出産・育児

妊娠中も遠出がしたい!東京からサクッと1時間、軽井沢日帰り温泉旅行

こんにちは!Kayoです。妊娠してからと言うもの、「妊婦は安静に」「何かあったら遅いんだからね!」と周りに諭(さと)され、何となく自由にできない日々。

おまけにコロナで在宅ワークが1年近く続き、「さすがにどこか行きたいんだけど!」って気分。

 

第一子を妊娠中の私は、この子が生まれるまでが身軽な日々を過ごせる最後になるかも。それなのに、ずっと家にいるのはじれったい!

よし、旅に出よう。

 

安定期(6ヶ月)に入ったのもあって、ひとり旅に行ってきた!とはいえ長時間の移動はきついので、東京から1時間で行ける所を探した。

 

東京から1時間で行ける場所って結構あるのよね。んで、やっぱり冬だし、温泉でのんびりしたいなぁ〜ってことで、軽井沢に行って来たよ!今日はマタニティ旅、日帰り軽井沢篇(へん)をお届けします!

 

妊娠中も遠出がしたい!東京からサクッと1時間、軽井沢日帰り温泉旅行

 

マタニティ旅の行き先選びの基準

ちょっと不安が伴う、一人マタニティ旅。行き先は安全を第一に慎重に選びたい。私は以下を基準に行き先を決めた。

・遠すぎない(家から2時間以内)

・混んでいない

・人がいなさすぎない(もしもの時に周りの人に助けを呼べる)

・でも大自然が楽しめる!

 

東京に住んでいると「ああああああ、自然と触れ合いたい!!」って思うから、景色が綺麗なのは大前提。が自然と触れ合えて、家から2時間以内となると、新幹線を使うことになるんだ。

<例:東京駅→軽井沢 新幹線時刻表>

実は東京から新幹線に乗ったのがほぼ初めてで、「え、東京から新幹線1時間で、こんなに行けんの!」実は軽井沢や熱海、箱根、草津、鬼怒川といった温泉地にだいたい1時間で行けるんだよね。新幹線ってすごい。

新幹線が止まる駅なら遭難しなさそうだから、安心して目的地を決められたよ。(遭難というのは、道に迷っても聞く人がいる、終電を逃してもタクシーがある、が基準)

 

東京から本当にあっという間の軽井沢駅。でも平日のそこは・・・

では軽井沢へ向けてレッツゴー!おっと、マタニティだから「母子健康手帳」はちゃんとカバンに入れていこうね。あとは日帰り温泉だからタオルと化粧水、遠方だから充電器と本とお菓子を持って行った。

朝8時に家を出て、東京発9時の新幹線「あさま」に乗った。平日だがマタニティだから指定席を買って約5,800円。だが新幹線に乗ると「ガラガラ」で、どう考えても自由席でよかった模様。

まぁまぁ、混んでいなくて何より♬新幹線はコンセントもあるから安心して1時間の小旅行ができるぞ。

 

新幹線は、東京→上野→大宮→高崎→軽井沢、と5駅移動する。正直、高崎駅までは何の変哲も無い、ちょっとガチャガチャした都会と、殺風景な田舎を通る(失礼)。

だが!高崎→軽井沢間のトンネルを越えると!「そこは雪国だった」。

<イメージ>

わーー!軽井沢って、雪がこんなに積もっているんだ!銀世界に行くと、異世界感が半端ないねぇ、現実を忘れられるわ・・。お腹の赤ちゃんも、グルグル動いて興奮しているようだわ(主観)

 

「次は〜、軽井沢〜」

 

おっ、そろそろだな。ええと、ん?新幹線が止まった。え、軽井沢?これが軽井沢駅?

けっこう小さいな。

そう、軽井沢駅は避暑地としても有名だし、新幹線も通っているけど駅の規模はいたって小さい。ガラガラの新幹線から10名ほど降りて、高台にある改札口から軽井沢の街を見渡した!

 

ひ、人がいない・・・

そこはもう、映画のセットのような、綺麗な街並みなのに静寂感だけが異様に漂う。奥には大きなゲレンデが見える壮大な風景も関わらず、人っ子一人歩いていない。

駅を出ると、「寒っ!」え、めちゃめちゃ寒いやん!そ、そうだよね、雪積もってるし、外気温はマイナス1度。うーーん、ダウンは着てきたけど、正直甘く見ていたな軽井沢。こんなに標高高いと思わなかった。

 

私は下手に歩くと「遭難」の恐れがあると感じ、タクシーに乗って「雲場池」という、駅から2kmほどの景勝地へ向かうことにした。タクシーに乗るや否や、運転手のおじちゃんが「ビックリしたでしょ、軽井沢」と話しかけてきた。

初めての軽井沢だから、何にビックリした、のが正解なのかわからなかった。寒さか?ゲレンデが近いことか?駅が小さいことか?いや、これらは今に始まった事ではない、あ、「人が少ない」のが正解か!

 

ピンポーン。運転手のおじちゃんは「昨日なんか2組しかお客さん乗せてないんですよ〜」と。まじか、いやでもそうだよね。このコロナじゃぁ・・・

雲場池までの道にはたくさんの「イカした別荘」みたいなのが立っていた。でも人っ子一人歩いていない。本当はもっと道を人が歩いていて、観光地らしい雰囲気だと言う。

そして雲場池に着いた!オーーーーー、ここも人が一人もいない笑 おじちゃんも「すごいね、いつも人がいっぱいいるのに」と改めて驚き模様。私はまじで遭難するかも、と思ったのでおじちゃんの電話番号を聞いてタクシーを降りた。

雲場池では池ポチャしないように

タクシーから降りぎわ「池に落ちないように!」と言われ、「はいはーい笑」と返した。が、これは冗談ではなくまじだった。雲場池は美しいぶん、池に手すりやついたてがなく、しかも狭い道が雪で凍っていてツルツル滑る!

周りに人がいないから、池に落ちたら死ぬやん!って状態笑 私はシンチョーに、シンチョーに池の周りを歩いた。この池は雪解け水と混じっていて、清涼感があって落ち着く。

 

雲場池から徒歩で旧軽井沢銀座へ

雲場池を半周し、やっぱり寒いから商店街へ行くことに。旧軽井沢銀座まで1.5kmちょっとだから歩こう。

途中「なんてオシャレなんだ!」という豪邸が立ち並ぶ。でも人が住んでいる気配がない。別荘なんだろう。ああ、住みたい。

商店街へ行く道も人は全く通っていない。かろうじて車が走る道に出てきたので、遭難の不安はなくなった。いや〜〜に、しても商店街へ向かうっていうのにどのお店も「臨時休業」。ちょっと、ここまでコロナの打撃って強いんだ・・・

 

激寒なのにミカドコーヒーでモカソフト

歩けど歩けどカフェも開いていないし、人もいない。その静寂さが私の体温をさらに奪って行く。

寒い寒い寒い!!

 

本当に甘くみていた冬の軽井沢。足が凍りそうだ。と言う間に着いてしまった旧軽井沢銀座。さすがにこの辺のお店はやっているだろう、と思ったら、んっ、お店のお兄さんと目があった。

<写真撮り忘れたので、旧軽井沢銀座商店街HPより>

そこはミカドコーヒー。なんか聞いたことあるぞ。ちょうど今11時で開店したみたい。私はお客第一号で中に入った。

あ〜〜寒かった。暖かいティーでも飲もう。ん、ここは「モカソフト」が有名なのか!?

 

寒いけどモカソフト美味しそう。て、ことでモカソフトにエスプレッソをかける700円のセットを注文。暖をとるために入ったのにソフトクリーム食べちゃった。仕方ないw

お店の雰囲気が良かったので、本を読んでいるといつの間にか2組もお客さんが入っていた。私は30分ほど寛がせてもらい、でもソフトクリームで体は温まらなかったので、今度は温泉に行くことにした。

 

途中「CHURCH STREET」と言うショッピングモールがあった。が! こちらも全店休業して降り、「軽井沢のど真ん中の、ショッピングモールが一斉休業とは・・・」

タクシーのおじちゃんも言っていた。「東京の人には”コロナを移すかも”なんて思わずにドンドン地方に来て欲しいよ。来てくれない方が、長期的には大変だよ・・・」と。

 

旧軽井沢銀座からバスで星野温泉「トンボの湯」へ

さて、CHURCH STREETから5分ほど歩き、バス停から次は「星野温泉 トンボの湯」へ向かう。路線バスに20分ほど乗って420円。結構割高。バスは星野温泉の目の前に着き、凍りそうな手足を早く温めたくて小走りでトンボの湯へ向かう。

 

軽井沢マダムが通う熱々トンボの湯

トンボの湯は、かの「星野や軽井沢」の敷地内にある日帰り温泉施設だ。星野や旅館には宿泊者しか入れないが、その手前のお庭などは一般客も楽しめる。

私は受付で1,350円を支払い、女湯へ向かった。タオルは貸出料がかかるので、持っていった方がベター。

トンボの湯の脱衣所は広々として、さすが星野や。とっても清潔で、暖色系の明かりが癒してくれる。

浴場も15人ほど体を洗えて、お風呂も広々・・・と。

アチチチチッッッ!

 

熱い、このトンボの湯。41.8度と表示してあるが熱すぎる。私はせいぜいお腹までしか浸かれず、早めに諦めて露天風呂へ。露天風呂は内湯ほど熱くなく、何時間も入っていられそうな最高の湯加減。

内湯には中国人の子供達が30分くらい入っていて、「よくこんな熱い湯に耐えられるな」と感心。もう一回内湯に入ったが、やっぱり熱くて5分と持たなかった。

 

妊娠しているし、のぼせると後できついから無理はせず、ちょうど気持ちいいくらいで私はお風呂を出た。

トンボの湯には時節柄、観光客よりも「この辺りに住んでいそうなマダム」が来ていた軽井沢に住んでいるのかな、いいなぁ

 

ハルニレテラスでランチ

星野やの敷地内には「ハルニレテラス」と言うショッピングモールがある。モールほど大きくないがセレクトショップがおしゃれに並ぶエリアで、いかにも映えそうなエリア。だが今日は人が少なく不思議な空気をまとう。

ハルニレテラスにはたくさんの食事処がある。今回私は「イル・ソーニョ」というイタリアンへ行った。

<公式HPより>

頼んだのは「野沢菜と信州ポークのオリジナル七味パスタ」、1,500円ほど。もう、長野の味をふんだんに使ったドヤ顔パスタである(?) 麺は太麺でクリームソースによく絡み、オリジナルの七味が辛すぎず、ついついたくさんかけたくなってしまう一品。

お客さんはそこそこ入っており、コスパもGOOD。もうちょっと外の景色が見えるとよかったかなぁ。でも本も読めてゆっくりできたから良い時間になった。

 

ハルニレテラスには、雰囲気がよすぎる「読書ができるカフェ丸山珈琲」や、子ども用品のお店「我蘭憧」、北欧のセレクト品を扱う「NATUR」等、とってもおしゃれなお店がたくさん!女子で行くと盛り上がること間違いなし!

<丸山珈琲。雰囲気やばし>

 

ハルニレテラスから歩いて中軽井沢駅へ

さて、14:30。ご飯も食べたし、これから白糸滝や見晴台へ行くにしても、タクシーになっちゃうからもう軽井沢駅へ向かおう。ハルニレテラスから1.5km先の中軽井沢駅へ向かう。

道中、車が通らない時はとっても静かだった。東京にいると常に遠くから「ゴーー」と言う音が聞こえる。だけど山を越えると「シン」とした、動きのない、「今ここにある静寂」みたいなものを感じる。

道沿いに民家があり、屋根からトタンの軒に水が垂れていた「ポッポッポッ」、その音が九州の実家を思い出させて、なんともキューーーンとした気持ちになった。

 

しなの鉄道で軽井沢駅へ

中軽井沢駅は、最近リニューアルしたのか「すんごく綺麗で、大きい」。駅内に図書館があり、観光案内所もある。だけれど線は長野行きと軽井沢行きしかなく、改札もICカードが使えないと言う、面白い駅。

I

Cカード使えないから、改札も1つしかない。でもこれも風情があっていい気がする。

<ICカードで入れると思ったので切符を買い忘れた。代わりに証明書をくれた>

運行するのは「しなの鉄道」。30分に1本の電車の車両には、私以外誰も乗っていなかった。一駅で軽井沢駅へ着いた。こういう単線の鉄道って、なんか知らんけど癒される

プリンスショッピングプラザギャラリーで時間調整

さて、スマホの充電がなくなった。本当に、寒いところに行くと一瞬でバッテリー枯渇するよね。まだ16時だったので、軽井沢駅隣にある「プリンスショッピングプラザギャラリー」を見てみることにした。プリンスホテルが運営しているアウトレットショッピングモールみたいなものだが、とにかくデカイ!!

・・・なのに人がいないから、異様!!でもおしゃれだから、やっぱり不思議な雰囲気笑 こればかりは仕方ないかぁ。にしても軽井沢は、雄大な自然とオシャレが隣り合わせで、いいなぁ〜。

 

また寒くなったので、COMMECA CAFEにハーブティーを飲んだ。なんの軽井沢とも関係ない・・・w いや、このショッピングモール95%のお店は軽井沢と関係ないものばかりだからw 正直わざわざ観光で行かなくてもいいかな。でも、暖をとれるからありがたい。

 

大きすぎなくて使い勝手のいい軽井沢駅

16:30だ。明日もお休みだから、今夜1泊してもいいけど、いちおうマタニティだから帰ろう。軽井沢駅へ戻り、お土産を買って、新幹線「はくたか」に乗った。あっという間の1時間。もう東京に着いてしまった。帰りは自由席をとったが、やっぱりガラガラだった。私としてはストレスの少ない旅になった。

 

今回の反省点:スノーブーツだけは持っていけ!

軽井沢がここまで寒いとつゆ知らず、防寒対策が必要だった。手袋や帽子まではいらないだろうが、「スノーブーツ(シューズ)」だけは履いて行った方がよかった。スノーブーツは滑り止めの効果があるし、防水、そして何より「暖かい!!」

オススメは楽天で買った「AUSLAND」のスノーブーツ。3,000円とお安いのに、マイナス7度の志賀高原(スキー場)にも履いていけた実力者!

 

旅のまとめ

母になる前の最後の期間だからとはいえ、無理は禁物のマタタビ。とはいえ、我慢ばかりしていても赤ちゃんも嬉しくありません。以下のことを守ればマタニティ旅は決行していいと考える。

・旅先は何かあってもすぐに家に帰れる場所(飛行機は本数が少ないのでちょっと怖い)

・なるべく2人以上で行く

・母子手帳を持って行く。マタニティマークに病院と夫の電話番号を書いておく。(いざという時に周囲の人にそこに電話してもらうようお願いする)

・朝起きて「今日は調子が悪いな」と思ったら、延期する!(キャンセルできる交通・宿泊予約にしよう)

・泊まる場合は、病院が近くにある、辺境すぎない場所にする

・都会と自然が隣り合わせの場所がオススメ!→ここを探して、またマタニティ旅を続けていこうと思う。

と言うわけで、またいい場所を見つけたらアップしていくね^^ もうすぐ7ヶ月〜、背中が毎日痛いよー泣 でも嬉しい痛みだと思って、毎日過ごすぞー!

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。