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うんざりするほどの飛行機乗り換え時間に、空港ラウンジで休む方法

こんにちは、Kayoです。前回、「日本からヨーロッパに行くときに中国経由すれば5万円以上安くなる」理由とメリット・デメリットについてお伝えしました。

前回:なぜ?「日本〜ヨーロッパ往復直行10万円」 と 「日本〜中国〜ヨーロッパ往復5万円」の、その差

 

ただ、

KAYO

いくら乗り継げば安くなると行っても、乗り継ぎの時間がもったいないよー、それに疲れそう

と思う方もいることでしょう。

 

わかります。私も昔そう思っていましたが、数年前より「空港ラウンジを使う」ことで長時間の乗り継ぎが楽しく、快適になりました。

今日は「飛行機の乗り換え時間を有意義にする方法」をお伝えします。

 

 

 

うんざりするほどの乗り換え時間を有効活用!世界の空港ラウンジで旅をもっと楽しくしよう

 

おさらい:飛行機の「乗り継ぎ便」とは

飛行機は直行便より乗り継ぎ便が安いです。でも乗り継ぎは疲れるのと時間がかかるので、一般的には人気がありません。

しかし、乗り継ぎを増やすだけで往復5万円以上も航空券が安くなるなら、考えてみる価値はあります。

参考:なぜ?「日本〜ヨーロッパ往復直行10万円」 と 「日本〜中国〜ヨーロッパ往復5万円」の、その差をどうぞ。

 

 

乗り継ぎ便は疲れる?

「”乗り継げば安くなる”といくら言われても、乗り継げば旅の総所要時間は長くなるし、疲れそうだし、中途半端に乗り継ぎ時間が3時間とかだったら、乗り継ぎ国で外に出て遊ぶこともできない・・・」というのが長年の格安トラベラーの悩みでした。

 

私もタイから日本に帰ってくるときに上海で4時間の乗り継ぎを過ごしましたが、うんざりするほど長かったです。

ずっと一人でこんな感じ

 

しかし近年、「うんざりするほどの乗り継ぎ時間を、”快適に”、”楽しく”過ごすツール」を見つけました。それが、「空港ラウンジを利用する」ことです。

 

空港ラウンジは高級?

あなた

えー、空港ラウンジって、高いんじゃないの ー?ってか、そもそもビジネスクラスとかファーストクラスの人じゃなきゃ使えないんじゃないの?

 

って思いますよね。事実、空港ラウンジには3種類あって、そのイメージの多くは「特定の航空会社のビジネス・ファーストクラス専用ラウンジ」。もう2つのラウンジの中の一つは、誰でもお金を払えば使えるような簡易的なラウンジ。

 

簡易的なラウンジ

はドリンクバーが付いているくらいで、人も混雑しています。料金は1回あたり1,000円から。下の写真は福岡空港のくつろぎのラウンジTIME 大人1,000円。ソフトドリンクバーかビール1本が選べ、フードは豆菓子がちょこっとあります。

正直、国内線なら簡易ラウンジでもいいですが、国際線で2時間以上の乗り継ぎとなると、ちょっと物足りなくなります。

 

でも大丈夫。今日お伝えする方法は、世界中のしっかりとした空港ラウンジが使い放題になる方法です。実際私もこの方法で、すでに30以上もの空港ラウンジを利用しましたが、どれも素晴らしすぎました。

関連:

プライオリティパスでラウンジの旅①〜関空・大連・武漢・マルセイユ編〜

知っている人は知っている。海外に行く機会がある人は、この方法を知らないと損しているかも。以下、「世界の高級ラウンジをお安く利用する方法」をお伝えします。

 

 

空港の高級ラウンジとは

げんざい、世界中の空港には「乗客が疲れを癒す場所」として、ラウンジが設置されています。ざっと計算して3,000以上はあるはず。そしてその空港ラウンジは3種類に大別できます。

1. 特定の航空会社専用の、ビジネスクラス・ファーストクラスラウンジ

2. 空港の簡易ラウンジ

3. 空港の高級ラウンジ

 

1. 特定の航空会社専用の、ビジネスクラス・ファーストクラスラウンジ

まずは航空会社専用の、「ビジネスクラス・ファーストクラス」を利用する人のためのラウンジです。ビジネスクラスって、国際線だとエコノミーのプラス25万円以上、ファーストだとプラス100万円は軽くしますよね。

 

軽くプラス25万円以上のクラスのラウンジって、どのくらいすごいものか・・・・と思いますが、蓋を開けてみると意外と簡易的なものです。

写真:関西空港ANAラウンジ(国際線)

例えば以前にANAと大韓航空の国際線ビジネスクラスラウンジを使用しましたが、お酒が10種類あって、おにぎりとスープとラーメンがあったくらいで割とシンプルでした。

 

言いたいことは航空会社のビジネス・ファーストクラスラウンジは、「お金がかかるわりに、クオリティはまぁまぁ」ということ。私的には正直コスパが悪いので今回お勧めする”おトクに高級ラウンジを使う方法”の対象から外します。

 

2.空港の簡易ラウンジ

次に、「2. 空港の簡易ラウンジ」。これは先ほどの航空会社のビジネス・ファーストクラス専用ラウンジとは違い、「そこそこのクレジットカードを持っているorその場で料金を払う」どちらかをすれば利用できる、別名「カードラウンジ」とも呼ばれる空港ラウンジです。

カードラウンジ例:関西空港の比叡ラウンジ(国内・国際両方)

 

カードラウンジにはちょっとした飲み物があります。基本的にカードラウンジは人が混んでいるので、あまり落ち着けないのがキズです。

とはいえ飛行機の出発前に腰を落ち着かせることのできるカードラウンジ。楽天ゴールドカード破格の年会費2,160円なので「ちょっとカードラウンジを試してみたいわ」っていう方にオススメです。

 

 

3. 空港の高級ラウンジ

先ほどの簡易ラウンジは国内線なら十分かもしれません。しかし国際線となると、シャワーがついていたり、料理が豊富だったり、高級感があるラウンジでゆっくりしたいところです。

そんな高級ラウンジ、普通の人が使えるのでしょうか?実は、日本人なら年会費10,800円で使うことができます。

その前に高級カードラウンジの特徴を伝えます。

 

空港の高級カードラウンジとは

高級カードラウンジの感じは例えばこんな感じです。下の写真は、フランスの「バーセル・ミュールーズ空港」の高級カードラウンジ。実際に利用しましたが、ご飯にスモークサーモンや生ハム、スープに煮込み料理など、めちゃくちゃ美味しい。

ってか広すぎでしょう。このラウンジに入るには、プライオリティパスを提示するか、1回39ドル(約4,600円)を支払う必要があります。

 

下の写真は、ニュージーランドのクライストチャーチ空港の高級カードラウンジ。ビール7種類、ワイン13種類が飲み放題。もちろん他にも各種リキュールに、美味しいニュージーランド産のチーズ、リフレッシュメントがたくさんあります。

雰囲気も、おしゃれで静かで贅沢。

さて、こういった高級ラウンジは、「ご飯も食べられて、美味しいお酒が選び放題で、優雅で、静かでゆっくりできて、そしてシャワーもあるから疲れを癒すこと」ができます。

 

通常ならビジネスクラスやファーストクラスでないと使えないようなラウンジでゆっくりする方法、それはこれです。

プライオリティパスという、「世界の空港ラウンジ使い放題のカード」です。

 

プライオリティパスとは

「プライオリティパス」とは世界に広がる1,200以上の空港高級ラウンジを使える”会員証”です。このプライオリティパス、さぞかしVIPしか手に入れられないかと思いきや、お金さえ払えば一般の人たちも手に入れられます

 

プライオリティパスの手に入れ方

プライオリティパスを手に入れるには2つの方法があります。

  1. 直接プライオリティパスを買う➡︎年会費約11,200円 or 34,000円 or 48,000円でプライオリティパスを買う
  2. クレジットカードの付帯特典でプライオリティパスをもらう

 

結論から言うと、「2.クレジットカードの付帯特典でプライオリティパスをもらう」が圧倒的にお得なんですが、まずは正規の1.から解説。

 

1.プライオリティパスを正規の方法で買う

プライオリティパスは直接、プライオリティパス会社のサイトから買えます。URLはこちら➡︎空港ラウンジサービスなら【PriorityPass】

 

サイトへ進むと、「3種類の会員プラン」からパスの種類を選びます。

会員プランは年会費がそれぞれ違います。一番右から「1. プレステージプランUSD429」、真ん中の「2. スタンダード・プラスUSD299」、そして一番お手頃な「3. スタンダードUSD99」があります。

 

1. プレステージプラン

プレステージプランはプライオリティパス最高級のプランで、「年間に何度ラウンジを使っても無料」のプランです。何度も海外に行く人はこちらのプランで間違いなしです。料金は1ドル112円で換算すると約48,000円です。

 

2. スタンダード・プラスプラン

スタンダード・プラスプランは海外に何度か行く人におすすめのプランです。年会費約34,000円で、1年に10回までの利用が無料です。その後は都度32ドル(3,600円)を支払う必要があります。

 

3. スタンダードプラン

・スタンダードプランは年会費約11,200円で、1度の利用毎に約3,600円を支払うプランです。1年に数回のみ海外に行く人におすすめです。

 

年会費を抑える方法

さて、プライオリティパスの3プラン。たとえ1年に1度だけラウンジを利用しようとしても、年会費11,200円+3,600円=14,800円。最低でもこのくらいかかります。ちょっと高いですよね。

 

ですが、この年会費をぐっと安くさせる裏技があります。しかも使い放題のプレステージプラン(約48,000円相当)です。

 

それが「2.クレジットカードの付帯特典でプライオリティパスをもらう」方法です。

 

 

2. クレジットカードの付帯特典でプライオリティパスをもらう

実はプライオリティパス会社は日本のいくつかのクレジットカード会社と提携をしています。ある特定のクレジットカードを申し込むと、プライオリティパスも同時に手に入れることができるんです。

 

ここでいう「プライオリティパスがもらえるクレジットカード」というのは、ゴールドカード以上の、年会費がかかるカードです。年会費は1万円〜30万円ほどするものまで!

 

プライオリティパスがもらえるクレジットカード例

以下、クレジットカードを作るとプライオリティパスが手に入るカードの1例を紹介します。

 

・MUFGカード プラチナアメックス・・・家族カードにもプライオリティパスを発券できるのが特徴+飛行機遅延補償がついているため、LCCを頻繁に使う人に魅力的。年会費は20,000円(税別)、家族会員は3,000円(税別)です。家族が多い方にはおすすめですね。

 

・セゾン プラチナビジネスアメックス・・・年間利用額200万円以上だと翌年の年会費が半額になるのが特徴。年会費は20,000円(税別)。アメックスなので補償などはしっかりしているが、海外で使える店舗が少ないのが難点か。

 

ご覧のとおり、クレジットカード+プライオリティパスの組み合わせはプライオリティパスがゲットでき、各種サービス(保険や補償、トラベルデスク等)もついてくるので、正規ルートでプライオリティパスを買うより断然お得ですね。

 

ただ、プライオリティパスがもらえるクレジットカードは安くとも年会費20,000円以上します。上記2つのクレジットカードはかなりお得な方です。しかし、日本には1枚だけ、「年会費10,000円(税別)でクレジットカード+プライオリティパスを発券できる」カードがあります。

 

それが

楽天プレミアムカードです

 

 

 

楽天プレミアムカードの特徴

1. プライオリティパスがもらえる1番お得なクレジットカード。初年度は最大14,000ポイントバック

楽天プレミアムカードはとにかく「安くお得にプライオリティパスを手に入れる」ことができます。繰り返しますが他のプライオリティパス付きクレジットカードが最低でも年会費20,000円なのに対して、楽天プレミアムカードはどんな条件でも年会費10,000円(税別)。

 

そして初年度は最大14,000ポイントのポイントバックがあります。加えて楽天プレミアムカードは無料の楽天カードに比べて、ポイント率も高いので、たくさん使う人ほど年会費はほとんどかからなくなります。むしろお得です。私も1年に30,000ポイント以上貯まりますが、1ポイント=1円でお買い物に使っています。

※ポイント内訳・・・新規楽天e-navi登録2,000ポイント、プレミアムカード発行5,000ポイント、プラチナ会員7,000ポイント、ゴールド会員6,000ポイント、その他5,000ポイント

 

2. 国内の空港ラウンジも使い放題になる!

楽天ゴールドカードは1年に2回、国内空港ラウンジが使えたのに対し、楽天プレミアムカードは国内の空港ラウンジも使い放題です。下記の空港は、「プライオリティパスが使えるから無料」ではなく、「楽天プレミアムカードが使えるから無料」なので、利用の際は楽天プレミアムカードを提示しましょう。

 

<国内空港ラウンジ例:羽田空港国内線

こちらのラウンジは楽天ゴールドカードでも使えますが、全てのラウンジ合わせて1年に2回の制限付きです。

 

3. トラベルデスク・各種保険もしっかりカバー

プレミアムカードならではの「トラベルデスク」は、緊急時の各種案内や現地情報の紹介、レストランやツアーなどの予約もしてくれます。海外保険も無料の楽天カードに比べ、補償額が高く、楽天プレミアムカードは持っていて安心の一枚です。

 

4. ポイント率が高くておトク

プレミアムカードならではの「SPU=スーパーポイントアップ」は、選べるコースによって楽天ポイントが最大7倍(!!)など、プレミアム会員費分の恩恵をポイントで十分まかなえます。

それに誕生月もポイント率が高くなります。自分への誕生日プレゼントでポイントがより多く貯まります。

 

楽天プレミアムカードは海外へ行く人必携のカード

他にも楽天プレミアムカードの特典はたくさんありますが、とにかく特徴的なのは「海外に行く、もしくは飛行機にたくさん乗るなら作っておいて間違いはない」ということ。

旅慣れた人になれば、「メインのクレジットカードを持ちつつ、サブカードとして楽天プレミアムカードを持っている」というツワモノもいます。それほど、楽天プレミアムカードは旅に欠かせないカードです。

 

ゴールドカードでなくとも年会費無料の楽天カードは作っておく方がおすすめ

逆に、もしも「海外に全く行かず、飛行機に乗ることもほとんどない。それにクレジットカードを使うこともほとんどない」方であれば、楽天プレミアムカードは不要かもしれません。そういった方々は無料の楽天カードの方がいいです。

 

先にも言った通り、年会費が有料の楽天カードは「ラウンジが使える」ことと、「ポイント率が高い」ことなので、あまり空港を利用せず、カードも頻繁に使わないなら、永年年会費無料の銀色の楽天カードが安心です。


<こっちはシルバー>

 

楽天カードは日々どんどん進化していっているので、これからも利便性は良くなっていくと思います。



↑年会費無料なのに、今なら新規入会で7,000ポイントもらえるんですね。お得すぎ。

 

 

空港ラウンジで旅をより素敵にしよう

おトクに高級ラウンジを使う方法まとめ

かなり周辺情報も多くなりましたが、今回の話をまとめると

旅の疲れを癒して、そして旅をより楽しむために空港の高級ラウンジを使おう。

そのためにはプライオリティパスを手に入れよう

プライオリティパスは普通に買うと約48,000円するので、楽天プレミアムカードで10,000円(税別)で手に入れよう

 

ということでした。長旅は「ツール」があるかないかでその充実度は大きく変わってきます。あなたも高級ラウンジを使えるツールを使って、優雅で価値ある旅を楽しんでみませんか?

 

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海外高級ラウンジで疲れを癒すために、プレミアムカード申し込んでみた

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bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。