出産・育児

コロナによる「保育園預け控え」。悩み、育休延長を会社に伝えたのち、やっぱり復職しました。

こんにちは、Kayoです。

2021年5月に第1子を出産し、約1年、育休をしていました。

通常子供が1歳になる時に仕事復帰しますが、保育園になかなか入れない東京では、比較的保育園に入りやすい、0歳の4月から保育園に通い、同時に会社へ復職するのが一般的です。

私もそのようにする予定でした。が、しかし!

 

「コロナによる休園が相次いでいる」

という状況で、自分の子どもがコロナに感染しなくとも、保育園で一人でも陽性者が出れば、保育園自体が1週間休園になる、という事態が続いています。

保育園はマスクをせずに活動するクラスもあるので、そのような措置が取られています。

※措置の方法は、自治体によって変わります。

 

そんななか、私の頭にこんな考えがよぎりました。

「復職しても、コロナによる休園がたびたび続いたら、仕事どころではなくなるのでは?」

と。

 

それでなくても体調を崩しやすい1歳前後の娘。娘自体の体調不良に加えて、保育園が休園になっていたら、月の半分は会社を休む・・・ということになりかねません。

仕事も中途半端になるし、有休も足りなくなるかもしれない。

そう思い、保育園に預けない決断をしました。

0歳児での入園はやめて、1年後に1歳児として入園する、という計画です。同時に会社も1年休職を延長することになります。

 

しかしその決断がいいのか・・・と悩み、Twitterで他のママアカウントに絡んでいたさなか、ちょうど朝日新聞の方より連絡がきて、「コロナによる預け控え」というテーマで取材できないか、という話になりお答えすることにしました。

https://www.asahi.com/articles/ASQ2M3HCWQ2GUTIL01S.html

 

私のブログでは、「コロナによる保育園預け控え」に関してどのように考えて、決断したかの過程をお伝えできたらと思います。

 

コロナによる「保育園預け控え」。悩み、育休延長を会社に伝えたのち、やっぱり復職しました。

 

コロナによる保育園預け控がつづいている

2020年にコロナが拡大してから、2021年度は「保育園に子どもを預ける家庭」が前年を下回りました。

参考:朝日新聞

「登園自粛」を呼びかけられているから、というのはもちろんのこと、新たに子どもを保育園に預けることをしない(入園させない)「預け控え」というのも増えています。

 

保育園預け控えの理由

預け控えの理由は主に3つあると言われています。

(1)子どもが感染しないか心配

(2)感染した子どものお世話と、自分も濃厚接触者になり、会社を休まざるを得なくなる

(3)陽性者が出たことによる、保育園の休園

 

2021年度は(1),(2)の理由で入園させない家庭が多かったと言われていますが、2022年度の預け控えの理由で増えたのは(3)陽性者が出たことによる、保育園の休園です。

前年度のデルタ株などに比べ、オミクロン株は重症化率は低いものの、感染力が高く感染者が多いいま、保育園によってはしょっちゅう休園しているところもあると言います。

園内で陽性者が出た場合の対応は、自治体によって変わり、私が住んでいる江東区では、「陽性者が出たら園の全クラスが1週間休園」と定められています。

もしも誰かが陽性となって、保育園が1週間休園したら、親が子どもを見ることになります。当然会社は休むことになるのです。

そうすると、せっかく復職しても「しょっちゅう会社を休む」ことになり、仕事も中途半端、おまけに有休も使いすぎて欠勤という事態になりかねない、という現状です。

 

ここで出てくるのが、「じゃぁ、最初から保育園に預けずに、休職を延ばせばいいじゃない」という考え方です。

日本の育休制度は手厚い

育児休暇というのは原則子どもが1歳になるまで取れます。

会社員なら休職中、国から給付金がもらえ、働いていた時の 1/2 〜 2/3 程度もらえます。

しかも非課税なので、手取りとしてはそれ以上もらえます。

 

通常は、育休は約1年しか取れませんが、特例があります。

それは、「子どもが保育園に入れない場合は、子どもが2歳になるまで育休が取れる」という制度です。

しかも、その間も給付金はもらえ続けるのです!

すごいですよね。

 

ただ、「育休2年にしたいから、延長しよう〜」と簡単にできるものでなく、「保育園に入園希望したけど、落ちました」という書類が必要です。

とはいえ最近は、「育休2年にしたいので、保育園なるべく入れないようにしてください」という書類も出すことができるので、育休を長く取りたい人は2年間取れるというわけです。

 

じゃぁ、育休2年にした方が、ゆっくりできてそこそこお金もらえてお得じゃん!?

という考えがあります。

家計を考えても、復職したら税金や社会保険を払うほか、保育料も払うのでほとんど収支が増えないんですよね。。。

 

しかし、私はその選択を取りませんでした。

 

キャリアとライフプランを考えて復職

私は31歳で0歳の娘が一人います。そして2人目、3人目も欲しいな・・・なんて思っています。

年の差は2〜3歳差がいいな、と思っています。

もし育休を2年間とった場合、2人目を妊娠するのは2年目の育休中か、復職してすぐのタイミングです。

となると実質、ほとんど仕事をしないまま2人目の出産に入るわけです。

私は、その間にちょっとでも仕事してキャリアや経験を積みたいなーと思ったため、育休を2年にするのはやめました。

決して「すごい楽しい仕事!」なわけではありませんが(泣)のんびりするくらいなら、働ける時に働いておこうかなぁという考えです。

 

そして会社側も基本的に「続けて育休取るのはやめてほしい」と思っています。

 

そんな考えで、復職する気マンマンで準備をしていました。

 

2022年1月、コロナの休園が増えはじめる

しかし2022年に入り、オミクロン株が拡大し、保育園の休園が増え始めました。

「ゲゲゲ、これって、復職してもしょっちゅう保育園休みになるんじゃ?」

「だったら、いっそのこと育休延長して、リスクとりたくないなー」と思い始めました。

 

そんななか、「保育園内定通知」がとどきました!

嬉しい反面、「ああ、落ちていたら悩まずに育休延長できたのに」と思いました。

すると1枚の紙がヒラリ、

「今年も、コロナの影響を受け、保育園内定辞退しても来年度の保育園調整には影響しません」

という文面が!

つまり、超簡単に解説すると、「今からでも保育園内定辞退して、育休延長できる」というわけなんです。

 

ああ〜、

だったら、、

もう、

育休延長しちゃおう!

と思い、会社に「育休延長」の旨を伝えました。

 

「やってもいないのに諦める」選択にモヤモヤ

しかしその後がたいへん。

私の胸に、でっかいモヤモヤができたのです。

「そもそもいつコロナが落ち着くかわからないのに、なんで最初から諦めるの?」

「確かに復帰した方が大変だし、復帰してもお金のメリットもあまりないし、育休延長した方が子どもの成長をずっと見ていられる。でも、私は0歳児から保育園に入れて会社に復帰する、という挑戦をしたい!」

と思ってしまいました・・・・。

 

けっきょく、「育休延長」の前言は撤回し、復職することにしました。

つまり、4月から子どもを保育園に預ける選択をとりました。

 

第一子は、保育園入園に不利

ちなみにですが、第二子より第一子の方が、保育園に入りにくいです。

それに0歳児クラスより1歳児クラスが狭き門です。

つまり・・・育休を1年延長して、1歳児クラスに第1子を入れるのは、難しいと言われています。育休は2年は延長できないので、私はこれをリスクと判断しました。

 

自分の信念に正直になる

私の場合、一番嫌いなことが、「選択肢を自分から減らす」ことです。

この1年間に明確な目標もないのに、自ら選択肢を減らして幅を狭めたくない。

 

例えば復職したらこんなことができる。

・早めに第二子を作ることができる

・保育園という新しい世界を知ることができる

・会社で面白い仕事に出会えるかも

・日々の生活が大変になったら、会社を休めばいい

・1回目の育休からの復帰が、2回目のアドバイスになる

 

これら選択肢が、もしも育休延長するとなくなります。

それに元来、環境の変化が好きな私にとって、復職するというのはちょっとワクワクするもの。「やってやるぜ!」という闘志が今はみなぎっています。

 

育休延長も復職も、正しい答えはない

もしかしたら今回の私の決断を、「がんばるね」と捉える人もいれば、「登園自粛を呼び掛けられているのに、無理して保育園に行かせるのか」と捉える人もいると思います。

 

正解なんて、ありません。

 

自分が納得する方を選べばいいんだと思います。

 

一度ならず二、三度育休延長を考えたから、そちらを選択する人の気持ちもわかります。

もしかしたら第二子では延長するかもしれません。

 

いずれにせよ、私は同じように育児と仕事をがんばっているママさんたちと、一緒にがんばりたいと思っています。

今回取材していただいた朝日新聞社の記者さんも、ママということもあり、「すごく気持ちがわかる」と言って記事を書いてくれました。嬉しかったです。

 

これからも、新米ワーママのbonkayoを、よろしくお願いします!

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。