こんにちは、 Kayoです。
2019年秋のトルコ旅行。4泊5日でイスタンブールに3泊、カッパドキア1泊です。
今回は、短いトルコ旅行でメインに見るべき!と思った場所とオススメの回り方について、お伝えします。
トルコ・イスタンブール観光1日目~旧市街の遺産とスーフィズムを鑑賞
イスタンブール空港から市街地へ
今回は関西発シンガポール経由の、シンガポール航空でトルコへ入りました。シンガポール航空の感想は別記事でお伝えします。トルコ・イスタンブール空港に着いたのは朝の6時。
イスタンブール空港はめちゃくちゃ大きくて、到着してからめっちゃ歩きました。それもそのはず、イスタンブール空港は「世界一大きな空港」を目指しているそうです。
荷物をピックアップすると、両替所がたくさんあります。ここで、今日半日分のお金を両替しておきます。5千円くらい。空港の両替所はレートが悪いので、少なめにしておきましょう。
イスタンブール空港で密輸入者に疑われる
税関申告所を出るとき、もう一度荷物を機械に通します。そのとき急にザワッとなりました。
なんと、私たちの前の人が警察官に手を掴まれています。どうしたと思うと、そこには一つ、持ち主のいないスーツケースが転がっていました。
どうやらこのスーツケースに怪しいものが入っていると言うこと。実際に担当者がスーツケースを開けると、白い箱がぎっしり数百個スーツケースに入っているのです!
私たちの前後の人は誰も「私のものじゃない」と言い張ります。これはヤバイやつです。ここで私たちは荷物を預けた時のタグを見せろと言われました。しかし私たちはタグなんてもう捨ててしまいました!
「これ、マジでヤバイ・・・」
と冤罪をかけられるかもとドキドキしていた時、カメラ判定が行われ、私たちの疑いは晴れ、通してもらうことができました。でも、未だに前の人のものか後ろの人のものか分からず、現場は騒然となったままでした・・・
怖い現場から学んだことは、「荷物を預けたタグは、空港から出るまで捨てないでおこう」でした。実際カメラ判定をしても疑われている人がいたし、マジで怖かった。。。
バスで空港からイスタンブール市街へ
さて、気を取り直して、空港から出ることにしましょう。空港からイスタンブール市街へはバスが安くてオススメです。約18リラ=300~400円ほど。イスタンブールを観光するなら、Istanbul Kartは必須です。ここでイスタンブールの交通手段をご紹介。
街中の交通手段
バス
街中と郊外を結ぶ交通手段はバスだ。バスへはIstanbul Kartで乗れる。Istanbul Kartはチャージ制の、Suicaみたいなもので券売機ですぐに発券できます。Istanbul Kartにチャージしたら、バスに乗る前に運転手の隣にピットやればあとは一律料金で運んでくれます。2人分払うときは、2回ピットすればOK。
バスは意外にも時間とおりに来ます。バスの乗り方が分からなければ運転手さんに聞けば優しく教えてくれますよ。
電車
長距離を結ぶのはバスだけど、街中の細々とした移動はトラムが便利だ。本数も多いし、トラムもIstanbul Kartで乗れる。チャージし忘れないように。一回あたり約50円で乗れるのでぜひ電車も活用したい。
公共交通機関のマナー
イスラム教徒がほとんどのトルコでは、電車やバスで女性に席を譲ることが多い。もしも目の前に立っている女性がいたら、席を譲ってみよう。
タクシー
タクシーも日本に比べて安価だ。参考に、市街地から空港まで60TL(トルコリラ)前後、日本円で1,000~1,500円くらいだ。バスで移動すると1時間以上かかるので、タクシーで30分ほどで移動できるタクシーも大いに使ってもらいたい。
タクシーに乗る前に、目安の値段を必ず聞くこと。観光客相手に高い値段を要求することもあるので必ず事前に確認しよう。
イスタンブールのホテル
トルコのホテルは安価でサービスがいい。イスタンブールでは主に3種類のホテルがある。
トルコ感満載の可愛いホテル
一つ目は、トルコならではのバスタブがついた、トルコ感満載のホテルだ。装飾もトルコの可愛い雰囲気で、女性が好きな雰囲気。部屋は小さいが、朝食もついていて、ディープな体験をしたいならトルコ的なホテルを選ぼう。
アクセスのいいチェーンホテル
イスタンブール市街に近い場所に、かの有名なヒルトンなどが建っている。ここは、アクセスの良さと、サービスの良さ、部屋は40平米近くあって広々しているし、値段も他の海外より安い。一番無難なため、とにかく利便性を考えるなら有名チェーンホテルがオススメだ。
住むように暮らすレジデンスホテル
最後に、私たちが泊まったのは「レジデンスホテル」といい、キッチンや洗濯機など全てがついている、家のようなホテルだ。部屋は小さくても80平米から200平米を超える部屋もある。家族で泊まる、長期滞在するならレジデンスホテルがオススメだ。市街地からは少し離れている。
どのホテルも市街地までのシャトルバスを用意したり、コンシェルジュがついているので、便利はいい。トルコ滞在の楽しみの一つがホテルになることは間違いない。
それでは、ホテルに荷物も置いて、タクシーでイスタンブールまで向かって1日観光しよう!
イスタンブール一日目:旧市街地を散策しよう
もしもトルコ旅行を1日で観光しろと言われれば、まちがいなく旧市街地を訪れることになる。旧市街地には、トルコの歴史がぎっしり詰まっている。旧市街地は、イスタンブールの中心地、「タクシム」からトラムで行ける。
訪れるのはアヤソフィア、トプカプ宮殿を筆頭に数々のミュージアムだ。ミュージアムといっても展示物メインではなく、その建物自体を散策することが主になる。
ミュージアムフリーパスを買おう
ミュージアムには都度払いもできるが、ミュージアムごとにチケットを買うのも並ぶし、どのみち色々見て周れば元はとれるから、5日間フリーパスを買おう。私たちは2日間しかイスタンブールにいなかったが、このチケットを買った。
2019年9月時点、5日間フリーバスは440TL。日本円で4,800円ほど。購入場所のおすすめはアヤソフィアの自動チケット売り場だ。全然並んでいない。少々買い方は難しいが、クレジットカードも使える。
旧市街を回る順番
旧市街を周るには混雑を避ける順番というのがある。旧市街のミュージアムで一番混むのはトプカプ宮殿だ、そして昼間が人が多い。だから朝早くから旧市街へ行く人は一番にトプカプ宮殿に行こう。一方でお昼から旧市街へ繰り出す人は最後にトプカプ宮殿へ行こう。ただし、トプカプ宮殿内の”ハレム”は午後4時くらいに閉まるから、夕方までに宮殿へ行くようにしよう。
また、ブルーモスクは今もモスクとして使われている施設のため、一日に何度か礼拝の時間がある。1日の中で5回ほど、2時間ずつくらいは入れない時間帯があるので、旧市街に着いたらまずはブルーモスクの礼拝の時間を調べて計画を立てよう。
アヤソフィア(ハギアソフィア)へ
それではようやくミュージアムへ。私たちはこの日お昼に旧市街に着いたため、まずはアヤソフィアへ向かった。フリーパスを買ったのでほとんど並ばずに入ることができた。
中は写真撮影OKで、もともとギリシア正教の教会を途中からモスクとして使っていたため、宗教の交わった建物が何とも魅力的だった。二階には有名なキリストのモザイク壁画もあった。
イスタンブールの中心地、タクシムからの行き方。
トイレは1TL
トルコの公共の場のトイレは約1TLかかる。トイレの前にゲートがあり、コインを入れる機械がある。1TLは常に手元に持っておこう。
ブルーモスクへ
礼拝の時間を避けてブルーモスクへ行こう。場所はアヤソフィアの目の前だ。外観が淡いブルーのため、ブルーモスクと言われている。
こちらは今でもモスクとして使われているため、入場は無料だし、入る際には服装の規定がある。あまりにも露出の多い恰好はNGだ。そして女性は入口で無料貸し出ししているヒジャブを借りて、頭に巻いて入ろう。
ランチはとうもろこしとスミット
旧市街の広場には見どころがたくさんありすぎて、ランチを取るのも忘れそうだ。それでもおなかが空いたなら、露天のとうもろこしと、プレッツェルのようなパンをいただこう。どちらも4TL(80円)前後で頂ける。
トプカプ宮殿へ
次はメインのトプカプ宮殿へ行こう。こちらは見どころがたくさんなので、2時間ほどの余裕をもって行きたい。
トプカプ宮殿は、スルタン(トルコの王様)が済んでいた宮殿とあって、中は広い。そしてアジアとヨーロッパが融合された建築物はなんともいえない美しさに満ち溢れている。
トプカプ宮殿内には”ハレム”という、スルタンの側室たちが住んでいた屋敷がある。スルタンはたくさんの女性を手元においていた。日本でいう大奥の屋敷があるのだ。ハレムへは別料金がかかるが、フリーパスを持っていれば無料で入れる。
ハレム内は広かったが、設備の充実度はどれほどのものだったか図り知れない。当時の家具などは残っていなかったため、間取りしかなかったが、ハレムの側室になった女性たちはここに入ったっきり何年も過ごしたのだと思うとちょっと怖かった。ただ、建物内は明るくてきれいだった。
トプカプ宮殿は宝物庫やスルタンの側室など、見どころがいっぱいだ。美しいイスタンブールの景色もおまけでついてくる。ぜひともイスタンブール観光のメインとして楽しみたい
猫ちゃんもお昼寝してるぞ♪
地下宮殿へ
もし時間に余裕があったら、地下宮殿へいってみるのもいい。ここはフリーバスでは入れないが、大昔に貯水庫として使っていた施設を宮殿にしちゃったというなかなか大胆な発想の産物だ。一番奥にはメドゥーサの顔が逆さになった柱がある。こ、怖い・・・・
ドンドルマ(トルコアイス)も忘れるな
トルコといえば、伸びーるトルコアイスも人気だ。トルコでは「ドンドルマ」として観光地で小さな屋台を抱えたおじさんが売っている。ドンドルマを頼むと、おじさんがアレヤコレヤと踊りを踊ってくれ、楽しませてくれる。このエンターテイメント付きでミックスアイス一つ500円だ。
モザイク壁画博物館へ
旧市街地広場からすぐのバザールからちょっと横にそれるとすぐに「モザイク博物館」がある。こちらはフリーバスで入れる。なかには当時のモザイク画が数多く飾られている。絵は、動物をモチーフにしたものが多い。
ここは人が少なく、けっこう穴場だ。歩くのに疲れたらぜひゆっくりしてほしい。
スーフィズム(踊り)の鑑賞へ
さて、数々の博物館を見て周って、けっこう疲れた。最後はトルコ名物の踊り、「スーフィズム」を見に行くのはいかが?スーフィズムは、白い服を着て、男性たちがくるくる回る、昔ながらのトルコの宗教的な踊りだ。
イスタンブールの文化センターで行われる「ホジャパシャ」なら、この伝統的な踊りが良心的な値段(一人約2,000円)で見れる。正直観光で疲れたあとに見ると、ゆ~~~っくりした音楽とクルクル回る踊りによって、眠くなること100%だが、もう神様に召喚された気持ちで現を抜かしながら見るのも粋なもんである(論理が無茶苦茶だが、とにかく眠いってこった)
モスク近くのレストランで賑わいメシ!
夜ご飯はホジャパシャの近くのにぎわったレストランを試してみよう。一人1,000円も払えば十分な夜ご飯が食べられる。
前菜のメズレ
トルコでご飯を食べるならまずはメズレを頼んでみよう。前菜の小鉢で、色んな種類がある。”ハムス”はタンパク質豊富な豆のディップで、大好物な人が多い。
ピザのようなピデ
一見ピザのような見た目のピデも頼んでみよう。色んな種類があるから、チーズあり・なしなどいろいろ試してみよう
トルコの野菜といえば、ナス
トルコ名物に、「ナスの肉ばさみ」がある。超特大のナスで肉をはさみ、ただ焼いているので、「まじか!」というほどのナス感を楽しめる。あれほどまでに全面にナスを出してくる料理をこれまで見たことがなかった。
シメはチャイ
トルコでご飯を食べるとシメはチャイだ。チャイはインドのチャイとちがい、ほとんど紅茶のような味わいで、何をするにしてもチャイが手放せない。日本でいう緑茶のような立ち位置だ。ご飯の最後にはぜひチャイを頼もう。
イスタンブール一日目おわり
いかがでしたか?イスタンブールは思っていたより全然安全で、物価が安く、人も親切で優しく、そして建造物が美しい!歴史に翻弄された歴史遺産の見応えがありすぎます。
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二日目(次)▶︎
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