こんにちは!Kayoです!やってしまいました!
3週間前より続けています、私の無計画旅行。3カ国目はインドネシアのバリにやってきました!ガイドブックも持たず、宿だけ予約して、何の準備もせず空港に出たらエライことになりました!
ギャー!!無計画でインドネシア行ったら空港でバリ人に囲まれて怖かった!!
バリの空港に降り立った私は、宿の人から「空港からのシャトルバスに乗ってきてください」と言われていたため、バスを探しました。しかし・・・
シャトルバスがない
ないんです!バス乗り場らしきものがないんです!空港の職員に聞いたら「空港にシャトルバスは来ないよ」とのこと。え!どうしよう!だったら、電車とか公共バスってあるの・・・?と思って辺りを見渡していると、左斜め前からおじさんがやってきた!
おじさん「タクシー!」
私「あ、いらない。」
おじさん「タクシー!イズ スマート!」
私「宿まで、いくら?」
おじさん「45万ルピア!」
私「45万ルピアって、4,000円?たかっ!」
と話していると、おじさんは私のスーツケースを持とうとする。
私「ノーセンキュー!」
そうやって振り払う。ひとしきり逃げた後、今度は右斜め前から違うおじさんがやってきた!
違うおじさん「タクシー!」
私「いくら?」
違うおじさん「35万ルピア!」
私「依然として高いな!」
と言って私はまた逃げる。ちょっと調べたり考えたりする時間が欲しい・・・と思っているとまた違うおじさんが前からやってきた!そして逃げる!そして違うおじさんが!あ、また!ああ!もううるさい!!!そうやって根負けした私はタクシーに乗ることとなった。。。
注意!これは真昼のバリの空港で起こった出来事です。安全な日常です。
高いと言っても、35kmを3,000円で行ってくれるのは、日本からしたら全然安いけ。ただ公共の交通機関だったら激安だったはずだ。そうやって唇を噛み締めながらタクシーに乗る。明らかに私の予習不足だ。
しかも運転手のおじさんとタクシーまでの止まっている場所まで歩く途中、10人くらいのおじさんが笑顔で運転手のおじさんに、まるで運転手のおじさんが英雄かのように握手を求めてきた。心の中で「でかしたな!」と言っているようだった。。。
タクシーで謎の場所に連れて行こうとしてくれるおじさん
そうやって乗ったタクシー。運転手はDEWAという40さいくらいのおじさん。右腕のタトゥーが光っている。すると彼はおもむろに、「私、今日たっぷり時間あるんだけど、行きたいところある?」と言ってきた。私が「え?今日?疲れたから早く宿に行きたいなぁ」と言っていると、どこかのショップの前に止まった!
私「え?何ここ?」
DEWA「 ココ、SIMカード安いよ!7GBがオススメ!」
私「え?SIM?あ、でもホステルにWi-Fiあるし」
DEWA「ウブド(ホステルの地域)に行ったら高いから!今のうちに買うべし!」
ちょちょちょ、頼んでナーーーイ!いいよーー!!と、強めに断った。
SIMカードは買わずに済んだ私。ホッとしているとすかさず、
DEWA「ココ、観光スポット。ヨル?」
と言って、シルバーアクセサリーのお店に入ろうとする。ちょ、頼んでない!とまた強く断る。
5分後
DEWA「ココ、木彫りの人形、ウツクシイ。ヨル?」
私「素敵だね〜、でも、今はいいかな、疲れているし。」
5分後
DEWA「ココ、動物園、オランウータン見れる。ヨル?」
私「いや、だから今日はいいです・・」
5分後
DEWA「ココ、コーヒー豆栽培している。寄ろう。」
私「はい。。」
そうやって寄ったFruits Plantationという施設。
着くとDEWAは「私、ここで待っている。行ってきていいよ。」という。「ちょっと待って、私この場所知らんし!連れてきた以上、あなたも一緒に行くのよ!」と私は強くいう。するとDEWAは「OK」とついてきてくれた。
中に入ると、ごめんなさい。疑っていた私が悪かったです。本当に観光スポットなんですね。綺麗だし、観光客いるし。
するとおもむろに13のティーアンドコーヒーのテイスティングを持ってきてくれた!マンゴスチンティーとか、レッドジンジャーティーとか、珍しいのばっか!全部飲んだ!甘いけどなかなかいい!
そのあとは恒例の「お土産ショップ」に連れて行かれる。値段を見ると、マンゴスチンティー40回分、1,000円!結構高いやん!でも強要されるわけではなかったため、何も買わずに出て行くことができた。
ホッとしていると、あれ!?DEWAがいない!?どこ行った!?私のスーツケース、彼の車に乗っているのに!と思い、焦って駐車場に行く。すると、いた・・・「トイレ、行ってた」とのこと。よかった・・ホッ。(空港でバリ人に囲まれたことで私の危険センサーが過敏反応しています。)
ようやく「ヨル?」が収まる。
Fruits Plantationの訪問を終え、また車に乗ると、DEWAの「ヨル?」は収まった。そこから40分間、彼の家庭の話とか私の旅の話とかしていた。彼は離婚したが3人の子供を育てているらしい。3分に1回「いつでも電話して!迎え行く!」という営業トークも入っていて、仕事への姿勢に脱帽した。
また彼はしきりに「アイムプア(私は貧乏だから)」という一句を挟んできた。う〜〜ん、身なりからあまり貧乏には見えないけど・・・と、結局私はあまり心を開かないまま、怪しいおじさん(怪しいおじさんって言ってるし)とのドライブは終わった。名刺ももらった。寄り道したことで別に割り増し請求されることはなかった。3,000円で勉強になったな・・・と思った。
ホステルに着いたはいいんだが・・・ここはどこ?
そうやって無事にホステルに着いたのだが・・・・ここ、どこだよ?私がイメージしていたバリとだいぶ違うんだけど!!!
イメージしていたバリ
実際のホステル近郊の風景
知らん。明日考える。とりあえず今日は、寝る。おやすみ。
とはいえ、腹は減る。
空港で逃げ回ったせいか、腹が減ってきた at 5:00 pm。何食べようか・・・お、コンビニ。涼しい・・・コンビニに入ればホッとするけど、でもせっかくインドネシアに来てコンビニ飯なんて味気なさすぎる。
そう思い、歩く。けっこう歩く。しかし意外にも東南アジア名物の「屋台」が全然見つからない。そうやって歩いていると、お、綺麗な看板があるぞ!ん?「ナシゴレン」って書いている。おー!ナシゴレンってインドネシア料理だったのか!
と思い、入る。すると入り口にいたお兄ちゃんが、何か叫ぶ。すると奥からお母さんらしき人ができた。笑顔だ。とりあえず「ハロー、ナシゴレン、ワン?」と頼む。看板に値段は書いていないが、もういい。今回は値段を聞かずに頼んでみよう。ぼったくられたらその時だ。
そう思い、お母さんの手さばきを見ながら、待つ。めっちゃ何度もご飯をフライで「ギューー」ってしていた。力込めて作ってくれてありがたかった。
そうやってできたナシゴレン。テイクアウト用に袋に入れてもらった。恐る恐る値段を聞くと、「12,000ルピア」と言われた。ぱっと聞いて感覚が掴めないが、わずか100円だ。全然ぼったくられなかった。お母さん、ごめん、また来るわ。
バクソーというおやつも買ってみる。
そうやって上機嫌でホステルに帰っていると、今度は子供達の集団が見えた。どうやら移動販売のおやつを買っているみたいだった。興味が湧いたので「何それ?」と近寄ってみる。すると現地の子どもたちは珍しそうに、でもめっちゃ笑顔で私を見て来る。英語は通じない。ただ、「ジャパン?」と聞かれた。正解!!
そうやっておやつを買ってみる。子どもたちが買っていたからそんなに高いわけはないだろう。
写真を見る限り、何が何だか全然わからないが、魚肉団子みたいなのがいくらか入っている。ちょっとピリ辛いしょうゆ味かな。7,000ルピア=60円だった。
このおやつを持って私が歩いていると、インドネシア人がみんな話しかけて来た。「ハロウ」とか、「バクソー!」とか、さっき一緒にバクソーを買っていた子どもたちは「バイバイ」って笑顔で手を振ってくれた。可愛い!!
そんな感じでインドネシア第一日目は、「しまった!ぎゃー!」から始まり、最後は「ほっこり」という気分で終わりそうだ。明日はどうなることやら、もうちょっと調べてから行動しよう。