけるなら黄色の国です。この国々なら、ビザを申請したり、往復航空券を用意していれば入国することが可能です。

 

ただし、黄色の国々はアフリカ、中米、そして西・東南アジアです。この中で、まず海外初心者の人がアフリカや中米には行かないし、東南アジアでも黄色になっているのは、「一部の秘境地域」です。

 

私が行ったインドネシアも黄色になっていますが、それは観光に人気なバリは実質的には該当しません。つまり「よく聞く観光地」は治安面では大丈夫です。

 

 

それでも怖いときはダメ押しで、上記の外務省ハザードマップを見て確認しましょう。→ 外務省安全情報

 

 

②「日本で危険」なことは「海外でも危険」

「海外は怖くない」と何度も言っていますが、日本でも危険とされることを海外で行うのは、もちろん危険です。

 

先ほど例に挙げた、「夜中に女性がスカートを履いて一人歩き」したり、「飲酒運転したり」、「危険な山に登ったり」、「高層ビルで綱渡りしたり」・・・etc などです。

 

 

③「コソ泥」くらいならジャンジャンいる

海外で命を脅かすような危険な目にあうことはほとんどありませんが、「スリ」はけっこうあるので注意して下さい。

 

スリに遭わないためには、

  1. 荷物を置いたままトイレに行かない
  2. 荷物は膝の上に置く。床に置かない、背中の後ろに置かない、目の届かないところに置かない

この2つで防げます。でも、ひとり旅でどうしても荷物を置いてトイレに行きたい!ってときは、周りの人に「Can you keep your eyes on my luggage?」と言って、自分の荷物を気に留めてもらえましょう。この方法、意外と使えますよ。

 

 

海外が怖くない理由まとめ

いかがでしたか?今日お伝えしたことは、「海外=危険はウソ」だから、気にせず海外に行ってほしいいうこと。

 

なんだか「死亡者」とか「事故」とかの話ばっかりで、暗い雰囲気になった気がしますが、 とにかく伝えたいのは、「海外だから怖い」というものは、ない

これまで私は「海外は怖くて行けない」と言っている人は、冗談を言っていると思っていました。でも、よく話を聞くと「けっこう本気で海外を怖がっている人っている」んですよね。だからこの記事を書きました。

 

不要な恐怖は捨てて、外に飛び出しましょう。人生観めっちゃ変わりますよ!本当です。

それでは、今日もKayoは皆さんの海外進出を応援しています!!

 

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bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。