こんにちは、Kayoです。先ほど実家の佐賀を離れ、関西に来ました。先日の記事このブログ書きながら引越し先を探すよ〜旅人が住居を選ぶとこうなる〜で引越し先を成田と関西で迷った結果、地元にアクセスのいい関西にしました。
引っ越した理由は、私が安心・安全な場所に居続けると、廃人になるから。じつはこれって最近注目されている研究で「人間を2つに分類したときの、片方の典型的特徴」だったみたいなんだ。今回は「人間の2つのタイプ」についてお話しします。
内向型人間の秘めたる力
まずはこちらをご覧ください。
これはTEDという、世界の様々なアイディアをプレゼンするプログラムの1つで、「内向的な人間が秘めている力」について、読書が大好きなスーザン・ケイン女史が人間の性質の違いを説明しています。
スーザン・ケインさんとは
彼女は本を書く人です。執筆のためなら何日でも家にこもることができます。そして彼女は自分のことを「内向的だ」と言っています。内向的とは、「自分の内側に意識を集中するタイプ」という意味です。だから何日も一人で一つの本を書き続けられるそう。
しかし彼女は「非社交的」なわけではありません。動画の彼女を見てもらうと分かりますが、明るくて親しみやすい雰囲気を持っています。どうやら「内向的」とは「内気」や「おとなしい」とは違うみたいです。
私はこの「内向的」という言葉に、自分自身が引っかかるところがあったのでいろいろ調べて見ました。
「内向的」、「外向的」とは?
先ほども言った通り、「内向的」とは、「自分の内側に意識が向く」タイプで、「外向的」とは、「外界に意識が向く」タイプです。オススメのチェックテストがあるので、試してください。
関連:内向型or外向型テスト
あなたはどっちでしたか?
いかがでしたか?「意外と内向的!」とか「よく分からなかった」というのがあるかもしれません。だいじょうぶ、私も最初の診断が「ハァ!?」というものだったから、だいじょうぶです(笑 他にもググればいろんなテストがあるので気になる方はやってみてください。以降は、「内向的人間」と「外向型人間」の特徴をまとめますね。
内向的人間(内向型)の特徴
- 一つのことに集中して取り組むことができる
- 他人に影響されにくい。自分軸がある。悪くいえば頑固
- 広く浅くより、狭く深くの人間関係を好む
- 新しいものにどんどん触れると、だんだん疲弊する
- 一人の時間、もしくは安心できる場所と時間がないと死んでしまう
外向的人間(外向型)の特徴
- バイタリティがある。社交的
- 他人に影響されやすい。よく言えば素直で柔軟
- 人と一緒にいると、どんどん元気になる
- 24時間オンゴーイングで動き続けられる
内向型と外向型のまとめ
かなりシンプルに書きましたが、一番の大きな違いが「他人に影響されるかされないか」だと私は思います。
例えば飲み会に行って「2次会に行こう」と言われた時、飲み会に行くまでは「今日は絶対1次会で帰る」と決めていたのに、やっぱり楽しくなって2次会、3次会まで行って、翌日後悔する・・・・タイプは外向型。断れないんじゃなくて、もうその場の雰囲気で自分が行きたくなっちゃうということ。一方内向型は終始「1次会で帰ろう」と思っている。
もう一個、分かりやすい例。例えば、自分の生き方や大好きなことを否定されると誰でも辛い。内向型はこの時「この人のダメ出しは、本当に受け入れるべきダメ出しなのだろうか?」と考え、自分なりに解を見つけてスッキリする。一方外向型は「この人からダメ出しされたけど、本当か?他の人にも意見を聞いてみよう。」と、もっと多くの人に同じ質問をしてスッキリする。
こういった違いがあります。
内向型は軽視されがち。
ここでスーザン・ケインさんが言いたいのは、ただ「この世には内向型と外国型がいる」ということではなくて、これまでの時代は外向型のような、バンバン表に出てガンガン人と交流していく人間が重要視されていたけど、実は内向型人間の「一つのことをコツコツとこなす力」と「ブレない精神力」の魅力を引き出した方がいいということ。
内向型人間は「人といるとだんだん疲れてしまう」ため、長い会議や意味のない飲み会に長い時間付き合わせて疲弊させるのではなく、彼らにはプライバシーを保って、外からのノイズをシャットアウトして仕事に集中してもらう方がいい仕事につながるということです。
人の性質によって仕事を変える
やっぱりそういうことを聞くと、「全員に同じように同じ仕事を与えてうまく行くわけないよな」って思います。今わたしは何人かの人に仕事をお願いしているんですが、あえて「マニュアル」とか「社訓(?)」みたいなのを言わずに求める結果だけ提示しています。
すると、面白いですね。人によって私が提示する仕事への解釈も違うし、処理方法も違う。もちろんコンタクトの取り方やアウトプットそのものもまったく変わっていて、「人って、同じように接しても、こんなに違うんだな。同じ日本人でも一人一人の個性がすごいな」って思います。
だからなんだって話かもしれないけど、こうやって「他人に超関心」があるのも、私が典型的な外向型人間だからだと思います。
私は外向型人間です
私がTEDのスーザン・ケインさんのプレゼンを見たとき、私は完璧に「あ、私、内向型人間なんだ。だからこんなに苦しいんだな」と思いました。当時の私は2週間も実家にいて、ずーっと執筆をしていたんです。するとだんだん気分が滅入ってきて、「誰にも会いたくない、というか何もしたくない。ずっと寝ていたい」と暗〜くなっていったんですね。
その時にこのTEDトークを見て、「あ!私きっと内向型なんだわ!だって、今家に引きこもっているし、人と会っていると確かに疲弊するから、だいたい1時間しか人と会えないもん!」って思ったんですね。でもそのあと受けたテストではどれも「100%外向型です!」とか、「ムードメーカーの外向的人間!」しか出てこなかった。それで「あれ〜〜〜?」と思って、友達4人と両親に聞いてみると、「あなたが外向型じゃなくて、誰が外向型だ」と全員から言われたんです。それでまた「あれ〜〜〜〜?」となったんですね。
パッと特徴だけ言われたら分かりにくい内向型、外向型診断
実は内向型の特徴である「人と長時間一緒にいると疲弊する」っていう特質の捉え方によって、内向型とも外向型ともとれるんですよ。内向型は文字通り、「誰かと長時間一緒にいると疲弊する」んです。でも外向型は「ある人と長時間一緒にいると疲弊する」んです。つまり、「一緒にいる人を随時変えていけば大丈夫」なんです。
相手を変えれば大丈夫な外向型
そう。これは「一人の時間が大事」というよりもむしろ「飽きっぽいから付き合う相手を変えていかないとつまらなくてボーッとしてしまう」ということだったんです。確かに休みの日は友達と会う約束を1日で5件くらい作っていたな。それに不安定な生活や状態を好むというのも、刺激を好むことから来ているんだろうなあ。
おいおい、話がそれたぞ?
すいません。例によって外向型のため、話があっちこっちに飛んでいきます。(という言い訳) まぁ、今回私が言いたかったことは、「内向型とか外向型とかで人間を一括りにできるなんて思っていないけど、自分と”ぜんぜん違う”人間の存在をまずは認める」ことでかなり視野が広がる。そして相手によって接し方を変えることで、相手にとっても自分にとっても効果的だよね、ということです。まぁ、こういう考え方自体が外向型なんだろうけど。
いやー、一度、「私は内向型/外向型人間です」と、スタンスを明らかにして対談してみたいなー。