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カッパドキア観光2日目〜タクシーレッドツアーでギョレメを堪能!

イスタンブールからカッパドキアへ移動したトルコ旅行。カッパドキア1日目はローズバリーで美しい夕焼けを堪能し、最高のロケーションのNo.10レストランで舌鼓をうった。2日目は朝から1日かけてカッパドキアのハイライトを見つくすぞ!

 

カッパドキア観光2日目〜タクシーレッドツアーでギョレメを堪能!

熱気球ツアーは日程に余裕をもって

カッパドキアツアーといえば、「バルーンツアー」ではなかろうか?朝方に織りなす大地からフワリと上がる色とりどりのバルーンに身をゆだねるのは最高の気分だ・・・

バルーンツアーは人気のため、日本からVELTRAなどで予約しておこう。私たちも予約していた、が!

ツアー当日、風が強くて乗ることができなかった・・・。残念!バルーンに乗りたい人はカッパドキア滞在を長くして、悪天候にも融通のきく日程にしておこう。

グッバイ、バルーンツアー!

 

タクシーツアー300TLから

それでは「カッパドキアツアー」をはじめよう。ツアーは「レッドツアー、グリーンツアー、ブルーツアー」など、巡るコースによって色分けされている。カッパドキア初訪問なら間違いなく「レッドツアー」が見所満載で遠くもないのでおすすめだ。

ツアーはプライベートタクシーツアーと、バスツアーがある。バスツアーは安いが、早めの予約が必要だ。一方でタクシーツアーは前日予約でもいける。それに空港まで最後に送ってもらうなら、タクシーツアーが融通がきいて便利だ。ちょっと高いけど、一人300TL=6,000円で1日中好きなところに連れていってくれる。

 

それではタクシーに乗って、レッドツアーを開始しよう!

鳩の要塞〜Pigeon Valley

まずは「鳩の要塞」と言われる「Pigeon Valley」へ着いた。ドライバーのおじちゃんが「ここでの観光10分!」と言われ、「みじかっ!」と日本語でツッコミつつ降り立った。

ここは鳩がたくさんいるらしいが、行った時は全然いなかった。観光客の多くは谷の上でこの要塞を見下ろしているだけだが、実は下に降りていけるし、鳩の目のような穴の中にも入れるので、足腰に自信がある人はぜひ探検してみよう。大丈夫、こんな私でも穴の中に行けたんだから。

そしてドライバーが言った「ここでの観光時間は10分!」というのはとうに越えた。

 

ギョレメパノラマへ

次はPigeon Valleyからほど近い「ギョレメパノラマ」だ。ここはドライブルートにある1スポットで、写真を撮るだけになる。あれ?写真はどこだっけか?ギョレメを散策するとどれもベストショットばかりで写真を撮りまくってしまい、最後には私のように何がどの写真だかわからなくなるので、休み休みメモを取ったほうがいい。

Love Valleyへ

次は「Love Valley」というところへ行く。Love Valleyはブドウ畑の奥にある。トルコはブドウ栽培が盛んで、乾燥地帯らしい背の低いブドウの木が所狭しに並んでいる。だいぶ奥まで入って行くと、Love Valleyに着いた。

いやー、それにしてもすごい!ゴツゴツした山々ばっかりで、まるでグランドキャニオンを思い出す。グランドキャニオンは自然の脅威だが、ギョレメはそこに人が住んでいたし、今でも岩の相中に人が住んでいるのだから文化的な歴史を感じる。

トルコ陶器やトルコ石

ツアーを申し込むと必ず「ショップ」に連れて行かれる。別に無理やり買わせる気はないが、観光客が買うとタクシー運転手の株が上がる。残念ながら私たちはモノに興味がないのでさらっと通り過ぎることになる。

参考:モノではなく、経験に時間とお金を使おう

今回私たちは「トルコ陶器」と「トルコ石」のお店に連れて行かれた。

トルコ陶器のお店は面白かった。特にカップの装飾が美しく、カップとソーサーで一つ1,200円だという。日本で買うと3,000円くらいするものなので正直買おうか迷ったが、陶器は壊れやすいので持ち運べないなと思い断念した。

一方トルコ石のお店は宝石屋さんで、とても高価なものがたくさん置かれていた。よく聞く「ターコイズ」という石は、「トルコ=Turkey」から名前の由来が来ていると知り、感心した。確かにトルコではいい石がたくさん取れる。石に興味がある人はトルコ石を見て見ることをお勧めする。とはいえ観光地のショップは高いから、高価なものを買うならイスタンブールの問屋さんに行ったほうがはるかにお得だ。

パシャバー

次は「パシャバー」だ。ここは屋外博物館で、カッパドキアの自然を自由に堪能できる。カッパドキアの自然遺産たちは圧倒的な自然だが、観光しやすく、実はスカートでも歩いていける。さすがにヒールだと辛いが、道がきちんと敷かれているし、乾燥しているから湿地で汚れることもない、それに観光客と田舎の住民だけなので非常に平和的だ。カッパドキアで観光するならナンパもされないので、女性はお洒落しても問題ない。

 

ランチは壺ケバブに骨つきラムの煮込み

いろいろ探索したらお腹が減った!私たちはカッパドキアの中心地にあるケバブ料理屋さんに行った。日本で「ケバブ」というと、鶏肉がバンズに挟まれた”ケバブサンド”を思い浮かべるが、あれはケバブ”サンド”であって、ケバブとは肉を香辛料で和えて焼くor煮たものだ。しかも日本だと鶏肉が一般的だが、現地だとラム、牛肉がよりメジャーだ。

カッパドキアはケバブの中でも「壺ケバブ」という、壺でケバブを煮込み焼きして、最後に壺を割るというパフォーマンスのケバブが大人気だ。私たちはここで壺ケバブと、骨つきラムの煮込みを食べた。

ケバブは鶏肉を選んだが、香辛料がほのかに効いていて優しい味だ。一方骨つきラムはかなり獣の匂いがした。だが、こんなモリモリの骨つきラムを食べるのは日本ではできないなと原始人的気分を堪能した。

 

ギョレメ野外博物館へ

いっぱいご飯を食べたら本日メインイベント「ギョレメ野外博物館」へ行こう。野外博物館とは、岩とかそれ自体が遺産というもので・・・つまり屋外の博物館なのだ。こちらは入場料が40TLほどだ。

途中なんとザーーーット雨が降ってきた!げっ!

カッパドキアはいきなり雨が降ってくるので、折りたたみ傘を一本持っていたほうがいい。

猫ちゃんも雨宿り。

 

野外博物館には多くの岩の住居と岩の教会があった。「えっ?教会?トルコはイスラムの国では?」そう、今や国民の99%がイスラム教のトルコだが、アジアとヨーロッパの架け橋だったこの地域は昔々は東ヨーロッパ帝国というキリスト教だったが、その後にオスマン帝国として中東側のイスラム教になった。

そしてオスマン帝国が支配するときに「キリスト教はダメじゃ!」ということでそれに抵抗した人々が都市のイスタンブールからカッパドキアに移って、岩の中に隠れるように住んだわけだ。だから今でもいい感じに自然が残っているし、その中に謎の穴、つまり住居としての窓が空いているというわけ。

敬虔なキリスト教徒だった彼らは、教会の存在に重きを置き、1住居1教会レベルにたくさんの教会を作った。そして野外博物館はカッパドキアの中心地だったのだろう、たくさんの教会が見れるのだ。その中にはどうやって書いたのか、精巧な絵もある。絵を写真に撮ることはできないが、昔の人が何かを塗料にして天井にまで絵を描いていたところを想像すると不思議な気分になる。

歴史好きには堪らないギョレメ野外博物館、興味のある人は行ってみよう。

 

帰りは早めに空港へ

さて、お腹いっぱいカッパドキアを堪能したら夕方4時になった。私たちの飛行機は19:50だからまだ時間がある。というわけでもう少しいろいろ回りたいとタクシーの運転手に言ったが、というか朝から言っていたが、遅くまではツアーできないという。結局だいぶ早い夕方5時に空港へ着いた。

カッパドキアでツアーを頼むならあらかじめ「18:30〜19:00の間に空港に着くようにしてくれ」とお願いしたほうがいい。当日延長をお願いしても家族思いのトルコ人はなかなか応えてくれない。カッパドキアの空港、ネヴシェヒルは驚くほど小さい空港で時間を持て余しそうだったが、本を読んだりPCしていたらすぐに飛行機の時間になったので、旅の休憩にちょうどよかった。

1日の出発便がこれだけ・・・

 

カッパドキア観光2日目終わり

カッパドキアはとにかく広くて黄色で、岩岩がゴツゴツしていた!笑

イメージとしてはグランドキャニオンに近く、それに人間の文化を掛け合わせたような遺産だ。

そして観光に来ている人もマナーが高い人が多く、わざわざカッパドキアという僻地に来ているのだから、強い意志を持って観光に集中している人が多かった。

もしも大自然が好きなら、とってもオススメの場所だ。イスタンブールの寄り道に一番おすすめなカッパドキアでした♪

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。