こんにちは、Kayoです。先日こんな事を耳にしました。
「兵庫県には天空の城がある」
と。
ということで天空の城へ行くため、前回は大阪から神戸を経由して姫路へやってきました。
天空の城へは朝から出発すべきとのこと。姫路で前泊して、今から天空の城へ向かいます!
え、日本にマチュピチュ!?今はなき竹田城、天空の城を散策する。電車は秘境感満載!!
天空の城への出発は朝早く〜
天空の城の異名を持つ竹田城は兵庫県の山間部姫路と有馬温泉の間にある山の中の町にある。最寄駅は「竹田」駅。天空の城がある駅なんて観光客でいっぱいだろう・・・と思い、私はチケットを買う。
姫路駅から竹田駅へは特急はまかぜを使うのが最速だが、私はのんびり旅したく「播但線」というローカル電車を使った。播但線ではまず姫路から寺前駅へ向かう。だいたい1時間に2〜3本ある。
そして寺前駅に着いたら乗り換えて、今度は「竹田」駅に行く。竹田城へはこの竹田駅から歩いていける。だが下の時刻表を見て欲しい。なんと、寺前駅から竹田駅へは1時間に1本しか電車が走っていない!
ヒェェ〜〜〜!!この時私は寺前駅に10時50分くらいに着いた。次は特急のはまかぜか、1時間後の11時50分の快速に乗るしかない。
のんびり行きたいところだが、もしも11時50分の快速を待つと、竹田駅に着くのは12時30分。そうすると帰りの電車がなくなる。
帰りの電車は2時30分くらいに竹田駅を出発するから・・・・あ〜〜!!もう、特急に乗るしかない!!
ということで竹田城へ行くには本当に朝早くから出発しましょう
そうして私は特急はまかぜに乗った。確か寺前駅から竹田駅までの特急券代は500円ほどだった。
昨日より、「竹田城へは朝早くからいかないといけない」と言って、わざわざ姫路で一泊したのに、結局慌ただしい旅をしている・・・・乙。
竹田駅に近づくにつれ、神秘感!!
落ち込むのはこれくらいにして、特急はまかぜからの車窓は見事だった。山々は美しいし、だんだんと集落の奥深くに入っていく感じがわかる。
なかなかええ感じの秘境感である。
覆いかぶさるような山を眺めつつ25分ほど経っただろうか、電車は竹田駅に着いた。
竹田駅から歩いて竹田城に行く
竹田駅に、着いたっ!
竹田駅の周りはなかなか風情がある。用水路には鯉も泳いでおり、ほのぼのする。とっても静かだが、オシャレで感じがいい。
竹田城へ行く
竹田城へは「バス」か「徒歩」で行ける。竹田城は「天空の城」の異名を持つ通り、高台にあるため、歩く場合は山登りをすることになる。だから足腰の弱い人にはバスをお勧めする。竹田城へは多くの老人さんたちが来ていたが、バスでほとんど登ってこれるので問題ないらしい。
私はバスがあるなんて知らなかったので、歩いて行くことにした。だがこれが意外と、キツカッタ!!
どうだろうか?意外と本格的な山登りだろう。私の他に別の家族が登っていたが、子供達も休み休み登っていた。
20分ほど登って・・・・ようやく着いたっ!
い〜〜い景色である。ちなみに山を登った先にチケット販売があって、そこでチケットを買う。300円くらいだったかな。
チケット売り場で私はみんながバスで登ってきていることに驚いた。まぁそれはいいとして先に進もう。
おお〜〜〜、綺麗だ。
ん?これが竹田城?天空の城?城、どこよ??
ふはははは、ちゃんとタイトルを見てくれ!「今はなき」竹田城と書いているだろう?そう、ここは城の跡地なんだ!
そういうわけで竹田城という城はもうない。ただ、その跡地が高台にあるのと、その高台から見える景色が美しくてこの城跡は人気の観光スポットなんだ。げんに広くないこの跡地に、ざっと見渡しても数百人は観光客がいた。高台からの景色が絶景なのだ。
ひとしきり風景を楽しんだので、降りよう。
別ルートの山を降りる
さて、山を降りる。ほとんどのお客さんはバスで降りていたが私は運動がてらまた歩いて山を降りた。今度は違うルート(距離は短いが勾配はきつい)があったのでそちらで降りた。
・・・一人で山を降りるが、前にも後ろにも誰も人がいない。別に迷う道ではないが、誰にもすれ違わない・・・みんな歩かないのかなぁ?。
竹田の街は素敵な雰囲気
山を降りて電車が来るまでしばらく竹田の街を散歩した。竹田駅の周辺は日本家屋が並び、風情があるし何より静かで落ち着ける。気持ちい〜〜い。歩いているとなんだかオシャレなゲストハウスがあった。「ゲストハウス天空」というらしい。
かっこよすぎる!ちょっと気になったので調べてみた。
お風呂もオシャレ!
いいね〜〜!(写真は楽天トラベル)
日本式の家屋がかっこよすぎるゲストハウス天空は、土曜日でも一人一泊5,000円だ。ただしドミトリーで相部屋になる可能性もある。
電車が来るまでお茶でも飲もう
さて、竹田駅から姫路に帰る電車は1時間に1本あるかどうかのレベルだし、途中で乗り換えが必要だ。私はちょうどいい14時30分の電車に乗るため暇をつぶすことにした。静かな竹田の城下町を歩く・・・
いいなぁ〜、静かで自然溢れる街で昼からBBQしてビール飲んで横になれたら最高だろうなぁ〜〜〜
などと、ほのぼのとした気分にさせてくれる、昼下がりの竹田町。
ぶらぶらしていたらお腹が減ったので、近くの「あったかプラザ」で、あったか〜〜いぜんざいを頂いた。
ここ「あったかプラザ」は、高齢者と障害者の憩いの場としても利用されているらしい。学校の一部を改装したような造りで、店の中にはたくさんの手作りの作品が並んでいた。
さて、2月なのにポカポカした陽気と、暖かい接客で温かいぜんざいを楽しんだ私は竹田駅に戻り、電車に乗った。
姫路駅まで乗り継ぎ1回、1時間36分の道のりだ。
特急はまかぜに乗れば1時間弱で着くのだが、料金が2,630円と跳ね上がる。30分しか短縮しないし、鈍行にしよう。
さて、電車がきた。竹田駅からはかろうじて座れた。私は後方車両に座り、船を漕ぎ出した・・・・・