出産・育児

私の第一子出産レポ。結論:案ずるより産むが易し。だが、やはり、痛かった

こんにちは〜、昼下がりクッキーを焼いたはずがスコーンになってしまったKayoです。

前回も申しましたがお久しぶりです!2ヶ月前に第一子を出産し、産褥期はブログを休んでおりました。

 

毎日育児だけしていると頭がボーッと(マミーブレインって言うんやって)してきたので、リハビリがてらブログを再開いたします。

今日は、私の出産レポです。誰得かもしれませんが、一経験談として参考にればと思います。

*ちなみに自然分娩でした!

 

私の第一子出産レポ。結論:案ずるより産むが易し。だが、やはり、痛かった

 

結論:案ずるより生むが易し

私の出産を一言でまとめると、「案ずるより産むが易し」。昔の人は出産を例に、素晴らしい名言を作ったものである。もちろん出産を迎える私の準備の足りなさに、反省点はあるが「産み始めたら途中でやめられない」から、結局最後は生むしかないのである。

「そんなのわかってるよ」という声が何となく聞こえるが、これは、つまり、一方で、「出産の痛みは想像できないものだった」というメッセージでもある。痛かった。ええ、痛かった。

 

一番痛いのは分娩、でも一番辛いのは陣痛

初産の方や男性の方に教えたいが、「出産」というのは「陣痛」→「分娩」の流れで行われる。陣痛は一定間隔で痛みが来て、その度に徐々に赤ちゃんが出てくる子宮口が開いてくる。陣痛の間隔は最初は10分以上あるが、最後は2分間隔など。なお、陣痛が数十時間かかる人もいれば、2時間の人もいる。一方で分娩とは、いよいよ赤ちゃんの出口が全開して、赤ちゃんが出てくる1〜2時間のことだ。

私の場合、痛みの最高潮は、やはり赤ちゃんが出てくる分娩の瞬間だった。最後の最後、あの大きな頭が、あの小さなお股から出てくるんだもの、そりゃぁ痛い。でも、一番辛いのはそこじゃない。分娩は「最後の最後!」という意気込みで、もう、達成感というか、「もうやるっきゃない!」という感じなのだ。

私が一番辛かったのは陣痛だった。30時間かかったからかもしれない。痛みの波が引いたかと思えば、眠気で倒れそうになる。私は痛い→眠いで、椅子から転げ落ちそうになりながら30時間を過ごした。

 

対策したのに30時間かかった陣痛

実際の陣痛をレポすると、私の陣痛は朝5時に始まった。生理痛のような痛みで起きた。その後すぐに生理のような出血感があった。トイレへ行くと、生理3日目くらいの出血があった。聞いていた”おしるし”より色濃いし量も多いので、気になり病院へ連絡した。

病院「激痛でなければ緊急度は低いと思いますので、9時になったら来てください」との事で、私は入院の準備をしつつ、朝ごはんを食べた。

モニターをつけるが一度家へ帰される

朝9時、病院へ。その日は日曜で、非常勤の先生だった。子宮口を確認し、ほとんど開いていないのと、モニターでもあまり”ハリ”がないので、私は一度帰された。この時は15分間隔くらいの、不定期の陣痛だった。痛みも小さかった。

家へ帰る車の中で私はふと考えた。「これが陣痛だったら、今日が子供でいられる最後の日かぁ。。」急にこんな気持ちがこみ上げた。これまで「子供がいる生活はどんなものだろう」とか、「この胎動がなくなるのは寂しいな」と思うことはあっても、「子供じゃなくなるのが、寂しい」と思うことはなかった。運転していた母が「子供が生まれても、あんたはいつまでも私の子供よ」と言ってくれたのが嬉しかった。

昼寝していたら破水

家へ着いた。朝早くから目が覚めたのと、眠りが浅かったせいで、すごく眠かった。横になるも、痛みと興奮で眠れない。昼ごはんを食べ、またベッドへ行った。ネムイ・・・その時!「ビュー、ビュー」と、生理2日目の出血の感覚が数回あった。しばらくじっとしていると、また「ビュー、ビュー、ビュー」と出る。

 

破水だ!

 

トイレへ行くと血ではなく、透明の液体。間違いなく破水だ。私は買い出しに出ていた母に大きいショーツと夜用ナプキンを頼んだ。母が帰る頃にはナプキンでは足りず、最終的におばあちゃんの紙パンツを履き、その上にナプキンを敷いた。もう、どんどん水が出てくるのだ。病院へ電話し、「入院準備をして、来てください」と言われ、向かった。

 

午後3時。病院で内診をしてもらい、一瞬で入院。まだ子宮口は1cm。お腹のハリを見るモニターもつけたが、全然張っていないということ。この時陣痛は7分間隔、だがあまり痛くない。

 

午後6時。だんだん痛くなって来た。横になるとお産が進まないと聞いていたので、立ってウロウロしていた。この日は日曜で、促進剤投与には院長の承諾が必要らしく、見送られていた。

 

午後8時。立つこともできなくなり、四つん這いになる。とうとう本格的な痛みで、陣痛の波が来ると「アアアアアアーーーー」と叫ぶ。痛い、痛いぞ!四つん這いも辛くなり、椅子に座る。テニスボールをお尻に当てると不思議なことに痛みが軽減される。

 

午後11時。痛みもすごいが、破水の量がすごい。どんどん「ビュービュー」出る。私は気になり助産師さんに「こんなに水が出て、赤ちゃん苦しくないですかね?」と聞く。すると子宮口の開き具合を見てくれた。

助産師「うーん、まだ2~3cmだね」

 

まだその段階か!

子宮口は10cmで全開し、お産となるのだが、14時間でたった1~2cmしか開かなかった私の子宮口に軽く失望する。

この時同時に「まだ序の口なのに、叫んでいては、もたないぞ」と思い、産前に読んでいた「ソフロロジー法」の、「ロウソクの火を吹き消すイメージで、ゆっくり呼吸する」を実践した。するとあら不思議、ロウソクを頭に描いていると、痛みが軽減されるのだ。アジをしめた私は、陣痛が来るたびに、頭の中のローソクに火を灯しては消した。

 

陣痛とともに一番辛かったのは、実は眠気だ。陣痛の合間は何も痛くないのだが、そこに先ほどまで陣痛に耐えた分の疲労が押し寄せ、とにかく眠気が襲って来る。何度も椅子から転げ落ちそうになった。

 

午前0時。まだまだ先は長い。夫に連絡するとTV電話が来た。夫が「大丈夫?痛いねぇ・・・」と優しい言葉をかけてくれるが、こちらとしてはテンションMAXすぎて、優しい労りの言葉なんて耳に入ってこない。むしろ「痛いね」と言われると、忘れようとしている痛みを思い出し、追い討ちをかけられる。私は「明るく応援して!」と怒り、一旦電話を切った。

30分後、1本の動画が夫より届いた。そこには今まで見たことのない、ポップな夫の応援が入っていた。さぞかし恥ずかしかっただろう。私はニヤリと笑い、もうちょっと頑張れそうな気になった。

 

その後3時間ほど夫とTV電話をつないでいた。コロナ禍で付き添いができないため、スマホでの対応となる。私は痛みつつも、22時間続いているこの状況に飽きてきた。「一体いつまで続くの」なんて思うと苦しくなるので、夫には流行りの音楽をかけてもらい、明るい状況を作ってもらった。

 

とはいえ、痛みと眠気は人生最大のものだ。ああ、またきた、

痛い、そして眠い

 

午前6時。とうとう陣痛促進剤を飲む。最初は錠剤を内服し、それでも進み具合が遅ければ点滴に移るという。私は30分おきに3錠の促進剤を飲んだ。私と母の予想では、「今日の夕方か夜くらいかな」と言っていた。

朝7時に院長が出勤したので内診してもらう。内診グリグリをされる。確かに痛かったが、もう、1日以上続いている痛みの中でのグリグリは、その痛みの印象も薄かった。

朝9時より陣痛促進剤の点滴が始まった。点滴の濃度はどんどん濃くなっていった。

 

それからどのくらい経っただろう、確かに痛いのだが、もはや陣痛の痛みが増しているかどうかさえ分からない。どうせ夕方までかかるのだから、あまり考えないでおこう。だが、もうテニスボールに押し付けられているお尻に限界がきている気がする。どれ、、、私は「分娩チェア」というものに座らせてもらった。

その直後の陣痛!私は毎回陣痛を「ローソク消し」で乗り切っていたが、それが効かない!

ゴオオオオオオ

 

!何かが押し寄せる!

これまで経験したことのない、股の痛みだ!

ん!?

膣、破れた!?

 

なんか、膣がブチっと言った気がする。ヤヴァイ。

私は助産師さんを呼んで内診してもらった、すると

「子宮口全開、分娩室へ行きましょう!」

 

えっ、、

マジで!?(嬉)

 

やった、やった、分娩室だ♪もう産める!この長い陣痛におさらばだ!!

促進剤が効いたみたいで、予想より早く分娩室へ行けることに。夫と母に電話し、「分娩室へ行けるよ〜、やった(泣)」と、まるでもうお産が終わったかのような喜び。因みにさっきの「膣が破れた感覚」は、実際破れておらず、分娩チェアに座ったことで、子宮口が広がったのだと考えられる。

私は車椅子に乗せてもらい、意気揚々と分娩室へ行った。分娩台へ上がり、「張りが来たら、深呼吸をして3回目でいきんで下さい」と言われ、その通りいきむが、なかなか赤ちゃんは出てこない。7回ほどいきんだ所で、院長が登場し、介助してくれたがやはり出ない。

院長「もう、赤ちゃんが苦しくなって来るので、次のハリが来たら、お股切って、吸引します

と言われ、あああ、会陰切開か・・・と悲しくなったがお願いした。そして10回目のいきみ!

 

ふんっ、ぎ、ぎゃぁぁぁぁああああ!!!

 

ホギャーホギャー!

 

で、でてきたぁ!(泣)

すぐに赤ちゃんは泣き、私は安心し、疲れでぐったりした。メガネをしていなかったので、その瞬間の赤ちゃんはよく見えなかった(笑)いや、もうどうでもいい、生まれさえしてくれたなら・・・。隣で母が動画を撮影していた。赤ちゃんの顔をよく見ると、に、似てない!この子が本当にお腹にいたの?なんだか不思議な気分だ

私は赤ちゃんに「がんばったね」と声をかけ、またボーッとした。

 

ああ、良かった。元気な赤ちゃんが生まれて来てくれて。妊娠中さんざん想像していた最悪の結末。そうならなくて本当に良かった。私は本当に、ただただ生まれてきてくれたことに感謝した。

 

 

第一子目の出産はこんな感じで、やはり痛さは例えようがなかったですが、感動しました。

次回は産後の入院生活をお届けします。入院生活は新しいことだらけで、めっちゃテンション高かったです。お楽しみに。

最後に、陣痛の感じと、私の出産の反省点を。

陣痛の痛みを例えると?

私は陣痛が弱い時は「生理痛」。強い時は「腰をガンガン打たれている感じ」だった。分娩直前はお股が痛かったけど、終始腰が激痛だった。痛みと並んで眠気もすごかった。陣痛→こっくりこっくり→陣痛→こっくりこっくりを1日続けていた。私のお産は”大量出血”だったらしいが、そんなの気にならないくらい、ただただ痛かった。

 

出産の反省点

第二子の出産に向けて反省点があるので列挙。

①股関節をもっと広げておくべき

子宮口が広がらず、股関節の硬さを痛感した。今度の妊娠中は四股踏みをして股関節を柔らかくし、お産に備えたい。

②あんなにいきまなくていいのでは?

次の出産は実家に帰らないので、産院が変わるが、今回の産院は「いきむ!」タイプの所で、何度もいきんだせいか、頬もお股も内出血していた。特に産後、股の内出血は会陰切開の後傷より断然痛く、むくんでゾウさんのキンタマ?のようになっていた。次はなるべくいきまないタイプのお産がしたい。

③テニスボールに頼りすぎた?

陣痛中、テニスボールをお尻の下に敷くと楽だったのだが、いかんせん30時間も続いた陣痛で、ずっとテニスボールに乗っていると、むちゃくちゃお股が痛くなった。もうちょっと、動いて、”いきみ逃し”をしよう。

④予定日近くに焦って腹筋をした

予定日が近づいても、「子宮口固すぎて、指すら入りません。重いもの持ったり、腹筋したりしてね。」と言われ、翌日本当に腹筋した。するとその翌日、出血→破水となり、お腹の張りや赤ちゃんの下がり具合はまだまだだったが、促進剤で無理矢理産ませた感がある。赤ちゃん、ごめんね。ちょっと焦りすぎたかも。

 

以上が第一子目出産の反省点。次はもっと気楽に、でもしっかり準備をして、今回の経験を生かしたお産をしたいな!

ABOUT ME
bonkayo
SE、ソムリエ、旅人、フリーライターを経て、フルリモートで会社員中。2歳娘と夫と3人暮らし。