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20歳、女ひとりアメリカ鉄道横断記。⑬ニューヨークで自由の女神に会いに、会い・・・あれっ?

こんにちは、Kayoです。私は20歳のとき「一人で何かやってみたい」と思い、アメリカを横断することにしました。

第1話→20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。①きっかけ編

 

鉄道で12,000km、約2週間を渡って見えたもの、そしてその全容をお伝えすることで、これからアメリカ横断してみたいという方の背中を押したいとおもい、このブログを書いています。

 

さて、話はもう終盤。シアトルを出発してゴールのニューヨークに着いた私は、2日目を迎えました。

前回→20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑫ニューヨークのセントラルパークにウォール・ストリート、そして9.11跡地をめぐる

 

 

20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑬ニューヨークで自由の女神に会いに、会い・・・あれっ?

 

名物=うまい とは限らない?

ブルックリンの友達の家で朝を迎えた私は、彼女と一緒に朝ごはんを探しに行った。

 

「ニューヨークといえばベーグル」というのはもう古いか?私はベーグル専門店で、クリームチーズとトマトのベーグルを買った。

本場のベーグルはさぞかし美味しいと思ったが、う〜〜ん、やっぱりベーグルはベーグル。淡白で健康的な味わいだ。(なんなんだ)

Faithは今日は学校の日。私たちは別れ、またマンハッタンのダウンタウンへ向かった。今日は、そう、あの女神様に会いに行くのだ・・・

 

 

自由の女神の島へ船で行く

ニューヨークのシンボル

ニューヨークといえばやはり「自由の女神」でなかろうか。自由の女神はマンハッタン島からもよく見えるが、女神のいる島に渡ることもできる。

2011年はちょうど女神の修繕工事の直前だったので、私は記念に女神がいるLiberty Island(リバティ島)まで行く事にした。

 

事前に船のチケットを購入する

リバティ島に行くには、事前にインターネットでチケットを購入する必要がある。値段は当時13ドルくらい。船と観光料を合わせた値段だ。

私はクレジットカードで決済し、前夜にプリントアウトしたチケットを持って船着場へ行った。(チケットの買い方は記事下部を参照)

 

船着場はマンハッタン島最南端のBATTERY PARK(バッテリーパーク)というところにある。このバッテリーパークからも女神は十分に拝めるので、遠くで見たいだけの方ならこちらから眺めるのもおすすめだ。

こんな感じで観れる。(出典:https://blogs.yahoo.co.jp/newyorksteven7/10624488.html)

 

私はバッテリーパークへ行き、船に乗る列に並んだ。ここバッテリーパークはさすが自由の女神を手軽に見られる場所という事で激混みだった。

私は「混むなぁ・・・」とぼやきながら列に並んでいた。私が乗る船は、この日最終便の一つ前の14時の便だ。

 

 

乗船!そして出発

さてさて、乗船の時間になった。私は長い列から順番に船に乗って行く。それにしても人が多い。

 

船に乗る時はチケットを確認されなかったので、「おかしいなぁ」と思いながらも、「まぁ、席に着いたら確認されるのかな」と思っていた。

 

しかし船に乗ると、席には誰も座っておらず、みんな甲板から外を眺めていた。私もみんなと同じく船べりに立った。

 

船が出発した。みんなこれから自由の女神に近づけるということで、「WHOOO!」とか「HOOOOO!!」とか叫んで盛り上がっていた。

 

出発してまもなく、孤島に立つ自由の女神が見えた。みんなさらに叫んで盛り上がる。

 

 

女神の足元へ!!

そして船はどんどんと進む。徐々に女神に近づいて行く。

みんなパシャパシャと写真を撮りまくる。よし、いい感じだ。

 

この時私は先ほどから感じている違和感がさらに強くなったのを感じた。

 

 

なんか、おかしい・・・・・・

 

 

女神の正面に来た・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

通り過ぎてるっ!!

 

 

 

なにーーーーーー!!!

 

 

 

 

なぜに通り過ぎる!?

 

 

 

私は隣で叫んでいる人に聞いた。

 

 

 

私「この船って、どこに行くの?」

 

隣の人「よくわからないわ」

 

私「この船って、リバティ島に行くんじゃないの?」

 

隣の人「それは、あの船よ」

 

 

と、彼女はリバティ島に近づいている船を指差した!

 

 

 

 

ああああーーーーーーー!!

 

 

 

 

そう。女神の島に行くのは隣の船着場から出航した船。私が乗った船は違う船だったのだ・・・

 

徐々に船は女神から遠ざかって行く・・・私は女神の足元へ降り立っている人を見ながら涙を飲んだ

 

私が乗った船は無料の船

 

「チケットを確認されない事にもっと疑問を持つんだった・・・・」

 

この落胆度合いはどう表現したらいいだろうか。不注意だったとはいえ、間違って船を乗ってしまうなんてダメージが大きすぎる。

 

あまりにもショックで写真もこれ以上あまり写せなかった。

 

今回の失敗の原因は、私が乗った船が無料の渡し舟だったゆえ、行き先を確認されなかったことだ。

 

私がたどり着いた島はStaten Island (スタテン島)といい、まぁ、何もない。あるのは自動販売機と、マンハッタンの海岸沿いを一望できる景色だけか。

私は30分後の戻りの船に乗って、またマンハッタンへと戻った。

 

マンハッタンに戻ってから、私は本来乗るはずだった船着場に行き、次の便に乗せてもらえないか交渉しようとしたが、次の便も先ほど出たばっかりで、それが最終便だったから、詰んだ・・・・。明日はもうここには来れないから・・・私の自由の女神の近くに行くという夢は・・・破れた。

 

落胆した私はニューヨークの街に戻っていった・・・

そのあとのことは、ショックが強すぎてよく覚えていない。

 

私はニューヨークの街をぶらぶらした。ビジネス街っぽいところに入っていったら、たくさんのイエローキャブが走っていて、いかにもニューヨークらしかった。

 

学校が終わったFaithと再開した私は今日起きた出来事を話し、がむしゃらにハンバーガーに食らいついた。アメリカのハンバーガーはマジででかくて食べ応えがある。うさ晴らしにはもってこいだ。

 

これからアメリカへ留学する人に忠告しておくが、アメリカのハンバーガーやらピザやらが美味しくて安いからといって、しょっちゅう食べていると私みたいに1年後には10kg増量・・・という事になる。

 

※なんども使ってごめんね。

 

まぁ、それもアメリカ暮らしの記念と思えるならそれで良い。

 

 

リバティ島に渡る正しい方法

というわけで、「自由の女神の島に行くつもりだったのに、間違って別の島に行く」のは、ご覧のとおり精神的ダメージが多いので、読者の皆様には正しくリバティ島へ渡ってもらいたい。

 

以下、方法を明記する。

チケットを事前に買う

リバティ島行きのチケットはhttps://www.statuecruises.com/から買える。

画面左上の「STATUE OF LIBERTY & ELLIS ISLAND TICKETS」へアクセス。

 

4種類のチケットの購入ボタンが表示される。

  • 一番上は、リバティ島に降り立つだけのチケット(18.5ドル)
  • 二番目は、女神のモニュメントまで入れるチケット。女神の下半身くらいまで入れるという事(18.5ドル)
  • 三番目は、女神の冠まで登れるチケット (21.5ドル)※数ヶ月前からの予約
  • 四番目は、自由の女神を含めた90分のツアー

 

私が買ったチケットは二番目のチケットだ。一番上のチケットと二番目のチケットは値段が同じなのに、二番目の方がたくさん観れる理由は、二番目のチケットが事前の予約が必要だからだ。

 

当日船着場で買うなら一番上のチケットしか買えない。スケジュールを確定できるのであれば先に二番目のチケットを買っておこう。

もちろん、三番目のチケットは冠まで登れるが、数ヶ月前からの予約が必要になる。

 

乗船場を間違えないように

ちゃんとチケットを購入できても、間違って無料の船に乗ってしまっては知らない島に渡ってしまいます。2018年げんざい、フェリー会社のサイトで乗船場所が丁寧に示されているので、こちらに従って向かってください。

https://content.statuecruises.com/sites/default/files/uploads/frombatterypark.pdf

 

そろそろ帰る準備を

120時間、12,000kmの横断を終え、これまで一度も電車を間違えて乗らなかったのに、最後の最後で船を間違えました。そろそろ体も疲れてきた頃でしょうか。それともたびに慣れすぎてきたのかも?

 

さて、ゴールのニューヨークは刺激的で見るものだらけ。そんなニューヨークも明日で離れます。最終日は国際連合に味を運んで飛行機でシアトル帰ります。

次回(最終回)→20歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました。⑭NYの国際連合を拝んで、ケネディ空港からシアトルへ

 

全記事一覧はこちら→【連載】2o歳のとき、女一人でアメリカ大陸横断しました

 

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SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。