どうも。ぼちぼち書いている、私の海外体験記。海外ってどういうものか、留学してどう成長するのか、それを伝えるために、中学生から今までの海外での経験を綴っていくよ。
第一回目は中学生のときの韓国旅行。参考:初めての海外、韓国はまるで海外じゃなかった
第二回目は高校生のときのイギリス短期留学だよ。イギリスでは韓国と違って、楽しいだけじゃない海外を痛感した2週間だったね。私も含めて海外経験者はこぞって「海外いいよ~、行きなよ~」って言うけど、海外留学なんて、とてもじゃないけどラクじゃないんだよね。悔しいこと、苦しいこと、自身をなくすこと、いっぱいある。今回は、私が壁に当たった話をするね。
【海外経験】高校生でイギリス留学に行ったら一人になった話
高校時代にイギリス語学研修へ
高校生のときイギリスに短期語学研修に行った。学校のOBから寄付金を募って奨学金が出るプログラムで安く行くことができた。
出発まではALTの先生と英会話レッスンしたり、持ち物の準備をしていた。→外部リンク:イギリス必携品
出発
出発当日は関西空港から13時間のフライトでイギリス・ロンドンのヒースロー空港へ行った。機内では同じ学校から行く学生は10人と「ワクワクするね~」とはしゃいでいた。
これから待ち受ける試練も知らずに・・・
到着
そしてイギリスに着いた!学校では白人女性が宿舎で迎えてくれた。彼女の第一声は、「HELLO~♪」だった。
お~~~!英語だ!!私はここでようやく海外で外国語に触れることができた!興奮した!!
このときは、楽しいだけだった。英語は全く聞き取れなったけど、「まぁ、こんなもんだろ~」と楽観視していた。
そう、初日だけは・・・。
謎のクラス分け
テスト
翌日、さっそく英語の授業のクラス分けがあった。今回イギリスに語学研修に集まったのは世界から来た学生100人。人数が多いから英語のレベルによって20人ずつのクラスに分けるという。
そしてテストを受ける・が・・・・。「うわぁ、全然わかんねぇ。」イギリスで出されたテストは日本のそれとはテイストが全くちがう、「会話穴埋め問題」だった。
例題
例えば1文のセリフの中に、合いそうな単語を入れる、みたいな。
例)Why don’t you ______ with me?
↑この空欄の単語を答えよ。みたいな。答えは“come”とか。
まぁ、こんな問題慣れてないし、語彙も少ないから分からなかった。テスト受けてる途中でヤル気なくして、「私が大好きな宇多田ヒカルの英語の歌」をずっと穴に埋めていた。
・・・・・ふざけて後で怒られると思った。
クラス発表
そんな感じでテストが終わるり、午後クラス分けがあった。クラス分けは、100人の生徒を円形に並ばせて、担任の先生が自分のクラスの生徒の名前を読み上げるというアナログシステムだ。
1番上のクラス
まず1番上級クラスの人たちが呼ばれる。みんな白人。一体みんなどの国から来たんだろう?とか思いながらボーット待っていると、日本人の友達が肘をツンツンしてきて、
友達「なんかー、日本人って、だいたい一番下か下から二番目クラスらしーよー、イヤーネ。」と言ってきた。
私「わー。テンション下がるね―」
と返し、次々と白人学生の名前が呼ばれるのを聞いていた。そして20人くらい集まり、先生が彼らを連れてどこかに移動し始めた。どうやら1番上のクラスの生徒がそろったようだ。
2番目のクラス
次に先生が変わった。けっこうな巨人の女性だ。巨人女性も次々に名前を呼び、次々に白人学生が前に出ていく。すると、とつぜん先生が変なことを言い出した。
先生「カヨ・・・カヨッ!!」
私「ん?」
先生「カヨ!カモン!!」
私「へっ!?」
先生「カヨ!!ユーアー〇〇××!!」
・・・呼ばれたーーー!!
友達が私の背中を押す。私はチョーダサく焦りながら前に出る。先生が握手する。先生が何か言ってるけど分からない。そして先生はそこで名前を呼ぶのを止めた・・・・・・
・・・この白人クラスに日本人一人!?
先生はニッコリ笑って「Hello~♪ユーアー〇〇××~♪ナンターラカンターラ」と喋り始め、歩き出した。何言っているか、分からない。でももう、ついて行くしかない。
そしてクラスに着き、授業が始まった・・・
幼稚園生みたいな授業がはじまる
授業が始まった・・・が、始まらない。生徒がずっとペチャクチャ喋っている。先生は先生で何か淡々としゃべっている。
なんだ??これ、どーゆー状況?とりあえず授業が始まるんだから、おとなしくしていた方がいいよな?と思い、待つ。だが一向に授業の雰囲気にならない。
すると突然、先生が「バンッ!!」と教卓を教科書で叩いた!!!するとクラスはシーーーーンとなって、授業らしきものがはじまった。
「初日から先生怒らせるってどうよ・・・・」と私は苦笑いになった。
ぼっちの日本人、授業中に当てられまくる
先生が怒ったおかげで英語の授業が始まった。それは良いが、先生が配っていたプリントを見ると、そこには英語なのか何なのか分からない文字が書かれてあった。
プリントを目の前にして固まっていると、先生が生徒を当て始めた。どうやらプリントに降ってある1,2,3・・・という番号は問題らしく、当てられた人がその答えを言っていくシステムだ。しかし、
私には何の質問かさえ読み取れない。それなのに周りの生徒は当てられて「う~~ん」とか言いながら考えて、結果ちゃんと答えていく。
ヤバイ・・・これ、当たるよな。日本の授業では分からない問題なんてなかったのに・・・と思いながら冷や汗ダラダラ書く。
そして、当たる。
固まる。
すると先生が気を遣ってヒントを与えてくれたっぽかった。でも何て言っているか分からない。いずれにせよ、何か言わなきゃ授業が進まないと思い、私は「ア、アイ、ドン、ノウ?」と言った。するとクラスメートが
「Oh~~~」
と残念がった。
・・・
あぁ・・・
授業で答えられない、周りから残念がられる、こんな経験はじめてだ。日本だと「たとえ答えられない人がいても、黙って見守って」くれる。でもこっちは全面的に表現される・・・
ツラィ・・・
それから先はなぜか先生から私ばっかり当てられた。どうやら「カヨを皆でサポートしよう」みたいな作戦をとってくれたみたいだ。でもクラスメートの中にはそれを「メンドクセー」と言っているような人もいた。
地獄だ・・・
そんな感じで私のワクワク☆イギリス留学は幕を開けた。
でもこれは地獄の序章に過ぎなかった。
隣の人との共働作業
次の日、隣の人と共働ワークする時間があった。私のとなりは白人のきれいな子だ。先生が「ワークはじめ!」と言って、私は隣を向いた。しかし・・・・・
彼女は振り向かない。
??
寝てるのか?そう思い、私が「Hello~」と話しかけた。すると、こっちを見た!!
そして、また、向こうを見た・・・・
え??無視!!??
To be continued・・・
あとがき:
えっと、今回行ったイギリスの学校は「ラグビースクール」という、ラグビー発祥の伝統のある学校です。
学校自体はすっごく趣がある建物で、芝生もキレイで、素晴らしかったです。因みに寮生用の宿舎もあって、ご飯も出ました。ご飯はいつも薄味のじゃがいもばっかりで、2週間で8kg太りました。
ちゃお。
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